前々から歌詞を聞いて、何歳のどんな人なんだろうなあ? と思っていた。
ひょんなことから作者のことがすこしわかった。
みんな知ってた?
アンパンマンの作者、やなせたかしさんが86歳だってこと。
「手のひらを太陽に」の作詞者でもあること。
やなせさんは中国での戦争体験があるそうだ。
だからこそ命の大切さを知っている。命の大切さを詩にする。
そのことを分かったうえで「アンパンマン・マーチ」の歌詞を見てみよう。
「そうだ、うれしいんだ生きる喜び
たとえ胸のキズが痛んでも
なんのために生まれて、なにをして生きるのか?
答えられないなんて、そんなのはイヤだ
今を生きることで、熱い心燃える
だから君は行くんだ微笑んで
そうだ、うれしいんだ生きる喜び
たとえ胸のキズが痛んでも
ああアンパンマン
やさしい君は 行けみんなの夢守るため」
どう、この歌詞?
この歌詞には子供たちに対する手抜きがない。
いま君たちにはわからないだろうが、いつかこの歌詞の意味が分かる日が来るよ、という大きな大きな暖かさがある。しかし、そこにみせかけの優しさはない。
子供への教育でも、大人に対するビジネス書でも「分かりやすさ」や「親切さ」に名を借りた手抜き、幼稚さが横行しはじめている。
物事を簡潔に表現することと、手抜き・幼稚なことは絶対にちがう。
子供たちが口ずさむ「アンパンマン・マーチ」を読み返してみて、なんていい歌詞なんだろう、と改めて思った。親こそ読んでおきたい歌詞だよね。読めば読むほどアンパンマンになりたくなる(?)。