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2016年12月22日 (木)

 一昨日の12/19、「お笑い・孫子の兵法」と題した田中靖浩・オオタスセリ・板谷和代3人会を開催。無事に終わって、大いに飲んで、どっと疲れが出て、きのうは使いものにならない1日を過ごしました。年末、溜まる一方の仕事に「懺悔」しています。

 会場にはたくさんのお花・お菓子・お酒などの頂き物が届き、ありがたく頂戴いたしました。また今回の舞台、ご近所シモキタの喫茶店の方がお越しになりました。こういうの嬉しいですねえ。いつものビジネス講演では味わえない喜びです。

 記録を見たところ、スセリさんとの初共演は2006年でした。もう10年以上前になるんですね。あのときは落語家・晴の輔さん(旧・志の吉)と一緒でしたが、今回は板谷さんとの共演。お笑いとビジネス、真逆の世界を生きる女性2人をくっつけるという、まことに無茶な舞台でした。

...

 相変わらずのスセリさんコントに圧倒され、、お笑いの初舞台にも係わらずまったく動じない板谷さんには大物感を感じました。緊張するんですけどね、ふつう。連ドラ主人公の旦那なんて、緊張して倒れたというのに。

 ウィーンで初めて会ったとき「深々とお詫び」された板谷さんと、まさかこんなかたちでご一緒するとは思いもしませんでした。あのJALを訴えようかと思ったウィーン事件からも、ほぼ10年。

 今年も終わりに近づくいま、「この10年」について思いを巡らせています。
   思い返せば、ずいぶんアウェーな戦いばかりの10年でした。当然のことながら、予期せぬことばかり起こった10年ですが、まあまあ良き人生だったのではないかと。
 いろんな事情から、つい守りに入りがちなお年頃ですが、ピンチこそ攻め続けなければいけません。不況だからこそ、守りに入ったら負け。

   来年もまた、たくさんの「楽しい場」をつくって行こうと思います。
 21世紀の商売人は「楽しい場」をつくるのが仕事。
 広島、福岡、カンボジア、シンガポール、バンコク、ジャカルタ・・・さて、どこへ何こうか? 日本及び海外の皆さま、そのときはどうぞよろしく!
 
 さしあたり、来年末にはバーションアップした田中・スセリ・板谷3人会を行ないます(勝手に決めました)。関係者の皆さん、どうぞよろしくお願いします。

 スセリさん、板谷さん、ご協力頂いた孫子女子の皆さん、そしてご来場の皆さま、このたびはどうもありがとうございました!
 どうぞ良いクリスマスを!

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2016年10月13日 (木)

 守屋淳さんと一緒に出演した八重洲ブックセンター・トークショー終わりました。
 たくさんの皆さんにご来場いただき感謝!
 この会の模様は後日、日経のどこかのサイトに掲載されるそうです(あぶない内容をカットする作業をしなくては・・・)。

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2016年9月21日 (水)

田中靖浩×阪本啓一×仲山進也 ビッグウェンズデイツアー in 広島。
夜の懇親会特別編はビールマイスター重富による「瓶ビールによる3度注ぎ」。
本日の参加者が一番集中した瞬間。

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2016年9月 7日 (水)

 全国各地からお集りのホテル・旅館経営者の集まりにて基調講演。そのあと天皇陛下やローマ法皇に料理をお出しする奥田政行シェフの特別コースを、ご本人フル解説付きでいただく。これぞ「役得」と言えましょう。

 その料理もさることながら、ご本人の言葉からにじみ出る柔軟さとプライド、そしてOODA力に感服いたしました。
 「自分など、なにも仕事をしていない」
 精神的ショックは大きい。明日から性根をいれかえて仕事します。

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2016年9月 4日 (日)

 台風の悪天候を心配した福岡ツアーですが、遠慮した台風が速度を落としてくれたおかげで雨なしで終えることができました。東京にも無事戻り、いま「文化祭の後」の余韻を感じています。
 でも九州はこれからが台風本番ですね、そちらの皆さま、どうぞ気をつけてね。

 ビールスタンド重冨を出張いただいた友情出演の重冨さん、まいど講演で新たな刺激をくれる航空自衛隊・伊藤さん、そして主催&協力いただいたサンコンダ、初村さんはじめ福岡の仲間たち、欠席ゼロでニコニコ聞いてくれた参加者の皆さん、どうもありがとう!
 おかげで気分スッキリ、明日から新鮮な気持ちで仕事に向かえそうです。

 勢いで孫子勉強会・福岡支部を立ち上げることにしました。これから準備に入ります。また、某・社会貢献プロジェクトを福岡からはじめます。これからたびたび九州に向かうことになりそうです。どうぞよろしく!

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2016年7月30日 (土)

 日経新聞本社にて、新刊の解説を書いてくれた伊藤大輔さんと一緒に記念講演会を行いました。

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2016年7月10日 (日)

 若い会計士たちに「機動戦で戦え」講演。こうして昔語りの自慢を始めると、もう老人の域と言えるでしょう。

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2016年6月 1日 (水)

ヘンリーフォードが1908年から売り始めたThin Lizzy(T型フォード)は飛ぶように売れました。これがデトロイト・ロック・シティの始まりです。

いきなり規模がデカくなって頭を抱える商売人たちに「うまくいく秘訣を教えよう」と立ち上がったのが、シカゴ大学の会計学教授。彼は全米で初となる「管理会計(Managerial Accounting)」講座を開講しました。1920年のことです。
会計教授は一気に有名人となり、彼は自らの名を付したコンサルティング会社を創立しました。
その名をミスター・マッキンゼーといいます。...
彼が当時シカゴ大学で教えていた「管理会計」の内容については数日後に発売の私の新刊をご覧ください・・・・と、コマーシャルはさておき。

今回のツアー、20世紀工業社会の始まりに思いを馳せつつ、自動車のデトロイトから管理会計誕生の地、シカゴ大学までやってきました。

我々が教えている管理会計の枠組み、その内容はこの地で100年前に教えられていた内容と大して変わりません。これはつまり、我々がまったく仕事をしていないということです。

変えるべきものと変えてはいけないもの。
これまでとこれから。
次に世代にどうやってバトンを渡すべきか。考えねばならぬことが山積みです。まだまだ気合いを入れて頑張らねば。

それにしても講演で来たはずが、新刊発売直前、そこに書いた内容の地を巡ることになろうとは、何という偶然。神様に「仕事せい!」と言われている気がします。

写真はシカゴ大学で買った孫子の兵法(The Art of War)の豪華版。ここでこの本に出会うのも不思議な縁。

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2016年5月30日 (月)

シカゴに来てから気になって仕方ないことが一つあります。書きにくいことですが書きます。
  前回ここを訪れたときは零下10度の厳寒だったので気がつきませんでしたが、気候の良い今回はやたら気になる。
  道行く人たちが、みんなあまりにもふくよかすぎるのです。

  例えば母娘連れを見ると、子どもはみんなちっちゃくて細くてCute 。それがどうして大人になると・・・・で、・・・・な感じになってしまうのか???

...

  シカゴ講演の参加者にお聞きしたところ、この近辺は全米でも肥満率が極めて高いとのこと。それはそうでしょうな。

  肥満の原因の一つが、ヘンリーフォードのせいです。彼が作った自動車が100年の間に進化し、安くなり、普及し過ぎたことで、みんな歩かなくなってしまった。高校生まで車で学校に通うシカゴでは「ほとんど歩かない生活」を送っています。

もう一つが食い物です。私もシカゴに来てから胃がもたれてしょうがない。絶対食い過ぎです、ここの人たち。しかも太りそうなものばかり食っている。

半分呆れながら、その「自らの欲望にフタをしない」姿には尊敬の念を覚えます。だからこそアメリカ人はフィットネスジムを生み出し、ダイエットサプリメントを生み出せるのでしょう。欲望はイノベーションの母であります。

胃もたれしながら、無事にシカゴ講演も終了しました。会場&運営でご協力いただいたCDHの皆さまには深く感謝します。

写真は懇親会での1枚。臨床心理士のasako(ちなみにシカゴ的でない美人)。2年前の講演に続き参加してくれたAlex、どうもありがとう!

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2016年5月28日 (土)

Thin Lizzyといえば高校のときよく聴いたアイリッシュロックバンドですが、それはまた「T型フォード」の愛称でもあります。

今回の米国ツアーで、どうしてもThin Lizzyの実物を見に行くと決めてました。なぜなら月末発売の新刊でヘンリーフォードとT型フォードについて取り上げているからです。

「さあ、治安の悪いデトロイトへ突っ込むぞ!」

ホテルの前のホームセンターでヘルメットを買ってデトロイトへ向かおうとしますが、調べてみると、どうも様子が違う。フォード本社のあるデトロイト「近郊」のDearbornは治安が良いらしく博物館まであるのだとか。なんだと拍子抜け。

結局、ヘルメットを買うのは止めて、ヘンリーフォード博物館に向かいました。アホみたいな広さの博物館にてThin Lizzyはじめ自動車黎明期の実物とご対面。そのあと超巨大工場を見学。

自動車がどれだけ生活を変え、労働と雇用を変え、そして社会、経済を変えてしまったか。
そして、その時代に培われた常識に、私たちがどれだけ囚われてしまっていることか。

・・・ちょうど新刊でそんなことを書きましたゆえ、発売直前にこの地を訪れることになるとは、まさかの偶然を感じます。
見学した工場、通称Rougeの始まりから今年でちょうど100年。ここまでの100年とここからの100年、さて何を残し、何を変えるべきであるか。
ヘンリーフォードのちょうど100歳歳下の私はいちおう真面目に考えています。

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2016年5月25日 (水)

眠れない飛行機の旅11時間、加えて自動車でハイウェイを飛ばすこと5時間。計16時間掛けて、デトロイト近郊Livoniaに到着。
金髪の重富さんが出してくれた地ビールで乾杯。ビールはうまいが疲れた。早く帰りたい。

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2016年4月25日 (月)

 日曜日の夕方、新刊ゲラを前に唸っていると、同じく宿題を抱えた息子が「ファミレス行って一緒にやらない?」。父子2人、ガストでジュースをチューチューしながら、それぞれの課題に取り組みました。こういう幸せを忘れていたなあ、と。

 土曜には「商売人育成CAT塾・第1期」が終了。ゲスト講師・カメラマン濱口太さんとコラボの作り方講義+撮影会。あまりの盛り上がりに興奮しすぎて疲れました。参加者の皆さん、ブロマイドをお楽しみに。

 CAT塾をやってみて、自分のなかにも思わぬ変化がありました。参加者に火を付けるつもりが、こっちのほうに火が付いたようです。

 CAT塾・第2期は6/25・7/16・9/17・10/22・11/19(すべて土曜日14:00~18:00)で開催します。さてこんどはどんな展開になるのか、ワクワクしながら開催を待ちます。第1期OB・OGの皆さん、協力をよろしくね。
 詳細・参加申込みはこちらで → http://www.yasuhiro-tanaka.com/school/index.html

でもGWは自分を取り戻すべく休みます。すこし疲れた。

 RESTART!

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2016年3月13日 (日)

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 さきほど広島より戻りました。今回の「重冨さんにビールと商売を学ぶ」ツアー、塾生や生徒たちに声を掛けたところ全国から50人以上が集まりました。

 私の生徒たちはサービス業をなりわいとする人、目指す人がほとんどです。モノを仕入れたり作ったりしない、「人」が勝負のサービス業。サービス業は簡単に始められますが、成功するのはとても難しい商売です。
 「サービス業を成功させる鍵」はどこにあるのでしょう?

 ビールスタンド重冨は飲食業でしょうか、サービス業でしょうか? お役所的な職業分類でいえば飲食業になるはずです。しかし今回訪れた人は分かるはず。ビールスタンド重冨はサービス業です。

 ビールを注ぐための技術はもちろん大切ですが、それを表現する「重冨寛さん」の人柄や表現力こそがあの店の売り物だと思うのです。ビールの味は他の人間が再現ができても、重冨さんの人柄は真似ができません。
 今回の参加者の多くはすでにリピーターです。みんな「重冨さんが注ぐ」おいしいビールを求めて広島にやってくるのです。

 *  *  *  *  *

「人間を善い人と悪い人(Good or Bad)に区別することに意味はない。人間には魅力的な人と退屈な人(charming or tedious)がいるだけだ」by オスカー・ワイルド

 私たちは子供の頃だと成績について、大人になってからは仕事や稼ぎについてGood or Badを気にしています。直線的かつ効率的に「Good=うまくやる方法」を探す人が増えました。でもそれは本人が気づかぬうちに「tedious=退屈」な人柄をつくります。

 今回の広島で改めて感じたのですが、やっぱり重冨さんcharmingです。
 たくさんのお客さんが来ると知って、参加者のために「ビール講談」をつくってくれました。それに合わせた会場の選択から宴会用ビールの用意、和服の準備までも。
 そこに無理がないんです。自然体で自分が楽しみ、他人を楽しませている。
 自然体でありながら魅力的であること。たぶんこのあたりがサービス業の成功の秘訣ではないでしょうか。
 毎日ちゃんと楽しんで生きないとcharmingにはなれません。いつも安いものばかり食ってイオンで買い物しているようではcharmingにはなれません。
 今回の参加者はもうすでに十分charming。なぜって、ただビールのために大金遣って参加したのだから(笑)。これからも魅力的なサービス業を目指してくれたまえ。

 重冨さん、今回もまた本当にお世話になりました。塾生たちを案内してくれたつよぽん、みんなすごく刺激になったようです、ありがとう! それから今回も完璧な現地おもてなしを提供してくれた山根さん、感謝感激です。

 ツアーが終わった日曜の夜、皆が帰路につく様子を見ながら、なにやら文化祭が終わってしまったような寂しさを覚えます。
 みんなまた明日からがんばろう。
 でも頑張りすぎて「退屈な人」にならぬよう気をつけよう!

 ・・・さすがに一両日ビール飲みすぎました。今日は飲む気になれません。ビールこわい。

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↑こうなった顛末などは小春のツアーレポートでご覧ください
 https://www.facebook.com/cpa.tanaka/

2016年3月 9日 (水)

 経営学習研究所「落語に人材育成を学ぶ」セミナー終わりました。
 セミナーの様子は、こちらでご覧ください。

 弟子・小春のレポート:
https://www.facebook.com/cpa.tanaka/photos/a.417174691658831.89054.334710183238616/1033937983315829/?type=3&theater&notif_t=like
 東京大学中原淳先生のレポート:
 http://www.nakahara-lab.net/blog/2016/03/post_2572.html
 

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 会を終え、打ち上げも終え、とぼとぼ考えながら歩いていたら終電を逃してしまいました。本日「落語に人材育成を学ぶ」にご来場の皆さま、どうもありがとうございました。
 今日は主催者、参加者、それぞれにそれぞれの感想を感じていただけたのではないでしょうか。今日はそのように「一様でない」感想でいいのだと思います。

 私もお招きいただいた立場として複雑な思いで帰路につきました。立川晴の輔(旧・志の吉)との初公演を確認したら11年前でした。
 あのJALビル(旧名称)での初公演は忘れられません。私は人生で一番緊張した講演でした。緊張すると話しながら呼吸ができなくなることをあのときはじめて知りました。

 自分の前に出た落語家さんがアウェーで苦しんでいるのを見たときの申し訳なさ、こんな企画をやるんじゃなかったという後悔、その場から逃げ出したくなった緊張。本当に懐かしい思い出です。それを思えば今日の余裕はどうですか、彼も私も(笑)。それとともに、この11年オレは何をしてきたんだろうかとうなだれる自分がいます。

 今日の話の趣旨とは裏腹に、立川流・晴の輔の話を聞きながら師匠がいるって本当に羨ましいなと思いました。
 中原先生は大学院もそんなもんだと仰っていましたが、だとしたらそちらも羨ましい。
 私はずっと師匠のない自力で独学の道を歩んでしまったため、誰も怒ってくれる人がいませんでした。これは短期的には楽なのですが、長期的にはすごく不安なのです。

 一番不安なのは自分が師匠になったとき、良き師匠のイメージ像がつくれないこと。
 やはり「良き師匠」になれる条件があるとしたら、それはたったひとつ、自分が「良き師匠」を持つことに尽きます。
 最近私は「先生」と呼ばれることが増え、「師匠」と呼ばれることも多くなりましたが、それに自信が持てない理由が今日よ~くわかりました。

 とはいえ、自分が歩んできた道だからいまさらしょうがない。もう諦めるしかない。
 それと同様に私の生徒たちそして弟子たち、君たちもしょうがない、すまんが諦めろ。
 

2016年1月29日 (金)

 氷点下の北海道から戻ったら、東京も寒いぞ! 昨日の札幌プライシング講演、参加の皆さま、ありがとうございました。ヒントが提供できていたらとても嬉しいです。ゲキ、野崎さんとのコラボで講師をしながら「まだまだ伝えたいこと、伝えねばならないことがあるなあ」と未来へのヒント満載でありました。

 さて、セミナー中にいただいた「田中先生のお気に入りの言葉を教えてください」との質問について、この場で回答します。

 「業界で嫌われてこそ値上げ可能」

 ・・・これでよろしいでしょうか?

 写真は千歳空港の売店で売られていたぬいぐるみZOMBEAR(4771円)。これについては次回以降のプライシングセミナーで実物を用いてお話しする予定です。どうぞお楽しみに。
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2015年12月25日 (金)

ゲストの私にまで差し入れが届いた神田京子独演会。ネタ帳が空白の楽屋、開演5分前。

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2015年12月22日 (火)

キャンドルで囲まれたクリスマスなステージに戸惑う開演30分前。

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2015年12月 7日 (月)

 「こんなに働いて大丈夫なのか?」と過労を心配した板谷さんとの「言語技術セミナー」無事終了しました。働き過ぎ2人ともに打ち上げで元気に飲めたこと、神様に感謝したいと思います。

 第一部 : アドリブ技術 by田中
 第二部 : 言語技術 by板谷

 「学べる」と思って参加した受講者たちは、私と同じく、きっと「言葉によるコミュニケ-ションの難しさ」にがく然としていることでしょう。
 言葉で通じ合うなど、それは叶わぬ夢なのです。それを分かってはじめて「言葉を大切にし」「お互いを理解しようとする」気持ちが生まれるのではないでしょうか。

 この言語技術セミナーは、来年以降も継続して行っていきたいと思います。板谷さん、ぜひまたお願いします。もっと良いプログラムつくりましょう!(すこし休んでから)
 参加者の皆さん、私と板谷さんの初チャレンジに参加してくれてありがとう! また今度に向けて意見など教えてください。みんな、ありがとう!

弟子の小春がfacebookオフィシャルページにレポート書いています。見てやってください。
→ https://www.facebook.com/cpa.tanaka/

2015年12月 5日 (土)

マスクにアイマスク。かなり怪しいですが、強盗ではありません。目隠しして言葉だけで伝える言語技術ワーク中。

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2015年10月25日 (日)

 つらい仕事に囲まれて泣きそうだった1週間の締めくくり、楽天大学・仲山学長との「良い値決め/あの会社はなぜ違いを生み出し続けられるのか」新刊コラボセミナー。
 facebookだけの告知で満員御礼。全国各地から集まった参加者と楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 課題図書にしてあったケンズカフェ東京の「ガトーショコラ」を用意して、みんなで味見。
 たしかに美味しい。
 ・・・が、個人的には参加者の伊藤久右衛門「抹茶チョコレートケーキ」のほうがうまい。文字通り「おいしいところ」をもっていった伊藤久右衛門、まことにおそるべし。

 私の話では「値決め=プライシング」より、「モルトケ・訓令統制」ネタの方が反応よし。懇親会でも「訓令いかにあるべきか」の話題で盛り上がる参加者たち。
 組織の親分たちは、みんなリーダーシップで悩んでいるんだね。数字だけの指示で部下をいじめず、よりよい未来のイメージを示してくれたまえ。

 一夜明け、晴天で気分がよい日曜日。
 参加者のみんな、明日からまた新鮮な気持ちでがんばろう!

2015年9月30日 (水)

 福岡から帰りました。
 昨日、お招きいただいたセミナー会場に行くと、会場の後ろには喫茶コーナーが用意され、参加者の手元にはテキストと「私の新著クッキー」が置かれています。

 夜19:00開始のセミナー、参加者は疲れてやってきます。
 このサプライズは効果絶大。でっぱなから会場は和やかな雰囲気に包まれました。...
 講師の私がどれだけ話しやすかったか、わかってもらえるでしょうか。(逆に、形式張った講師紹介をされる講演がいかに話しにくいか、わかってもらえるでしょうか)

 開始1分経たないうちに、自然に笑いがこぼれる会場。
 あまりの気持ちいい空気に、予定していたプライシング・ワークショップをすっとばし、2時間以上延長ぶっ通しで独演会をしてしまいました(参加者のみんな、ホントにすまん!)。

 思うところあり、ヨナイ佐々木くんのサンクスメールを講義の最後に配布させてもらいました。きっとこれを読んでくれた参加者は、私が何を言いたいのか、わかってくれると思います。

 経営セミナーのうしろに喫茶コーナーを設けること、心温まるサンクスメールを書くこと。そうすればうまくいくこと。値下げせずにすむこと。
 それは誰でも理解できるのです。
 それを知識として前例として学んで、マネすることは誰にでもできるのです。
 でもぜったい同じ結果は出すことができない。

 マネする奴には「ユーモア」がないのです。
 自ら面白いことを面白いと思う気持ち、人を喜ばせようとする気持ち、その根本にユーモアがあります。
 ユーモアとは楽しみ、楽しませる行動であり精神です。
 マネして再現した面白さ、アイデアをユーモアとは言いません。安易なマネには必ず「ずるさ」が染み出てしまいます。

 ユーモアとはもともとラテン語の体液の意味。
 生活のなかで「楽しさ」に浸っていないと失われるものです。
 イオンとユニクロで買い物をしていると失われるのものです。
 「習慣」などを大切にしていると失われるものです。

 九州の三小田さん、サンクスメールを許可してくれたヨナイさん、あなたがたのユーモアには敬意を表します。
 そして昨日夜の講演と、今日の楽天EXPOで大きな拍手をくれた皆さん、もう「良いものをより高く」倶楽部の会員に認定します。一緒に常識と闘おう!

 出張の朝、小春から「吸収を楽しんできてください」とメールが来て苦笑しましたが、九州でほんとに吸収させてもらいました。

 さあ明日から月替わりだ、気合い入れていくぜ、みんな!

2015年8月31日 (月)

 人の脳には「孤独」を感じる回路が埋め込まれているそうです。私自身、嫌いではないですが、孤独に慣れすぎてしまうと人は「反復性」を好むようになり、決まった行動を邪魔されると怒るようになります。こうして「気難しい老人」になってしまうというわけ。

 岐阜の怪談2人会、そして広島のビールツアー参加者の皆さま、非日常的な大人の娯楽、大人の社会見学を楽しんでいただけましたでしょうか? 私も一緒に大いにリフレッシュさせていただきました。
 明日から9月。私もいつもの仕事を片付けつつ、錆びない大人として新たな非日常企画を考えてまいります。

 ご参加の皆さま、講談師・神田京子さん、ビールマイスター重富さん、そして関係者の皆さま、ありがとうございました!

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2015年6月20日 (土)

写真は開演30秒前の舞台袖より。宇都宮青年会議所のお招きで講演、「餃子の兵法ー包み込んで勝つー」についてお話しさせていただきました。

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2015年3月23日 (月)

 広島・ビールスタンド重富にて学ぶ「女子のための孫子の兵法」(3/21&3/22)。
 全国から集まった元気な女性たちの引率(?)を終えて無事復帰しました。なぜか疲れが苦になりません。おそらく日本中から広島に集合した参加者もそうだと思います。それどころか、この先、仕事に疲れた参加者たちはあのビール、そして重富さんの「お帰りなさい!」を求めて、再び広島を訪れることでしょう。
 これを一般には「リピーター」といいます。しかし重富さんはリピーターをつくろうと思っていないし、お客さんも自らをリピーターだと思っていません。重富さんは「結果として」リピーターをつくっているだけです。
 そこを勘違いしたビジネスマンたちは「どうすればリピーターを作れるか?」と先に考えて失敗する。ここに私たちが抱えている「ビジネスという病」があります。

 1896年、ヘンリーフォードが試作自動車ではじめてデトロイトの街を走ったとき、そのスピードは時速32km。そこからたった120年で自動車のスピードは20倍を超え、人類は自分の身体で移動できる距離をはるかにしのぐ移動手段を手にしました。...
 自動車、航空機、それらに代表される工業化の歴史は「人間が自らの限界を超える」歴史でありました。
 メーカーは巨大産業となり、多くの従業員を雇用しつつ、工場で大量生産して見ず知らずのお客さんに販売するようになりました。
 そんな「ヒューマンスケールを超えたビジネス展開」が一般的になるにつれ、ビジネス方程式も「見ず知らずの従業員を雇って、見ず知らずの顧客に売る」思考が基本になりました。大きく、大きく自らを成長させ、スケールメリットを享受する。自分の目の届かない範囲までを管理するために、明確で客観的な「数字」をもとにした「計画」をつくり「PDCA」サイクルで管理する・・・・そんな成功法則でこり固まったビジネスマンたちは「2時間のみ営業、注文は2杯まで」のビールスタンド重富を理解できません。

 これから重富さんのお店に行く方、営業スケジュール表を見てください。土日を含めて1日も休みがありません。重富さん曰く「ビールを注ぐのが楽しくて、休むと身体の調子が悪くなる」そうです(笑)。
 私も最近「休み」というものをとった覚えがありません。なぜなら「休み」は「仕事で疲れる」からとるものであり、仕事が楽しい今は「休みの日」など必要ありません。ただ、原稿に疲れたら休む。すぐどこかに遊びに行く。重富さんも「集中するためには2時間が限度」と言っていました。2人とも仕事を自分の生活に合わせるヒューマンスケール。

 人間の物理的限界を超えることを目指した工業化に加え、「情報の限界」を超えようとする情報化の波がやってきました。あらゆる面でヒューマンスケールを超えようとする試み。しかしその一方で私は「時代の揺れ戻し」が来ていることをひしひしと感じます。
 それはビジネスではなく商売への回帰。それは長い目で見ればきわめて自然な回帰であるように思うのです。

 重富さんのお店に連れて行った女性参加者たちの反応を見て、その思いを強くしました。
 知らない客にたくさん売るより、目の前のお客さんを喜ばせること。
 あれもこれも手を広げないで、やることを絞り込むこと。
 魂や志が先、数字やリピーターは後からついてくるもの。
(個人的には、重富さんの「美味しいビールを作るのはメーカーの仕事、私の仕事はビールを美味しく注ぐこと、ただそれだけです」という名言に心を打たれました)

 これから商売で成功する秘訣は、PDCAではなくOODAです。100年間栄華を誇った男性的PDCA時代の終焉と、目の前のお客さんに瞬時に反応できる女性的OODA感性の時代へ。
 風邪を引いたヨメに「体温測ったら?」と言って「出てってよ」と怒られ、その理由がわからず途方に暮れる問題解決PDCA男たち。
 今回の女性たちは重富さんの「自らの仕事にこだわりつつ、気配りを忘れない」OODA的状況判断に反応して、目がハートマークになっているのがよくわかります。予想通り、重富さんモテモテ(笑)。

 孫子の兵法に曰く「およそ戦いは正を以て合し、奇を以て勝つ」。

 「誕生日にサプライズ」などという小学生的発想ではモテません。
 当たり前の日常の仕事のなかに「ビールってこんなにうまいのか」というサプライズを演出、狭くとも温かい場をつくれる重富さんだからこそ女性にモテるのであります。
 孫子にいう戦争も、商売も、恋愛も成功法則は不変。
 あたりまえの日常に驚きと喜び、それを読み取る感性を。

 重富さん、今回も勉強させていただきました。
 本当にありがとうございました!

★小春のレポートはこちら : https://www.facebook.com/cpa.tanaka
★重富さんの感想はこちら: http://sake.jp/turezure/2015/03/23_102839.html

 さいごに写真はこの1枚。 やっぱりかっこいいぞ!
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2015年3月 1日 (日)

 「パパ、ぶじ帰ってきてね」と旅行カバンに入れられた息子のメモのおかげか? シンガポール&バンコクをまわるアジア・ツアーからぶじ帰国できました。30度を超える街でしばらく過ごしたせいか、こたつに入る気になれません。

 まずシンガポールに到着した日の春節(旧正月)元日、麺を空中に放り投げるお祝い夕食に驚き、夜はカジノで妙なルールのブラックジャックで張りまくる中国人ガールズに仰天。
 仕事で稼ぐだけ稼いで、夜はカジノで万円単位のコインをパーッと掛けるその姿に惚れ惚れしました。どこかの国では、仕事でうまくいかない人たちがマラソンで寂しく自己実現しているというのにねえ。えらいちがいだねえ。

 もうシンガポールのカジノには「日本語のパンフレット」がありませんでした。私たちがいつの間にやら「失なってしまったもの」は多そうです。

 アジア進出する会社は「儲かるか、儲からないか」の判断を最優先します。それが正しいことだと疑いません。儲けるための経営効率化を進めすぎて、現地従業員に嫌われます。
 「働くってどういうことか」「何のために働くのか」私たちは仕事への根本的な問いを失ってしまったようにように思います。

 「儲かるどうか」より、「楽しいかどうか」を自らに問うことにしましょう。「迷ったら楽しそうな方」
 調子に乗ります。大いに仕事して、大いに稼いで、ラスベガスでも行ってパーッとやります(同行者募集)。やるぞ、みんな。
 シンガポールカジノの中国人ガールズ、今回の講演会関係者、参加者の皆さんのおかげでなんとなく決意が固まりました。ありがとう。

 刺激とショックの多かった今回の旅行記、オフィシャルページにでも連載することにします。
 こちらからごらんください: https://www.facebook.com/cpa.tanaka

2015年1月22日 (木)

 某婦人会にて講演。「どうして男は「探し物」が下手なのか?~新しいコミュニケーションの時代~」という演題でお話ししてきました。行動経済学をちりばめながら、上手に男を働かせる方法について、などなど。

 ビジネスマンとは異なり「学び」でなく、「共感」のところで表情が動くのがとても印象的。私の方がコミュニケーションの勉強になりました。関係者・参加者の皆さま、楽しい機会をありがとうございました。

 ちなみに「●●婦人会で講演するんだ」と私から聞いた我が家の婦人は、「え?なに話すつもり?大丈夫??」とすごく不安そうな顔をしていました。自分の家ではコミュニケーションがまったくとれていません。

2014年11月19日 (水)

 長く続いたイベント・ロードが終わって開放感に包まれた1日、身体にいい余韻が残っています。さっそく昨日の参加者から「今日は、いつもとちがう気分で仕事に取り組めました」との感想が届きました。いい余韻をプレゼントできて嬉しいです。「いい余韻」・・・これが私の目指している最高の目標なのです。

 数年前に落語を知って衝撃を受けたのは、落語家さんの力量もさることながら、「終演後の余韻」でした。会場を後にするお客さんたちの楽しそうな笑顔と雰囲気。これには「負けた」と思いました。お笑いだから当然。しかしなんなんだこの納得できない感は、そしてあふれる悔しさは・・・このあたりから私の挑戦がはじまった気がします。

 3年ほど前、日経さん主催で、私と御立尚資さんの合同出版記念講演会が行われました。人気者、御立さんのおかげで数百人が集まった講演会。それはいいとして、関係者から聞いた後日談、「受付の女性たちがメチャクチャびっくりしてました。みんな笑顔で会場を後にする講演は経験がないって」。...
 公認会計士とボストンコンサルティング代表が「客を笑顔で帰らせる」、前例のない講演会。どうだ、私と御立さんの実力を見たか!と心の中でガッツポーズしました。もしドヤ顔があるとしたら、私の人生最大のドヤ顔はあのときだったと思います。

 いまでも本・講演・コンサル・勉強会すべてにおいて、終わったときに「いい余韻」が残ることを目指しています。とくにライブの講演・セミナーでは参加者の前向きな気持ちが余韻として翌日に続くように。お笑いとビジネスは決して対極ではありません。本来学ぶことは楽しいことであり、その先に笑いがあっても何ら不思議ではありません

 落語家さんは落語で、指揮者は音楽で、翻訳者は翻訳で、集まった人々や読者に「いい余韻」を残すべく苦労し努力しています。その意味で我々は「余韻制作業」の同業者。こうなると芸術も商売もないね。レストランも花屋もフグ屋もみんな仲間。みんなでこの国に「いい余韻」をつくろうぜ。

 さて昨日の参加者の皆さん、「いい余韻」が今日一日残りましたでしょうか?
 だとしたら私の「ドヤ顔」、記録更新です。

2014年11月18日 (火)

 10年前から著作・講演で刺激を受けている阪本啓一さんとの共演で今年の「異種コラボ」企画は終了しました。
 打ち合わせなく、アドリブで話してもらった阪本さんには申し訳ないやらありがたいやら。
 ゲストの土方奈美さんに至っては、翻訳本は何冊も拝見しているものの、初対面なのに打ち合わせなく、突然のアドリブトークに付き合わせてお詫びのしようもありません。
 スタッフには参加者名簿も渡せない状況にて、受付で名前をおっしゃる来場者の皆さまに「名乗ってもしょうがない」状態をつくった責任はすべて私にあります。
 自分自身、事前にきちんと内容を整理して話せばいいものを、わざわざ「準備せずに」アドリブでだらしなく話してしまったのも私のせいです。

 でも、すべて「わざと」です。
 きちんと段取りを組んで、役割を決めて、順序立てて仕事を進めれば、各方面に失礼がない仕事ができるのでしょう。でも異種コラボは、そんなPDCA進行ではなく、やり方そのものも「異種」でやってみたかった。その点、自分のなかにも、関係者からも、お客さんからも「ちゃんとやりましょうよ、ちゃんとしなきゃだめですよ」という強いプレッシャーがつねに掛かりました。

 昨年のクリスマスに「異種コラボ」の企画を持ちかけられたとき、前例のない・波風を立てるチャレンジをしようと心に決めました。
 そのとき感じた「イヤの予感」の正体がわかりました。この国で「わざと・あえて」常識とPDCAに反して動くと本当に疲れます。

 大学時代、友人たちと一緒にバイトした金でへんな店にばかり通っていた新宿歌舞伎町。
 同じ場所で今日は「自分の名前が残る仕事、いい加減にしたくないですよね」と納得し合える阪本さん・土方さんという友人に出会えました。

 来年またチャレンジする勇気があるかどうかはわかりませんが、今日のところは「今年、やってよかった」という気分を味わっています。言葉を超える「なにものか」を感じてくれた方が居れば本当に嬉しいです。皆さま、ありがとうございました。

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2014年10月31日 (金)

 昨日、異種コラボ7番勝負の最終回、田中靖浩×村中大祐の2人会を開催しました。一夜明け、参加者の皆さんからメールが届いています。ご丁寧な感想に加えて「ありがとうございました」と。どう考えてもこちらが言うべきセリフです。恐縮。

 指揮者、村中大祐氏。私は、彼が指揮者であるという事実に気を取られすぎていました。指揮者も会計士も花屋も関係ありません。世の中のあらゆる仕事は対顧客・対部下といった人間の関係がベースにあります。相手ときちんと人間関係をつくれる強さと優しさ。どうして彼がヨーロッパで友人が多いのか、その理由がよくわかりました。

  まったく意外なことに、昨日の講演は異種コラボ7番勝負のなかで一番「具体的な学び」が多かった会になりました。「とにかく言葉にして話すこと」そして「誰かのせいにしないこと」などなど・・・。

 「自分の名前で、自分らしく生きてみよう!」会場全体をそんな雰囲気にさせた「指揮」の手腕はさすがマエストロ。 音楽が好きでたまらなかった少年と、本が好きでたまらなかった少年、「あきらめなかった」少年2人が大人となって、縁あって出会った夜。

 出会いがお開きとなっての帰り道、うちの娘が「パパも村中さんも変わり者だよね」と笑っていました。いまごろ気付いたか、バカ。昨日参加してくれた人が「変わり者といわれても、思った通りに生きてみよう」と勇気が出たとしたら嬉しいです。

 会のおしまいに花束をいただくきました。嬉しくて恐縮。

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2014年9月25日 (木)

 「異業種コラボ7番勝負2014」6つ目まで終わりました。ふう。昨日のお相手は講談師・神田京子さん。四谷怪談はかなりの迫力。参加者の多くは講談初めてだったようで「新鮮でした」とのメールが多数届いています。スマホでYouTube見ていないで、ライブ話芸を楽しもう! 文字、画像情報が溢れる世の中だからこそ、「想像力」をかき立てることがコミュニケーション成功の鍵なんだって。
 写真は特別ゲスト御立さんを交えて3人トークです。

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2014年9月 7日 (日)

 昨日「実践!利益を出す会計講座」に講師で行ってまいりました。ゲキハナ・古屋君がクラウドファンディングで「戦略利益シミュレーター」に資金提供してくれた方へのお礼的講演。もう一人の講師は有名店長の佐々木(ヨナイ)さん。

 誰かとご一緒で講演する場合、共演の相手がビジネスマン、お役人、芸人さん、いずれであっても、その場で何か「共通点」を探しますが、昨日は楽勝でした。ヨナイさんとは初対面でしたが、彼が講演で話していた「日本酒を売るのに苦労した日々」には大いに共感するこがあります。私もずっと会計知識を売るのに苦労してきました。
 彼の「マル秘数字+『邪道』作戦」、私の「報酬単価を高める『詭道』作戦」。表に出せないネタの数々。きのう参加した人、本当にラッキーでした(だよね?)。

 ゲキハナがクラウドファンディングで資金調達に成功した戦略利益シミュレーターは各商品の利益を「見える化」できるソフトです。使いこなせば大きな武器になります。昨日のヨナイさんの話はまさにその「使いこなし」の好例です。
 しかし単に数字を入力して各商品の利益を「見える化」するだけではダメです。それでは昔「のぞき部屋」で興奮していた高校生と同じレベル。
 「見えた!」だけで興奮している場合ではありません。その先が大切。せっかく多くの人に賛同してもらって完成するこのソフト、きちんと使いこなせるような商売人をサポートするよう、ゲキハナ古屋君のケツを叩きつつ私も応援を継続します。

 週末の土曜日、危ない蚊の多い代々木までお越しいただいた参加者の皆様、どうもありがとうございました。ゲキハナお疲れ様。ヨナイさん、ありがとう。いいコンビネーションでした。こんどは大阪で「商売の方向性」について語りましょう。

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「よかった、いまのところは大丈夫そう」アリスはそう思って、さきをつづけ、「あのう、わたくし、ここからどの道を行けばいいか、教えていただきたいんですけど」
「そりゃ。あんたがどこに行きたいかによるわな」とネコの答えだ。
 (「不思議の国のアリス」L.キャロル著、矢川澄子訳、新潮文庫)

2014年8月 6日 (水)

 この1ヶ月、アジアに日本の各地、あちこちを訪問。時には真面目な会計士として、ときにオオタスセリさん、落語家立川晴の輔さんと一緒に舞台。難しい内容からお笑いまで。
 とうとう今日、夏休み前の講演が終わりました。大阪リーガロイヤル、楽天EXPOのてプライシングのお話。「やっとおわった・・・」とひとりで安堵の乾杯です。

 話し手としては反省ばかりの1ヶ月でありましたが、すこし壇上から気が付いたことがありました。今日のようにビジネス系のお話を「独立系」の人にする場合、90%くらい話して「あとは自分で考えてね」としたほうがいいようです。社長やっている人はぜんぶ丁寧に説明されると居心地が悪くなるのでしょう(オレもそうですが)。
 さっそく今日の大阪受講者からたくさんご連絡を頂きました。「今日の講演を聞いて自分の店のプライシングを考え直すことにしました」などと「動き出した」感想。 嬉しいね。

 個人的な予言をしておきましょう。
 これからの日本、あと10年も経てば皆さんのような「小さき者」が主役になります。
 自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の価値観で動ける人間が主役になります。
 小さき皆さん、一緒に頑張りましょう。とくにいま苦しい人、なんとかしぶとく生き残ってください。その姿が子どもたちの見本になります。
 大企業でうまく立ち回ったり、出向した銀行員が本部に戻るなど、テレビドラマにしかならない昭和の昔話です。就職活動で苦しむ子どもに「オレの生き方を見よ」と背中で語れるのがこれからの大人です。

 ま、でも、暑いことだし、とにかくお盆くらいは休みましょう。今日お話しした「行動経済学」の話はまだまだ続きます。今日の「行動経済学(上)」に続けて(中)と(下)・・・またどこかで聞きに来てください。

 本日お越しの皆さま、きょうは熱心に聞いてくれてありがとう!

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2014年8月 1日 (金)

真夏の8月1日、大阪商工会議所、立川晴の輔さんをゲストに特別講座。写真は開演2分前、控え室の真打ち・晴の輔。

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2014年7月25日 (金)

 アルコールの残る状態で北海道からのフライト、揺れが少々つらいです。それにしても今月はよく飛行機に乗っています。芸人っぽくなってきました。汗臭い姿で講演する気にならんので、会場まで普段着で行き、控え室で着替える「ビジネスマン離れ」した行動をとるようになりました。ルールを守るだけが大人ではありません。意味のない常識に逆らうのが、大人のあるべき姿です。(そんなふうに難しく考えているところが器の小ささでありますが)。

 お礼が遅くなりましたが、7/23「田中靖浩×オオタスセリ」2人会にお越しの皆さま、ありがとうございました。
 今年の異種コラボ7番勝負もこれで4つめ。ここまで男性共演者との学びの会が多かったのですが、今回は女性との共演、そしてお笑い芸人のスセリさん。いろいろと難しく考えてしまったところもありますが、いつもと違う楽しい会になりました。
 私たちはいつも熱心に難しく学ぶことばかりに慣れて、「ただ楽しいから笑う」「楽しいから働く」といった感覚を失いつつあります。観客の皆さんが私の講演でクスクス笑ったり、スセリさんに爆笑したりしているのを見て「こういう空間っていいなあ」と感じていました。面白いモノを観て、笑いたいように笑える時間っていいですよね。

 共演してくれたスセリさん、ご参加の皆さん、良い空間をご一緒できて感謝です。本当にありがとうございました。そして勉強会・孫子ライオンズクラブの女性たち、打ち上げ「史上最強の女子会」を盛り上げてくれてありがとう!

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 その昔、ある建築現場で、お前は何をしているのかと聞かれた3人の石工。

1人目の石工の男は「これで生活している」と答えた。
2人目は「腕のいい石切の仕事をしている」と答えた。
3人目は「人々のための教会を建てているんだ」と答えた。

 ・・・これは「モチベーション」「マネジメント」などと小難しく考えるクセがついてしまった、頭デッカチな現代人を憐れむ話です。そうならないように気をつけましょう。

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2014年6月 9日 (月)

 土日が潰れるハードなスケジュールを終え、月曜の日常に戻りました。それなのに身体と気分が軽やかなのはどういうわけでしょう。おそらく参加者の多くもそうだと思います。

 現代社会において孤独死の問題が深刻になっています。
 とくに独り暮らしの男性老人が孤独死するケースが増えているのだとか。孤独で寂しい環境に置かれた老人は、脳の社会的柔軟性に係わる回路がさびつき、変化のない毎日を反復して生きるようになります。かくして電車の中や会社にお...いて「思い通りにならないとすぐ怒る」気難しい老人になっていきます。こうなると周りから人が離れ、ますます孤独になって気難しくなると魔のスパイラル。

 土日のビールツアー講師の私、阪本啓一さん、参加者の皆さん、そして重富寛さんにはこれとは全く逆の刺激が脳に与えられたように思います。
 うまいビールは心と脳に心地よい刺激を突き刺します。
 ちなみに私は、日本のビールは世界一だと思います。世界のどこで名産ビールを飲んでもうまいと感じたことがありません。生ぬるくて濃い味のベルギービールなど、どこがうまいのか、いまだにサッパリ分かりません。
 うまいビール、そして講演でお話ししたキーワード「共感」こそは、孤独死を防ぐ最大の妙薬なのであります。たった一杯のビールに愛情を注ぐ重富さん、それに共感した日本中から集まった参加者たち。
 こうしたおいしい刺激があると人間は疲れないんだね。勉強になりました。うまいビールは頭の固い大人たちの頭を柔らかくすることを通じて、子どもたちに優しい社会をつくっていくのです。これを孫子的には「迂直の計」といいます。重富さん、戦略的にうまくいっています。

 今回のツアーでひとつだけ心残り、反省があります。
 それは我々のツアーが広島のお祭りとぶつかってしまい、多くの一般のお客さんを「ごめんなさい」と帰らせてしまったことです。
 我々が貸し切りでビールを味わう間、店を訪れてきたのは若いカップルが多数。きっと彼女を連れてきた若い男たちは、お祭りの日、おいしいビールで彼女を酔わせた後、さまざまな展開を考えていたことでしょう。
 そんな彼らの健全にいかがわしい欲求、機会を奪ってしまったことを深く反省しています。もし次回、ツアーを企画する機会があれば、お祭りの日は避けたいと思います。

 ビールスタンド重富:http://sake.jp/beer_stand/menu/

2014年5月18日 (日)

 昨日、銀座で出版記念講演会。しかし次の原稿に追われて今さら「新刊記念」という気分でもありません。そこで盟友、栗田健司(通称、越後屋)氏に協力をお願いして「織田信長の情報・経済戦略」について話してもらいました。私の心情を察したか、ほとんど彼の独演会状態。おかげで休めました。本当に気が利く前座さんです。

 「桶狭間は断じて奇襲ではない」。弱小・信長の情報力=インテリジェンスパワーについて興味深い栗田さんの仮説。私は信長・経済戦略の要「楽市楽座」の意味についてお話。某企業の社名のもとにもなっている「楽市楽座」には隠れた意味があるんです。

 栗田さんが今回のために「夕刊 中世」新聞を作ってくれました。
 こういうセンス大好きです。これをもとに、うちの娘に信長について説明してやったら「へえ~」っと感心していました。彼のような人が中学・高校あたりの歴史の先生になれば、歴史好きの子どもが増えるのにね。
 栗田さん、こんど「ノモンハン」か「真珠湾」あたりでまた歴史放談会やろうか。客が少なければ、うちの娘に友達を連れて来させます。

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2014年4月26日 (土)

 仲山進也さんとのコラボ講演「不自由な自営業と自由なサラリーマン」。一夜明けて大反省です。出演順が反対でした。しかしそれは終わってから思うことであり、しょうがありません。なにせ今回の異種コラボはすべて打ち合わせほぼ無しの「自分がやりたいようにやる」なので。

 昨日の仲山さんの、子ども頃から今に至る「自伝話」、けっこう重要な要素が入っていたと思うのですよ。いまさらながら。「わけのわからない肩書き」とか「会社が自分を辞めさせられない理由」とか。

 サラリーマンが、どうやって職場での自由、そして仕事全般での自由を獲得することができるか、かなり一般論として参考になる「変人論」だったと思います。

 仲山さんに先に話してもらったあと、私がそれにかぶせる形でマズローのD動機・B動機について話したらうまくいったのになあ、と毎度繰り返される反省の悶絶です。
 (注:マズローは人間の行動やモチベーションをD動機(deficit;欠乏や不足を埋めようとする欲求)とB動機(being:かくありたいという欲求)の二つに区分しています。私はこれを分けることが「自由」への一歩ではないかと解説しました)

 誰かと仲良くなりたかったら、パートナーシップを組んで何か一緒にやること。
 本当に仲山さんの言う通りだと思いますわ。
 前回の守屋淳さんのときもそうでしたが、今回の仲山さん講演も、みんなから「もっと聞きたい。講演時間が足りない」と言われ、なんとなく続編が決定していますから(笑)。

 ともかく異種コラボ7番勝負、二つ目まで終了しました。
 主催者としては、少々わかりにくい会に参加してくれたお客さんに本当に感謝です。
 個人的な感謝の気持ちに代えて、私の講義で紹介した書籍のリスト(マズローやらネットワーク組織やらミツバチやら)を参加者にお送りするので、参加者の皆さん、ちょっとだけ待っていてくださいね。

2014年4月13日 (日)

 田中・阪本・仲山による大阪・大人の合宿が土日開催終了。新幹線で飲んだビールがことのほか旨く感じられる帰り道。私はいくつかの視点から「時代の変わり目」についてお話しさせてもらいました。しかし、私が話すまでもなく、この合宿自体が「時代の変わり目」を感じさせる存在であるように思います。

 遠くから集まった初対面同士が学び、飲み、語る時間。お土産や引き出物はないものの、帰り道に感じる「良い意味でのもやもや感」や「明日からまた頑張ろう」という気持ち。

 たまたま私と阪本さんの講義にて「PR」というキーワードがかぶりました。
 この国ではよく「PR」が自己中心的な売り込みの意味で使われますが、本来public relationは「社会といかに係わるか」の意味であります。
 これからの時代、個人としてどんな礼儀と友情と個性で周りと係わるか、この延長線上にビジネスが成立していくようになるでしょう。

 さて今日の参加者と、こんどはどこでどんな形で出会うのでしょうか。そのrelationには大いに期待することにしましょう。
 私もいつか再会したときに「田中さん、小さくなりましたね」といわれないようにがんばります。参加者の皆さん、2日間、いい時間を過ごさせてもらいました。どうもありがとう。
 ではまた会おう!

 ↓写真は2日目に見学させてもらった「FM802」にて
Osaka

 

2014年2月27日 (木)

 二日酔いで頭痛いです。昨日、ストーンズでなく「田中×守屋 仕事と恋愛に効く孫子の兵法」公演にご来場の皆さま、誠にありがとう御座いました。

「レース前にコースを歩くアイルトンセナ」「自分の弱点はライバルに聞け」「W不倫がバレない理由」 by守屋

「自分の意見がいえない日本の15歳」「ポジショニング概念の歴史的変遷」「無邪気に男を傷つける女たち」 by田中

 さんざん指摘されましたが、我々で2時間というのは少なすぎでした。次回はあらためて「1日まるまる守屋&田中、大独演会」でも検討します。
 そのときにはきっと、あの過剰ヨイショの前座もうまくなっていると思います。

2014年1月17日 (金)

 晴の輔さんとのコラボ講演についてさまざまな感想をいただきました。もがき苦しみながら真打ちの壁を越えようとする姿に、ビジネスマンたちも心を揺さぶられたようです。私も大いに語り大いに飲んで気持ちよく「正月」を迎えることができました。
 
 さて今年のコラボ講演、個人的に嬉しい出来事がひとつ。
 私の高校時代の同級生夫妻の息子が「落語に興味がある」とかで来てくれました。
 父親というのは、「いつの日か我が子と酒を」と願うのが世の常ですが、彼は打ち上げにも参加してくれて一緒に飲むことができました。一世代下の彼と酒席をともにするのは、くすぐったいような不思議な気分です。

 また20歳そこそこの彼を見ていて、私は「こいつは絶対いける!」と確信しました。それは仲が良かった同級生同士の息子だからというわけではありません。
 彼は客席の最前列真ん中に座り、声を出して笑っていたからです。こういう若いのを最近見かけることがありません。若いのだけでなく、中年も年寄りもそうです。

 私は企業研修の経験も長いですが、その経験からいえば、大企業や組織で出世して頭になるのは、研修で最前列か最後列に座っている人のいずれかだけです。
 最近多い、前列3列目から5列目ぐらいの「中団・好位置キープ」人間は,、まずトップまで出世できません。仕事でいえば、与えられた仕事の枠内で最善をつくすことしかできず、「こんな仕事、止めようぜ」と思いきった手にでられないタイプです。会議では上に気を遣って笑顔を見せることがありません。

 最近の競馬がまったく面白くないのもこれと同じです。安全策をとるジョッキーたちは思い切った逃げも、腹を決めた最後方待機もありません。つねに好位置キープで4コーナーを回ろうとします。駆け引きも勝負もなくなった最近の競馬は、小学生の徒競走を見ているようなつまらなさです・・・おっと話が深刻になってしまったぜ。

 世の中には、自ら先頭に立たず、好位置につけつつ「順番が回ってくるのを待っている」ような人たちばかりです。彼らは人生のあらゆるところで勝負に出ることがありません。

 まだ20歳そこそこのS君は、会場最前列の真ん中に堂々と座って大笑いしていました。
 道のど真ん中を堂々と歩けること。面白いことには声を出して笑えること。
 これは人間にとって、とくに男にとって、もっとも大切な立ち居振る舞いだと思います。
 新幹線のグリーン車でゴミを捨てないこと。ホテルはきれいにして去ること。
 金や学歴や資格では計れない人間の大きさが表れてしまうのが立ち居振る舞いです。

 S君、君はこれからも最前列で大声で笑い、仕事も人生もそうやって進んでくれ。
 いまどき珍しい大物感をどうか失わないように(少なくとも親父の当時より大物感があることは俺が保証する)。

2014年1月15日 (水)

 昨日、真打ち昇進した晴の輔師匠とのコラボ公演でした。「めでたい会だし、二席やったら?」というわけで彼の落語は寿限無と死神の二席。私の講演はその分短く手抜き気味(?)。
 さて「寿限無」は我々が7年前に初コラボしたときの演目です。7年前と比べて、彼の上達ぶりに目を見張りました。
 私はそこに「落語の上達」というレベルを超えて、「話がうまい」とはどういうことかを再確認しました。

 難しい演目を覚えるのも「落語の上達」ですが、それよりも「当たり前の演目を上手に演じられるようになること」。これこそが落語の上達、そして話がうまいということです。

 情報過多の社会になって、話すネタはどれだけでも仕入れることができます。それを整理するソフトウェアや演出できるハードウェアも揃っています。
 私も講師として、話すべきコンテンツ(新ネタ)を増やすべくがんばってきました。
 でもそれは「話がうまく」なれることとは別の問題です。ものしりなだけ。

 素人のギター弾きがギターにこだわり、下手なゴルファーがクラブにこだわるのと同様、新ネタや道具に頼るのはどこか「ごまかし」です。スティーブ・ヴァイは初心者用ギターでもうまいし、タイガー・ウッズは貸しクラブでも飛ばす。
 何かに頼っているうちは駄目・・・・そんなことを晴の輔・寿限無を聞きながら考えました。
 
 
 当たり前のことを多面的に表現できる思考と視野の広さ。状況の判断力。これらが「話のうまさ」につながります。
 落語くらいシンプルな芸のほうが、ものごとの本質がよく見えるようです。私はいまさらながら「話がうまくなりたい」と強烈に思いました。

 今年はたくさんのお相手とコラボ講演を行うべく現在準備中ですが、それとは別に、私なりの寿限無=会計講義も行うことを心に決めました。(スタッフへ:そういうことだから頼むよ)
 10年・20年前と同じ演目を、今の自分がどれだけ違うかたちで講義できるか。
 かなり厳しいチャレンジですが、やります。パレの輔に負けてはいられません。

 昨日のコラボ公演についてもう一つ、どうしても書きたいネタがあるのですがまた明日。
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2013年10月28日 (月)

昨日、ヨーロッパなどで活躍中の指揮者、村中大祐さんをゲストにお招きして勉強会を開催。まず冒頭に日本と世界の歴史を振り返りつつ、村中さんから出てきたキーワードが「ヒューマニズム」。今日はこの宿題(?)について考えています。

 勉強会後の懇親会にて、複数の参加者から「ヒューマニズムとは何か」について質問されました。この説明を少々。
 たしかに「なんとかニズム」は私たち日本人にとって理解しにくい表現です。一般に資本主義とか帝国主義のごとく「・・・主義」と訳されますが、いまいちわかりにくい。
 知人の徳川家広さんはこれについて「・・・が大好き」と訳すことを提案されていました。

 capitalism=資本主義=「お金が大好き」
 imperialism=帝国主義=「世界征服が大好き」

 たしかにこうしてみると分かりやすい。するとヒューマニズムは、

 humanism=人間主義は「人間が大好き」

 となります。昨日の内容に即していえば、ビジネスの文脈ですべてを考える前に、「己は人として、世の中に何を提供するのか」を考えねばならないということ。
 世の中の人にどんなものを提供し、お金を頂くのか。ビジネス以前に1人の人間として、どんな思い・信念をもってお客さんに接するか。人間と人間の係わり、その関係の意味。
 仕事といえば「儲かるか否か」の二項対立で語られるいまの世の中、自分の立ち位置を確認しておくことはとても大切です。

 村中さんは「音楽を通じてヒューマニズムを取り戻したい」と語られていました。
 この一言を聞いただけで、私は勉強会を開催した価値があると思うと同時に、自分の立ち位置について不安になりました。

 昨日も多くの参加者から、先生、先生とよばれる立場になっている自分。
 「先生」と呼ばれるのは好きでありませんが、もはやそうも言っていられません。
 たしかに先生の立場なんです。会計はあちこちで教えているし、ビジネスついて訊かれれば答えるし、昨日は恋愛相談も受けるし(笑)。

 ここのところ、「先生」という立場が落ち着かず、どうも自信が持てないで居ります。
 「こういうのは『いい先生』じゃないよなあ」と感じることばかり。
 ついでに言えば、「いい親」であることについても自信を失う一方です。

 どこかの落語家について書かれた本で「いい師匠になれる資格がひとつだけあるとすれば、それはいい師匠をもつことである」というのがありました。
 その通りだと納得します。
 いい師匠のもとで育った人間だけがいい師匠になれる。
 いい先生のもとで教わった人間だけがいい先生になれる。

 私にも人生において教わった師匠・先生が2人います。2人とも素晴らしい師匠・先生でありました。どちらも世の中に易々と迎合しない靱さと潔さをお持ちでした。
 それに引き換え、自分は最近、世の中に迎合しすぎだよな、と溜め息が出ます。
 いい先生って、もの知りで正しい方向を示す人格者とはちがうよなあ、と。

 親父でいえば、世間的に正しく時代に相応しいアドバイスをわが子に伝える親が望ましいとは決して思えません。
 むしろダメで弱い親父がポツリとこぼす何気ない一言のほうが、あとから子どもにとっては効くものです。俺なんか典型的に「正しいアドバイスを送る正しい父親」になりつつあるもんなあ(こんなのは子どもの成長を阻害するばかりなので、最近はすこし黙るようにしています)。

 昨日の勉強会は私にとって、改めて「いい先生」とはなにか? を考えるキッカケになりました。きっと昨日の参加した自営業者たちも「俺ってなにを世間に提供できているのだろう?」と悩みはじめたかもしれません。
 たまにはこうした「安易に解決方法を教えてくれない」どころか「悩みが増える」勉強会があってもいいよな。
 仕方ない。自営業、ともに悩もう。悩めることが自営業の醍醐味だ。
 ついでにサラリーマンも悩もう。きっと村中さんも悩み、考えていると思うしさ。

2013年9月25日 (水)

 ビジネスブレークスルー学生さん向け「会計士×落語」公演、今回のテーマは「運」。今日の前座さんは私の会計講座を受け、プレゼン大会で優勝したIさん。
 会場入りしたIさんに「今日テレビの収録があるからよろしくね」と伝えたところ、顔が引きつっていました。ちなみに構成は次の通り。

Iさんのプレゼン
 ↓
田中:江戸から明治のパラダイムシフトを生きた三遊亭圓朝物語
 ↓
志の吉:圓朝作「死神」
 ↓
田中&志の吉「運についてトーク」

0924

  人生初の「落語家さんと一緒、かつテレビ収録付」舞台を経験した彼女、これからもうプレゼンで怖いものなしでありましょう。

 さて彼女、打ち上げにて「台詞が飛んじゃって大変だったんです」と反省の弁。
 彼女、私と志の吉さんは「台詞が飛ばない」と思っていた様子。
 「あのさあ・・・」と、その誤りをただすうち、終電を乗り過ごしてしまいました。

 Iさん、会計を学びに来たはずが、いろんなことを学べてよかったね。

2013年9月12日 (木)

 出番に間に合うよう会場入りし、楽屋でひとしきり弟子に説教したあと、その高座(講座)を見て成長に目を細める。自分の出番を終え、お客さん数名と一緒に飲み、近所のホテルで泊まって、お土産を片手に東京に戻る。
 どうみても落語家にしか見えない行動パターンです。
 昨日、後藤充男との「勢・親子2人会」にご来場の皆さま、本当にありがとうございました。

 それにしてもまさか1階簿記教室の地下がバーになっており、そのHISAOバーが後藤のお父さんの店というのには驚きました。なんとも粋な父子。お父さん作のカクテルをしっかり堪能させていただきました。

 またいつの日かあのバーにお伺いしてギムレットをいただくことにしましょう。ついでに講演も。また頼むぞ、後藤。
 しかし相変わらず原稿は進みません。こちらについては苦難の日々が続きます。

「ギムレットには早すぎる I suppose it's a bit too early for a gimlet 」

2013年9月 9日 (月)

  オリンピック決定に沸く昨日の日曜日、多数の女性にお越しいただいた会場にて、シャンパン片手に講演でした。

 冒頭にて話しましたが、参加者が「女性だけ」というのはまったく気になりません。それより「誰がいないか」が非常に重要なのです。
 ビジネス系の講演が多い私にとって、「男性の観衆がまったくいない」講演というのは大変に貴重な機会なのであります。
  女性だけの昨日は、気兼ねなく男の悪口を含みつつ、男優先社会の歴史的由来と、男の行動・脳特性などについて話させてもらいました。(やはり時間が足りませんでした。あと10時間は欲しいです)
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 ところで講演で話しながら、「普段いかに自分がオジさんに気を遣いつつ話しているか」を実感しました。オジさんは偉そうなくせに、非常に傷つきやすく、拗ねやすいので表現に注意が必要なのです。オジさん居ないだけでこれだけ話しやすいとは。新たな発見。

 そんなわけで女性の皆さま、「目標に向かうの大好き・予算好き・PDCA大好き・縦列駐車好き」な男たちに巻き込まれぬよう、臨機応変・戦略的直感でしなやかに生きてくださいませ。

2013年8月31日 (土)

 今月上旬、大前研一アタッカーズスクールで行った会計講座が終了。その後、各講座の受講者代表によるプレゼン大会が開催されていました。
 しかし講師の私は夏休みに入ってしまい、その存在をすっかり忘れておりました。いまさら講座サイトをみて、わが講座の女性受講者Iさんの優勝を知った次第。ダメ講師です。

 いやあ、地味な「会計」講座の受講で「コミュニケーション」やら「戦略」講座相手に勝つとはたいしたものです。いまさらIさんと参加者たちが「講義のビフォー・アフター」を語り合っているやりとりをニヤニヤしながら読ませてもらいました。誇らしく、そして嬉しいぞ!(すこし後ろめたいが)

 優勝したIさんには9/24夜ビジネスブレークスルー「会計士×落語家」公演の前座でプレゼンしてもらうよう関係者に交渉してみます。Iさん、ホンモノの落語家の前座で話が出来る一世一代のチャンスだ!

2013年6月30日 (日)

 いやあ、泊まり込みで学び、飲み、騒ぎ、笑い、まじで疲れた。でも最高におもろかった!
 仲山・田中・阪本による超わがまま自伝的講義。「もうちょっと話させろ」と追加講義、そして「破壊的アイデア」を生む爆笑グループワーク。

・価格=プライド=ブランド
・値下げするなら死んだほうがマシ
・チームの志
・絞って狭くブランドをつくる

 最後の参加者のスピーチを聞いていて、われわれ講師の思いが通じたことがわかり、とても心強かったです。「またやってください」とリクエストの声を多数いただきましたが、言われなくてもまたやります(笑)。

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 この合宿、国から補助金もらって良い内容だと思いました。
 今回の参加者は「年とってもこんな面白い仕事辞められません!」という人ばかり。じじいばばあになっても自力で仕事しそうな人ばかりだからです。
 こういう「国や企業になんか頼りませんわ」的人間が増えると国の年金問題・財政悪化はかなり改善されます。ほんとに。

 合宿を終えて。またいつか会おう!
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2013年5月18日 (土)

本日ジムにて、半年ぶりにBack Pedalトレーニング。これはランニング・マシーンを「逆向きに走る」難易度大のエクササイズです。通常「向こうからこちらに流れる」ベルトの上を走るのですが、いつもの反対を向いて「こちらから向こうへ流れる」ベルトの上を走ります。ありえない足の運びになり、危ないので安全器具付で実施。

 運動神経と脳みそがひっくり返る思いをしながら、なんとか慣れつつ、速くなるスピードに耐えるトレーニング・・・・・刺激的ですが、それでも何とかついていきます。人間の身体に備わった環境適応能力は意外にも高いのです。

 ただ、マジで辛いのが、そのBack Pedalが終わったあと、「普通に走らされる」ときなんです。どうやって走れば(足を出せば)いいのか、わけがわからない。
 ふつうのランニングマシーンでいきなり転倒しそうになるのです。
 この「ふつうなのに危ない」スリリングな瞬間が私は大好きです。私は勝手に、このトレニングを「猿の惑星トレーニング」と名付けています。
 おなじマシーンを反対に走るだけで世界がまるっきり変わる。いつも同じ方向を「いかに速く」「いかに美しく」「いかに効率的に」走るかを考えているだけでは経験できない世界。
 しかも、いつもの世界に戻ってきたときに、まったく対応が出来ない。
 そんな経験はとても新鮮で、なんともいえず楽しい。

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 夜は大前研一ビジネスブレークスルーの「落語ナイト」に立川志の吉さんと2人で出演。
 テーマは「ブランド」。初めての参加者が多く、「会計士と落語家がブランドについて話すって??」と疑問符飛びまくりの会場。
 こちらも「知的Back Pedal」といったところでしょうか。
 今回は私単独の講義を止めて、「2人講義+志の吉落語」と構成してみました。パーソナルブランディングの意味と、有用性と、危うさについて私なりに解釈し、「サービス業/会計士、田中」と「サービス業/落語家、志の吉」を対比しながら解説。懇親会で「めっちゃ面白かったです」と言われて安堵(実は2人ともあまり自信なかったんです)。

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 さて、私は来月(6月)からビジネスブレークスルーの「アタッカーズ・ビジネススクール」で会計講座を担当することになりました。
 http://www.attackers-school.com/course/keisu.html

 ふつうの会計に戻って「ここが地球だったんだあ!」と猿の惑星にならぬようがんばります。                                     

2013年3月14日 (木)

 本ブログで募集した「孫子の兵法・読書勉強会」第1回を開催しました。多数の知的好奇心溢れる皆さんの応募があり、定員の関係で参加をお断りした方も多数。ご期待に添えず本当に申し訳ありませんでした。

 孫子に限らず「古典」は読み手によってさまざまな解釈が可能です。学生の頃は書かれていることの意味を読み取るだけで精一杯でしたが、大人になると「想像力」をめぐらして「なぜこんなことが書かれているのだろう?」とか「自分の悩みに当てはめるとこういうことだろうか?」と考えることができます。
 参加者それぞれの意見・感想を聞いていると、「そこに反応するのか」と驚き、またその参加者の苦労と状況を「想像」することができます。
 そしてまた各自の感想に「正解が存在しない」ところが素晴らしい。年齢・性別・稼ぎ・出世に関係なくそれぞれの感想に優劣が無く、尊重しあえるところがいいところ。

 参加者の皆さん、次月の「始計編」も張り切って行きましょう。
 ビジネス・恋愛を勝利を導くカギ「道・天・地・将・法」は大いに想像力を働かせて読むべきところです。

2013年2月 8日 (金)

 昨日、ジュンク堂池袋本店にて「田中靖浩×林家正楽」トーク&紙切りイベント開催しました。いやあ、面白かった!

 満席の会場にてまず私が「江戸時代」についてトーク。池袋演芸場から駆けつけてくれる正楽師匠の到着が遅れたため急遽「もっと話してください」の指令。関係者は心配したようですが私はもちろん平気。つなげと言われれば1時間でも10時間でも(笑)。

 お待ちかね正楽師匠の登場。出囃子が流れるとジュンク堂の一角が寄席の雰囲気に早変わり。
 さて、お客様からのリクエスト。一発目のリクエストがまさかの「公認会計士」。
 「そんなもん、知るかよ」と小さくつぶやいて、爆笑を誘う師匠。さてどうなるかとワクワクした緊張に包まれる場内。
 師匠、すこしも慌てず、「先生、ちょっとこっち来て下さい」と私に声を掛けます。
 「では、日本で一番すごい公認会計士を切ってみましょう。」
 高座の真ん前に私を立たせ、切りはじめます。

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  しばしチョキチョキと音がしたのち、みごと完成。
 「ちょっと本人よりハンサムに作りすぎました」 また場内爆笑。

  そのあとも何人かのリクエストに応えて「お~~っ!」という歓声の連続。本当に楽しい時間でした。
 楽しい余韻はいまも続いています。「イチロー選手」を切ってもらった少年がおそらく今日、学校で友だちに自慢している光景を想像するだけで、とても愉快な気分です。
 正楽師匠、また寄席にお伺いさせていただきます。そしてご来場のお客様、ジュンク堂池袋の皆さま、どうもありがとうございました。

 それにしても自分が切られるとは予想外でした。
 似てます?
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