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2010年1月20日 (水)

昨晩ジェイカレッジを終え、打ち上げで飲み、そして志の吉さんと飲んで帰宅。
自分で話しながら、志の吉さんの落語を聴きながら、頭にぷかぷか浮かんできた疑問について1人飲んで考える。
疲れているのかいないのか、自分でもわからない。

今日は遅めに起きてジュースを1杯。ジムに行ってハードに追い込みヘトヘトになってからまた考える。

長い時の流れのなかで、われわれが得たものと失ったものはなんだろう?

戦後の1947年。日本人の平均寿命は50歳程度だった。
それが80歳まで長生きできるようになった。平和で豊かな世の中。
しかし「成長期」が延びたわけではない。私たちが手にしたのは30年も増えた「老後」である。

成長期を生きるのは難しくない。しかし老後の衰退期を生きるのは難しい。
私たちの人生と同じように、会社にも勢いのある成長期と下がっていく衰退期がある。

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志の吉さんと相談して、昨日は文七元結の長兵衛にメッセージを託しました。

私の講演「青天の霹靂 -時代を駆け抜けた三遊亭円朝-」
志の吉さん落語「文七元結」

うまくカネを稼ぐのも人生なら、衰退期を粋に生きるのもまた人生。
うまくいかないときこそ試され、それで生まれるものがある。

すべての参加者、スタッフの皆さんたちに届けばいのですが。

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・・・・・と、ここまで書いたところでメールを見たところ皆さんからメール多数。
嬉しいですねえ。元気が出てきました。
さあ、そろそろ体調も戻ったし、がんばろっと。(でも今日は休んで明日から)

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2009年10月29日 (木)

八重洲ブックセンターにて新刊記念講演会が終了。

八重洲ブックセンターにての講演会はもう4回目か、5回目か。
私にとって必ず何か余韻が残る不思議な場所。

実は今回、版元の編集・営業の方、書店の方、ゲストの池澤さん、各方面に無理をお願いしての会でした。
自分が「こういう会をやりたい」という思いを無理に聞いてもらっての開催。

お客さんの反応を顧みて、告知タイトルは「ダイエット」じゃなかったな、とか本の内容はこうすればよかったなとか。
伝えたいものが、ちゃんと伝えきれたのだろうかという不安感あふれる帰り道。
無理して開催したくせによ~と、首謀者はうつむき気味でござんす。

「あーあ」という思いははどこか別のところで返さねばなりません。
打ち上げにて生まれた新企画にこの怒りをぶつけるしかないな。

・・・・って、仕事を減らすんじゃなかったっけ、オレ?

・・・・って書きながら、ホントに気配が消えてないな、オレ。

しかたない。シュークリームでも食べて寝よっと。

何はともあれご来場の皆さま、どうもありがとうございました。
心と身体を引き締めて不況を乗り切りましょう。

P.S. 八重洲の講演会ではいつも「数年振り」の出会いがあり嬉しいです。
ロッカーT君、Iさん、ほか久しぶりの皆さん、ぜひメール下さい。

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2009年3月10日 (火)

天気がいいのは嬉しいですが、花粉症がつらくて死にそうです。

昨日は新宿ゴールデン街劇場がパンクしそうな多数のご来場をいただき、
「阪本啓一×田中靖浩 オレの話を聞け!」開催。

私の話は「肉食系男子を目指す健康法」
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阪本さんお話は「商いは頭でなく腹で稼ぐもの」
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2人で某雑誌の悪口をはじめ、大放談+質疑応答
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打ち上げはこの会にふさわしく「アントニオ猪木酒場」にて。
ダァーーーーッ!
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打ち上げや今日のメールでもらった来場者の感想をみると、2人の話の内容もさることながら、
「どうしてこの2人は、こんな無茶ができるんだろう?」
という興味や関心をもたれているようです。

まあ、マーケティングと会計の専門家が、ゴールデン街劇場で「俺の話を聞け!」という会をやるのは、ふつうに考えるとありえないようで。

でも、阪本さんも私も「ふつうじゃない」ことだけはたしか。
頼れるアニキ、阪本さんとは今後も無茶な企画を続けたいと思います。

来場の皆さんにも「ふつうじゃなくていいんだ」という、元気と気合いのお裾分けができていればいいのですが。

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2009年2月 1日 (日)

吉岡英幸さんと「ファシリテーション×会計」のコラボセミナーを開催。
「まぜるな危険」ではなく、「危険じゃないけどまぜてみた」というかんじです。
「新規事業の立ち上げ」というテーマについて講義とディスカッションで構成しました。

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会計に限らず、およそすべてのビジネス・スキル全般に言えることですが、
そのネタ自体を「学ぶ」ことと、その学んだ内容をどう「表現するか」は
まったく異なる次元の問題です。

たとえばMBAをとって陰口を叩かれるタイプの人(かなり多いです)と
いうのは、その知識自体ではなくその人の「自慢っぽさ」がまわりに悪印象
を与えているという例が多い気がするわけです。

たとえばエルメスの高~いバッグを持っている女性がいるとして、
それが本人に似合っていればいいんですが、似合っていない人というのもいるわけで。
悪いけど、ハタ目にはかなり滑稽に格好悪くうつる。
まあ、ビジネススキルもMBAもそんなもんだということです。

「数字に強い」というのも同じで、実際に知識があることと、それをまわりに
どう表現するかでまったくちがう結果が出てしまう。
まして数字というのはインパクトが強烈なので、みんなの意識がそこに引きずられて
しまう可能性=危険があるわけです。

さらにこの国には「宵越しのカネはもたねえ」とか「銭勘定ばかりしやがって」という
金を嫌う文化があるので難しい。

・・・そんなことをここ数年つらつらと考えていましたが、今回吉岡さんとの
セミナーで「知識を学ぶ」という頭でっかち状態を超えた「知識の使い方」と
いうテーマについて刺激を受けました。
今後ゆっくりじっくり取り組んでいこうと思います。

ところで吉岡さんは「頭のキレる人になる大喜利式発想脳トレーニング」という
シャレた本も出されている。
吉岡さん、こんどビジネス・大喜利会も一緒にやりましょう!
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2008年12月 3日 (水)

まぜるな危険!立川志の吉・御立尚資・田中靖浩・柳家喬太郎4人会
終了しました。

4kg痩せました。ここ数日だけで。
痩せるにはこういう無茶なイベントをやるに限ります。
志の吉さんと御立さんの話を聞きながら自分の内容を必死に考えた間だけで、
1kgは痩せたのではないでしょうか。

バクチをやらない志の吉さん「看板のピン」ではじまり、
次は和服の似合う現代の若旦那、御立尚資さん。
はじめて見た方が「いますぐ落語家さんになれそうですね!」
と驚くさわやかな弁舌で展開されるリーダーシップ論。
変化の時代のリーダーシップ論は落語ファンにも届いたようです。

続いては私、「戦略『腹』を鍛える」。
頭から腹への展開上、コンサルティングへの悪口が多くなりましたが、
御立さん、どうもすみません(笑)。
でも「不幸な時代を生きるのは腹の力」は今の私のポリシーです。

そしてトリをつとめてくれた喬太郎。
私と御立さんも大ファンの落語家さんです。舞台袖から腹で大笑いさせてもらいました。
会の趣旨やそれまでの出演者をさりげなく織り込んで展開される爆笑。
不思議な「狂気」全開。
演目の新作「夜の慣用句」はCDにもなっていますが、ぜひ聞きくらべてください。
今回のライブがいかに凄かったかがわかると思います。
「場の空気をつくる」とはこういう人のことです。

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舞台裏では熱心に働くスタッフたち。
映写係から緞帳スクリーンの上げ下げまで素人仕事。
その他、ボランティアの人たちも含め受付や楽屋準備などよくやってくれました。
今回の働きは文句なし。私が表で暴れられるのは君たちのおかげです。

また出演者の舞台裏も、表とまた違って興味深かったです。
気遣いの志の吉に、懐の広い親分御立さん、集中力の喬太郎に、気の小さい私(笑)。

まあ、とにかく終わりました。
満員でご来場のお客さま、出演者各位、お手伝いスタッフ、
チケット関係など助けていただいたサンライズ・プロモーションに
来場者全員にソイジョイを差し入れてくれた大塚製薬さま、
それから多くのお花や差し入れをいただいた友人・知人の皆さま、
すべての皆さまに対して心から感謝です。

どうもありがとう!

P.S.いちおう喬太郎さんも御立さんも「またやりましょう」と言ってくれましたが、社交辞令かもしれません。
私も疲れ果てて、やりたいようなやりたくないような複雑な気持ちです。

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2008年3月 7日 (金)

田中です。

3月12日(水)志の吉独演会、その後の懇親会共に締め切り間近のようです。
お申込のかたはお早めにどうぞ。

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昨日、東京ミッドタウンホールに講演で行ってきました。いちおうちゃんと仕事はしています。
新しくて立派なホールです。設備もバッチリ。
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この講演会、第1部が塩川元財務大臣の講演、第2部がS日本監査法人の会計士先生による「内部統制」講演。
続いて第3部が私。

すいません、思いきりS日本監査法人のインサイダーをネタにしてしまいました(わざとです)。
関係者の皆さま、どうかお許しを。だっておもしろいし(笑)。

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2008年2月18日 (月)

・・・・・・・。
読者のために講演の内容とか、すこしは気の利いたことを書けないものですかね、ウチの弟子は。
ちりとてちんを見た読書感想文でも義務付けないとダメみたいですね。

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週末の16日(土)六本木ヒルズの楽天大学にて、「楽の経営・2人会」を阪本啓一さんと開催しました。

「何が始まるんだろう?」となんとなく不安と期待のお客さん。
もっと不安な出演の2人。打ち合わせも事前準備も一切なし。資料も禁止。

講演はジャンケンで私から。
考えながら話し続ける過酷なアドリブ45分。
言葉を選びながら、お客さんの反応を見、脳みそで次の内容を考る、という五感フル回転。
私に続き、上手に流れを引き継いで笑いを取る阪本さん。
その後、わがままオヤジ2人のトークショー。
懇親会では意外にも「元気が出ました!」とのお褒めの言葉多数。
今日も「帰りに2人の著書を買いました」とのメールが届く。嬉しいことで。

講演者にとって「勉強になりました」という感想がステージ1。
「面白かったです」と言ってもらうのがステージ2。
その先にあるのが「元気が出ました」というステージ3だと実感。

この会をやり遂げたことで、なにか大きなことがひとつ終わり、また新たに大きなことが始まった予感。

「楽」な人生なんていらない。「楽しく」生きるために
 ・不安の首輪をはずす
 ・イメージする
 ・欲深く生きる
 ・とにかく実行する
会が終わって私自身凄く元気が出てきました。さあ、明日からまたガンガンいくぜ!



<阪本さんへ>

スリリングな会、お疲れさまでした!
非常にキツかったですが、いつにないチャレンジで楽しませてもらいました。
でも、こんなに自分たちばかりキツいのも考えものなので、別の新企画を考えてみました。

こんどは客を甘やかさないで、「客にとってキツい会」をやりませんか?

2人の講演をどこかで開催する。日時は決定しておいて場所だけ不明にしておく。
「新宿のどこか」くらいのかんじで。
開演のジャスト1時間前にヒント(=謎解き)だけを参加者に携帯メールで送る。
そのヒント(=謎解き)を見事解いて、講演場所を探し当てた参加者だけが少人数講演会に参加できるというのはどうでしょう?
参加者に明智小五郎の気分を味わってもらいましょう。
これぞ本当の地頭。21世紀をサバイバルに生き抜くための生命力。
でも、誰も辿り着かなかったら仕方ないので2人でお茶飲んで帰りましょう。

スポンサーつけて金品もらって、1番の到達者には懸賞出すという手もありますね。
いかがでしょうか? お返事をお待ちしています。

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2007年12月19日 (水)

ウィーン日本大使館・領事館に併設された日本情報文化センターにて著書寄贈の図。

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ザッハ・トルテとか呼ぶらしいチョコレートケーキ。味は?? 日本人には濃すぎ。
お約束の品らしいのでおみやげに持ち帰ったら、娘から「トップスの方がおいしい」と言われた。
むかつくけど納得。

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結局、この甘ったるいケーキとコーヒーで3時間も小説を読んでしまいました。

地下鉄の扉は自分で開けなさい!の図。

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2007年12月18日 (火)

街にジングルベルが流れる時期ですが、11月末のウィーンもすでにクリスマスでした。
ウィーンの広場に季節限定で登場していたクリスマス屋台をご紹介。

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↑屋台とはいえ色がクリスマス


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↑日本では見かけない「お酒+リキュール」屋台

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↑クリスマスっぽいキャンドル屋台

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2007年12月12日 (水)

<速 報!>

来年1月15日(火)、志の吉さんと2人でジェイ・カレッジへの再登場が決まりました。
一昨年の初公演からはや二年。
ビジネス界の観客を怖がらなくなった志の吉さんと、話がうまくなったと評判の(?)田中靖浩の成長を見にぜひお越しください。
詳しくはこちら → ジェイカレッジのHP

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最近会う人会う人に「ウィーン王国はいかがでしたか?」といじめられています。
「ウィーン旅行記といいながら到着だけで終わっているじゃないか!」という声も多数。
リクエストにお応えしてせめて写真でも。

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↑今回の目玉「国境なき合唱団」の演奏が行われた楽友協会大ホール。
「楽友協会ホール」という名前から「・・・区民会館」のような、こじんまりしたホールを想像していましたが大きな誤解でした。
豪華絢爛、目が回るようなすげえホール!
今回のツアー本隊、数百人規模の日本人大合唱団+ウィーン・フィルの演奏も圧巻でした。
(昼間歩きすぎで疲れ、ときどき寝てしまいましたが)

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↑ Running Sushi = やっぱり回転寿司でしょうね。世界的に人気。

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2007年12月 7日 (金)

さてJALの女性と話していると、ほどなく「あ~、田中さーん、いらっしゃ~い」
と、信じられない緊張感のなさでツアー企画者M氏がロビーに登場。
さあ、役者が揃ってきた。
真実が明かされるときが刻々と近づいている。
いったい何がどうなっているというのか?
私の酔いもいっぺんに醒め、体中に緊張感が走る。
ここで、すべてが明かされる衝撃の一言。

「田中さんを除く全員、フランクフルトで乗継便に乗り遅れたらしいです」

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なんとフランクフルト空港ではぐれた私を除く「講師+参加者」の全員が一丸となって、乗り遅れていたというのだ。

しかも乗り遅れたうえ、そのあとの便にも乗れないかもしれないという事態に陥り、フランクフルト空港で立ち往生。
私が飲んでいるあいだじゅう、本人たちとJALの現地関係者の皆さんは大騒ぎ、対応に大わらわという状況になっていた。

そんな大騒動の中、一人「正しく乗り継いだ」私のことはすっかり忘れ去られてしまったらしい。

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利口というのはバカの反対概念である。
利口が利口として成立するのは、バカあってのことなのである。
バカが一人もいないで利口だけになってしまうと、利口なはずの集団は壮大なバカになってしまうことがある。(社会保険庁を見よ)

おそらくフランクフルトで一団となって行動した一行は、その全員が講師を含む利口な集団だっただけに油断が生じてしまったのか。
あのJALがうしろに付いているという安心感も手伝って
「誰かがなんとかしてくれる」
「おかしなことが起こるはずはない」
という思いで一杯だったのだろう。
まるで日本大企業の縮図をそこに見る思いだった。

一方、はぐれてしまった野良犬な私は、ひとりだからこそ身を守るために正しい道を選ぶことができた。
なんという皮肉。

しかも乗り遅れた彼らには感動のストーリーとウィーン空港への迎えが付き、私には自腹のタクシー代とビール代の負担が残った。
日本で少数を生きるものは、こうした孤独に耐えていかねばならない運命にある。
タクシー代40ユーロ、ビール代30ユーロ、ウィーンでの孤独、プライスレス。

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さて、ホテルのロビー。
深夜になって一行が到着。手ぶらで本人たちのみ。荷物無し。
予定便に乗り遅れたため、フランクフルト空港で荷物が取り上げられたらしい。
(近年テロ対策のためチェックが厳しい)。

ここに到着するのにそれはそれは大変な思いをしたとのこと。
ギリギリでJALの関係者Oさんに助けられるという感動のストーリーだったらしい。
ロビーで感動を分かち合う仲間たちを、その輪からすこし離れて私は見ていた。

※参考までに、乗り遅れた人々の状況についてはこちらをご覧ください
 参加者「多夢郎」さんのブログ → こちら

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騒動の翌日、ヒルトン・ドナウ・ホテル最上階。
ドナウ川そしてウィーン市街が見渡せるという、これ以上ない会議室。
昨日の興奮醒めやらないメンバーたち。感動と一体感に包まれた素晴らしい講演会がはじまった。

私の出番。講演開始。冒頭に一言。

「みんな、いいかげんにしてくださいよ。
 飛行機ぐらい、ちゃんと乗りましょうよ。大人なんだから!」

<完>

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2007年12月 6日 (木)

ヒルトン・ドナウのフロントで、フランス人形に似た女性に状況を訊ねるも、彼女も困惑気味。

「とにかくオレの部屋のキーをくれ!」と話したつもりだが、混乱し興奮した私の英語は彼女の耳に
「はよう部屋のキーをくれって言うとるまんねんでござるよ!」
というかんじに聞こえていたと思う。
部屋にチェックインもできない。一向に事態は改善されない。

このへんで私もいよいよ開き直ってきた。
ここが世界のどこであろうと、自分がどういう状況であろうと構わない。
もう知らん。私は決めた。
「飲もう。」

フロントの奥にバーが見えたのでそこに行って飲もうと決めた。
でもせっかくドナウ川のほとりのホテルらしいので、バーに行く前に夜のドナウ川を見に行った。
夜だからなのか、青くて美しいはずのドナウ川はお世辞にもきれいとはいえず、江戸川と似たようなものだった。

さてバーに戻り、ソファーに腰掛け、ひとりビールを飲み始めた私。
いったいどれだけ飲んでいたのか、時間の感覚はない。
大きな生ビールを5杯くらいは飲んだと思う。
だんだん酔いが回ってどうでもよくなってきた深夜、フロント付近に一人の日本人らしき女性が登場。

事態の打開策を失いつつある状態、仕方がないので手がかりを見つけるべくその日本人女性に話しかけてみることにした。

・・・・と、その人はJALの関係者だった。私だとわかるとその女性が一言。

「なんで田中さん、ここにいるんですかあ??」

<まだつづく>

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2007年12月 5日 (水)

会う人会う人、そしてメールでも「早く続きを書いてください」「もったいぶるな」という催促多数。アクセス数も急増。
書きたいのは山々ですが、仕事の疲れと睡眠不足と宴会の酔いで限界です。
続きはどうか明日までお待ちを。

それにしても、なんで自分のブログでこんなに催促に怯え、謝らないといけないのか、よくわからない。
原稿の催促とプレッシャーににおびえ暮らすわが人生。

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2007年12月 4日 (火)

とりあえずタクシーに乗り込む。片言の英語を話す運転手との会話

必要以上に陽気な若い運ちゃん:「どこ行く?」

黒ずくめの服装で怪しそうな私:「質問があるんだけど。ここってウィーンだよね?」

運:「(ジョークだと思って明るく)もちろんここはウィーンさ!、それでどこに行くんだい?」

私:「もう一つ質問があるんだけど、いいかな?」

運:「OK、何でも聞いてくれよ!」

私:「(大真面目に)ウィーンってオーストリアの都市だよな? な、そうだよな?」
※この段階で運転手は「なんかヘンなヤツ乗せちまったな」という空気を感じ始めた模様。

運:「(若干引きつって)そ、そうだよ」

私:「じゃあいいや、OK、OK。ちょっと市内観光してからヒルトン・ドナウまで行ってよ」

運:「(警戒気味)もう夜遅いから、早くホテルに行った方がいいと思うよ」
※こんなやつと市内観光したくないという空気がありあり。

・・・・・というわけで、軽く市内を回りながらヒルトン・ドナウに到着
もちろんそこにも日本人は誰もいない。しかたないので私はフロントに向かった。

<つづく>

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2007年12月 3日 (月)

私たちが朝起きてから夜寝るまでに起こる97%は「想像可能」な出来事である。

たとえば地下鉄の車中、不機嫌に黙りこくっているカップルを見れば、すこし前のケンカを想像することができる。
たとえば大騒ぎの街中、消防車が集まってごった返す火事現場に出くわせば、出火原因のいくつかについて想像を巡らせることができる。

しかし、人生にはまれに、「想像不能」なことが起こる。

かつて私との待ち合わせに遅れてきた友人Tは、これ以上ない晴天のもと、黒い折りたたみ傘を差してやってきた。
なぜこんな快晴に折りたたみ傘なのか。ぜんぜん分からない。日傘でもあるまいし。
「なんで傘差してんだ、おまえ?」
そう訊ねた私に、彼の答えはふるっていた。

「乾かしてんだよ」

・・・・これぞ想像不能な回答というものであろう。
絶句し感動した私は、20年以上経ってもあの回答を忘れられない。
おおっと、話がいきなり脇道にそれてしまった。

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たったひとり、その孤独の理由も知らずに空港に立ちつくす私。
これぞ「想像不能」な状況の典型である。

言われたとおりに乗り換え、目的空港に着き、荷物を手にして外に出たはずである。
なぜ同行者(講師+参加者一同)が誰もいないんだ。
いちおう講師で来たはずなのに、なぜ迎えがいないんだ。どう考えてもヘンだ。
おかしい。絶対におかしい。

それに加え、私の頭を混乱させる重大な要因があった。
それをここに書くのはあまりに恥ずかしい。
しかしこの事実を書かないとドキュメントたり得ないので書くことにしよう。

到着のときまで、私はウィーンを国だと思っていたのである。

それなのに空港に着くやいなや飛び込んできたのは
「Welcome to Austria!」の看板。
それを見た私は、思わず心の中でこう叫んでしまったのである。
「やべ! ウィーンじゃなくてオーストリアに来ちまった!」

呆然、困惑、混乱、焦り。
あらゆる感情が全身を包みつつ、時間だけは刻々と経過する。
もうこうしていても事態は一向に改善されないことだけはたしかだ。

よくよく行程表をみると、たしかに指示された飛行機でここまできている。
もしかしてやっぱりここはウィーンではないのか?
どう考えてもウィーンだ。
一見オーストリアに見えるここはきっとウィーンなんだ。

しかたがない。こういうときは一歩踏み出すしかない。
私は意を決し、難しい顔つきで(たぶん)、戦場に舞い降りた兵士の気持ちでタクシー乗り場に向かった。

<つづく>

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2007年12月 2日 (日)

昨年の12月1日は、「数字は見るな!」新刊記念で、渋谷で講演を行った。
今年の12月1日も偶然に同じ渋谷にて、学生さん中心の参加者に講演。
mac氏に前座をお願いし、マクラが長すぎて制限時間を大幅に超過、オチを話さず終わるという不良落語家級の講演でした。
参加者の皆さん、どうか時差ボケということで許して。
講演の中身は上手にまとめてくれた淺田くんのブログで → こちら

それにしてもこの1年は本当に長かった。
自分は変わっていないつもりでも、仕事を中心にこれだけ環境が変わると対応するだけで精一杯。
せめて今月から来月は執筆中心に送ろうと思います。

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「ひとりぼっち」ウィーン旅行記は明日より再開します。

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2007年11月30日 (金)

先週末、成田空港にて関係者に見送られ、ウィーン・ツアーの講師+参加者一行が出発。
JAL便でフランクフルトに到着。
そしてフランクフルトで乗り換え、ウィーン空港に到着。

・・・・のはずが、空港に到着してまわりを見渡してみると誰もいない。
一緒に来たはずのご一行が、だーれもいない。
のみならず、出迎えてくれるはずの関係者の影も形もない。

異国の空港にたった一人。理由はまったく不明。

一体ここはどこなんだ? 本当にここはウィーンなのか?
ウィーンにしては空港がショボすぎるぞ。
自分だけ乗る飛行機を間違ってしまったのか?
そのとも、みんなが神隠しにでもあったのか?

この状況をどう解釈していいのかわからず、長い時間、ひとり空港に立ちつくす私でした。

<つづく>

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2007年11月16日 (金)

鶴岡市にて、管理会計=management accoutingのオープンセミナー。
地方で管理会計の講義を一日行うというのは初めてのことでした。

もともと管理会計は「経営に役立てる会計」。
ひとつでもふたつでも受講者にとって経営にとってヒントになる内容が話せれば、と思いつつ、そのエッセンスを一日で、しかも面白く話すというのはかなり難しい。
なんとか反応のいいお客さんに助けられ無事終了。

昨晩鶴岡入りして、今日も終演後すぐ飛行機に飛び乗って帰還。
日が暮れるのが早いため、昼間の街を見ることなく終了。
私にとって鶴岡市の記憶は真っ暗。残念。

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2007年10月21日 (日)

石川県能美市へ行ってまいりました。昨年に続き松井秀喜の故郷へ再び。

中小企業経営の指導で定評ある坂本篤彦氏と一緒に「経営革新塾」講師。
2日間に渡る長時間の講演でしたが、2人が交代して講演しテンポ良く進みました。

「中小企業」という日本語には、どこか「大企業」に比べて劣っている、発展途上であると、いう響きが感じられます。

でも全国各地方、中小企業経営者にお会いしてみると決してそんな感じはしません。
(皆さん、口では「うちなんか小さいから~」とおっしゃいますけどね)
講師から見ても、当事者としての目の力強さがあります。
東京の大企業対象の講義では感じられない強さ。

「給料をもらっている人間」にはない、「給料を払っている人間」の喜怒哀楽、とでも表現すればいいのでしょうか。
私が資金繰りの話をすると、へんなとこでウケたりします。

今回もそんな参加者の強さ、熱のようなものに当てられたせいか、
「経営革新なんかしなくてもいい」とか
「会社が潰れるならそれもまた人生」とか
会計とはまったく関係のない暴言の数々でした。参加者の皆さまどうぞお許し下さい。

でもホント、こういう机上の空論を離れる機会はありがたいです。新鮮な気持ちになれます。
時間が許す限り、狂い始めた東京を離れて、「中小企業のオヤジ」を応援する機会をつくっていきたいと思います。
自分自身も中小企業のオヤジだし。

おみやげはもちろんこれ↓ (メジャー松井秀喜サブレ)
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2005年12月12日 (月)

今日は小樽。

某地域振興団体の講演にお呼びいただく。気軽に行ってみれば、長期日程の初日キックオフの日、新聞社の取材まで来ている。急遽演目を変更し、会計というより大げさな「時代」の話に変更して対応。

夜はこだわりのお寿司屋さんで御馳走になる。本気でうまい。その後ホテルに戻るも、今日1日を「さます」場を求めて再びフラフラと-5度の小樽の街へ。粉雪降る街で小さな飲み屋に入り、オヤジとの話を肴に一杯。やっと落ち着いてホテルに戻る。

道は真っ白、街の空気は冷たく、厳しい。もう小樽は冬です。

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2005年11月27日 (日)

この忙しい日々の合間を縫って、しかも土日参加という、長い長い速読セミナーが終わった。

・・・・私はもちろん知っている。
ここ数日に速読セミナー参加を話した弟子、友人、先輩たちが、いま私に熱い視線を注いでいるという事実を。
「師匠はホントに朝早起きして参加しているんだろうか?実は競馬場に・・・?」(by 弟子たち)
「あの口の悪い田中がどんな悪態をつくのか楽しみだ」(by 友人・先輩たち)

ぜーったい、みんなそう思っているにちがいないのだ。
速読というものが2日間でマスター可能であるかどうかという、未知なるものへの好奇心と相俟って、皆、今晩から明日にかけて、興味津々とこのブログを訪れることだろう。

結果から言おう。 2日間で速読の技術がマスターできたかどうかであるが、

そんな美味しい情報を簡単に教えると思ったか! 甘いねえ、みんな。

インターネット、ブログといった情報収集ツールを駆使して、有効かつ有益な情報を入手しようなどという了見がもはや「下流社会」的なのだ。

本当に「価値ある」情報というのは苦労して手に入れるものなのです。

というわけでいつかはブログに書くかもしれませんが、結論を早く知りたい方は個別に夕食にでもお誘いいただければコッソリお伝えします。
お誘いに際しては、下記の本にある料理を速読して選んだのち、ご連絡ください。相談に応じます(?)。

 東京最高のレストラン〈2005〉  ぴあ刊

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2005年11月21日 (月)

今日は午前中、休日明けでエンジンがかからないまま、半蔵門にて「経営計画」策定支援についての講演。某政府系団体の主催。昨年、経産省主催のあるプロジェクトの委員を引き受けた流れで講師になってしまう(似合わない)。で、全3回引き受けたうちの今回が最終回。参加された方には申し訳ないが、税理士、会計士、中小企業診断士といった「プロ」相手の講演はやりにくいことこの上ない。自分の親父に説教するようなものだ。

それにしても私が講師をした東京だけで400人。3回の講演は全部ソールドアウト。大阪はじめ、各地区の講演も全部満員だったそうだ。「経営計画」の策定支援というのはそれほどのテーマなのか、と少々驚く。

未来より過去にこだわりすぎるのは会計の悪い癖である。どんな恋愛だって過去のことばかり気にしていては相手に嫌われる。過去に夢はないが、未来には夢と希望がある。会計への関心が過去(決算書・申告書)から未来(経営計画)へと移ってきた、というのはきわめて健全な変化である。うん。

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