これまで、この種のイベントではすべて「1番手」で登場でしたが、今回は初めて「トリ」で登場でした。
トリはそこまでの空気を読む必要があるため、すごくきつかったです。
しかも今回、私は会場とチケット代を決めた主催者でもあったし。
楽屋で時間が経過、自分の出番が迫ってくるにつれだんだん胃が痛くなってきます。
しかしだからといって、登場時にその緊張を二人とはいえお客さんに伝えてしまった事実に対しては「いかんなあ・・・」という心境です。
私もよくわかりませんが、芸人であるか否かとは関係なく、本の著者であれ、劇場の演者であれ、表に出る人間には「出してはいけない裏側」があると思うのです。
ここ最近、少々調子に乗っていた自分に気づき、しかも、その頭をブン殴られた気分です。
その昔、オープニングアクトを内輪揉めですっ飛ばしたガンズンローゼスに対して、ストーンズのミックジャガーが
「見せてはいけない裏側があるもんだぜ」
とコメントしたのを覚えています。ストーンズが言うからまた説得力十分。
弱みを見せるという先に何があるかというと、間違いなく「同情」があります。
表に立つ表現者が、いささかでもお客さんからの同情を肯定してしまうと、その先には「田中さんがやるんだから行かないとな」とか「田中さんに頼まれたから仕方ないよな」といった「政治家のパーティー的空気」が流れはじめるに決まっています。
するとやってくるのは内輪受けの、義務としての、そして金儲けチックなイベントの空気。
楽しさ、分かち合い、創造、プライドの対極。責任のなすり付けあいと義務の押しつけ。
・・・・・そんなことは、御免蒙りたい。
しかしそれを招くのは共演者でもなくスタッフでもなく、私自身の責任だということがわかりました。
いまいちど初心に返って、気を引き締めます。
実は、こんな内容をブログに書くことすら、本当に恥ずかしい限りです。
以後、二度とないようにしたいと思う次第。押忍。
(注)だからといって、それはメールをくれた二人の責任ではありません。
それどころか二人には気づきの機会を与えてもらい心より感謝しています。本当にありがとう。あなたがたのような方がいてくれるから長い目でうまくいくわけです(?)。私はそんなに簡単につぶれはしませんのでどうかご心配なく。
できればお二人には4月22日の紀伊國屋ホールに来ていただきたく。この場を借りてどうぞよろしく。