書に歴史あり
昨夜からすこし体調が悪く、咳も出だした。
朝起きても体が重い。明らかに最近の無理な活動の反動で、自分の「気」が落ちてきているのを感じる。ちょっといろんな仕事やプロジェクトに首を突っ込みすぎ。興奮しすぎ。飲み過ぎ。叫びすぎ。騒ぎすぎ。暴れすぎ。(みなさまごめんなさい)
無理を続けたせいで体と心が弱り、気を病む寸前。
こうしたときは自分の内なる声を聴いて休むが肝要。風邪を引いて休むくらいなら今日休むことにしよう。
仕事場に向かった足の方向を変え、上野公園へと散歩に向かう。
いろんな催しの中から「書の至宝-日本と中国-」を選んで東京国立博物館へ。
中国から日本へと海を渡り、わが国で「かな」へと展開する書の壮大な歴史絵巻。なかなか見応えのある内容でした。
「弘法にも筆のあやまり」三筆のひとり、弘法大師空海の書や、なんと聖徳太子の書もありました。漢字が伝達手段を超えた「美」であることを実感。だから「書は人なり」なんですね。
静かに書をみつめていると、書き手のあたりに漂う静謐な空気がこちらにも伝わってくるようです。硯と筆を前にした先人の「気」との時を超えた邂逅。すばらしいです。
楷書、行書、隷書・・・・コンピューター全盛の時代、われわれは書を単なる「フォントの種類」にしてしまいました。
「書にも歴史あり」。
字が下手な私でも、せめてその歴史と美しさを感じる心だけは失いたくありません。
うん、ここにはもういちどやってくることにしよう。
昨日の狂言、今日の書と「信頼できる職業」どころではないので正解はまたまた延期。
posted at 17:35 in 文化・芸術 | コメント (2) | トラックバック (0)


