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2012年2月 6日 (月)

 先日開催した志の吉さんとのジェイカレッジ2人会(1/26)で私が話した「行動経済学」。講演後も「本を読みたいので教えてください」とリクエストや感想などをもらっていました。元気が出たとか落ち込んだとか。私自身も会計士人生を振り返るヒントになったし、改めて懐の深いテーマだなあ、と。
 そんなこんなで、問い合わせをいただいた方を中心に「読書勉強会」を開催することにしました。真面目すぎず、ふざけすぎない「大人の読書勉強会」。

 残席を1/26参加者から公募しようと思い、昨晩ジェイカレッジ松山さんにメールしたところ・・・・・・さっそく告知いただいたようで、今朝9:31の参加申込者をもって満員となりました。
 参加の方、どうぞよろしく。また改めて案内をお出しします。
 申込が間に合わなかった方、すみません。またの機会に。
 本が嫌いで関心のない方、問題ありません。今日も寒いですが1日がんばりましょう。

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<行動経済学を学ぶ大人の読書・勉強会>
・日時 : 3月9日(金)19:00~21:00
・場所 : 田中公認会計士事務所(日本橋)
・内容 : 課題図書を読んできて勝手な感想を言い合う
・参加費: 無料(おやつの差し入れ歓迎)
・難易度: 学生のときほど真面目すぎず、大人の飲み会ほどいい加減すぎず、その中間くらいのゆるい感じ
・課題図書(2冊) :
「なぜ、セブンでバイトすると3ヶ月で経営学を語れるのか」勝見明著 プレジデントブックス
「経済は感情で動く-はじめての行動経済学-」マッテオ・モッテルリーニ著、紀伊國屋書店
申込方法:田中靖浩のHP/ブログの「問い合わせフォーム」より参加表明をどうぞ(先着順で締め切ります)

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2012年1月27日 (金)

 昨日、志の吉さんとのジェイカレッジ。終了後の打ち上げまではいいとして、そのあとの酒とラーメンが余計。夜中の3時にラーメン食って平気なのは若いうちだけです。こんな「絵に描いたような」二日酔いは久しぶりです。

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 久しぶりの二日酔いに加え、講演では久しぶりの読み違え。
「ひとりだちの極意=捨てること」という流れで「捨てられない心理」について行動経済学・プロスペクト理論に関連して話しました。途中で皆さんの反応が薄くなってきた気がしたので、理解してもらってないのか、あるいは関心がないのか、ネタの選択を間違えたと思っていました。ところが終演後になって思いきり反応が良かったことがわかり、あれは「感心していた」静けさだったと判明。
 ・・・ここを読み違えるとは未熟です。勉強して出直して参ります。来月もう一回講演やりたいです。

 そんな反省はともかく行動経済学から小便の落語まで、あいかわらず幅広いテーマ(?の2人会でした。参加者・ジェイカレッジスタッフの皆様、どうもありがとうございました。

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 さて講演中にもご紹介した「立川寸志」の出演案内。
(彼について書いた過去のブログ → http://blog.y-force.jp/2011/10/post-618a.html )
 彼は前座で出演予定です。どうか皆さん、勇気ある男に応援の拍手を。

「銀座流石亭 立川談四楼独演会」
日時:1月28日(土曜日)開場:14時30分 開演:15時
場所:銀座 流石(さすが)
予約・問合せ:武蔵野ロンド・佐久間さん 090-4704-6704 musashino.rondo@gmail.com
木戸銭7000円(お酒・肴を含む料金です)要予約

「立川キウイの会2012(真打ち編)」
日時:1月30日(月曜日) 開場:18時 開演:18時30分
場所:御徒町・上野広小路亭
問合せ:090-5995-1289(「倉庫の二階」様)souko-no-nikai@docomo.ne.jp
木戸銭:2000円

「立川談四楼独演会」
日時:2月15日(木曜日)開場17時30分 開演18時
場所:下北沢・北沢八幡神社参集殿
木戸銭2500円 ※終演後、その場にて簡単な打ち上げあり

「経堂落語会・雑把亭・立川談四楼独演会」
日時:2月24日(金曜日)開場:19:00開演20:00
場所:経堂・さばのゆ(居酒屋)(小田急線経堂駅下車徒歩5分程度)
木戸賃3000円(※飲み物ワンオーダー別料金。終演後その場にて簡単な懇親会あり)

2011年11月 7日 (月)

 11/5(土)阪本啓一・田中靖浩・仲山進也3人会、例のない居酒屋さんにて開催。講演の途中休憩でビール1杯。終わった後は移動なく酒とおいしい肴。関係者の皆さま、どうもありがとうございました。(以下、ちょいと舞台裏的話ですがご容赦のほど)

 ビジネス界では例のない3人会。話を終えてすぐ飲んだので、その場ではよくわかりませんでしたが、翌日になるとどうにも気分がすぐれません。出演者としての自分ではない、プロデューサーの自分がどうにも納得できない気分といいましょうか。
 阪本さんと仲山さんが一緒なら、もうちょっとなんとかできたのではないかと。

 そんな消化不良感を抱えつつ月曜日。
 午前中に仕事を切り上げ午後はSWA「古典アフター」公演。平日昼間というのに満席。
 それにしてもこの落語家さんたち、どんどん進化しとるで。この4人を見ながら「オレは悩んでいていいんだ」と納得。足りないものばかりを気にする小物のD人間(注1)にはそんな悩める人生がお似合いです。 

 注1:マズローの欲求5段階説の下位にとどまっている小さな人間

 残念なことにSWAは今年一杯で解散。もっともっと勉強したかったのになあ。残念。11月から12月まで最終公演。可能な限り見に行って学んできたいと思います。
 12月5日が最終公演。チケットは「秒」で売り切れたとのこと。しかし私の手元には普通にプレイガイドで取れたチケット。
 「先生なんで持ってるんですかあ!」とスタッフに驚かれる。
 ・・・きっと神様が「お前はもっと苦しめ、悩め、学べ」ということを私に言いたいのでしょう。

 SWAで打ちのめされた帰り道、「怪奇小説という題名の怪奇小説」(都筑道夫著、集英社文庫)読了。その面白さにさらに打ちのめされる。
 どういう構成、面白さなんだ、これは。舞台であれ執筆であれ、「アドリブ」などと簡単に括ってはいけない世界があるようだ。甘かった。

 しかし悩みの中、電車のなかで「こんな『ビジネス×落語会』をやりたい」という直感的イメージが浮かぶ。これはやるべし。これから出演交渉に動きます。来春公演予定。たぶん。

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↑会場に飾られていたSWAメンバー人形

2011年7月 9日 (土)

 毎日講演の仕事が続いた今週、締めくくりにお伺いしたのはCGCジャパン。
 大変失礼ながらどんな組織なのか知りませんでしたが、たまたま先月カンブリア宮殿でこちらが取りあげらており、村上龍さんも驚いていました。
 CGCは大手スーパーに対抗して中小規模のスーパーが団結した集合体です。
 現在全国225社のスーパーマーケットが加盟されておりグループ年商は4兆円を超えています。
 今日の講演も200名を超える社長・経営者の皆さんが参加されていました。

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  中小企業の応援はこれからの私のライフワークです。
 大を頼らず小さくても誇りあるビジネスをつくること。もう大きな組織に頼る時代ではありません。
 
 昭和から平成にかけて、小さなスーパーにとって大手はたいへんな脅威でした。
 地方のスーパーマーケットが団結したCGCは「中小でもやりかたはある」ことを教えてくれます。

 講義中に、「小魚が集まって大魚のふりをしてクジラと戦う」「異端がいることで全体が生き残る」童話を思い出し、その話をしましたが、肝心の童話タイトルが出ずじまい。

 講義が終わった帰り道、関係者・参加者から声を掛けられ、

 「先生、あの話しはスイミーですよ」

 と笑顔で教えてもらいました。そうスイミーです、スイミー。
 すみません。若いくせに物覚えの悪い先生で。
 もう一回スイミーを読み直してみたいと思います。
 (たしか日本語訳は谷川俊太郎さんだった)

 CGC関係者の皆さま、加盟されているスーパー経営者の皆さま、どうぞ日本のスイミーとしてこれからも頑張ってください。

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 きわめて個人的に、子どもの頃からよく地元四日市で買い物をしたスーパーの方が参加されていたのは嬉しかったです。
 こういうのは仕事を超越して感慨深いです。

2011年7月 7日 (木)

 「悪いが先に帰る」と、飲み会を一人引き上げることが増えました。
 幸い「もう1軒行きましょうよ~!」と絡んでくる野郎も居ません。
 昔からどうしてみんな飲み会に遅れてくる奴には寛容なのに、早く帰る人間には不寛容なのかと不思議でした。
 
 さっさと家に帰ると、だいたい本をしばらく読んで、そのあと一人で飲みながら「何もしない」時間を過ごします。ここ数ヶ月、この「何もしない時間」のおかげでやっと精神的バランスを取り戻しつつあります。
 仕事もほどほど、付き合いもほどほど、好きな本を読んで、一人飲んでボーッとする。
 こんな毎日が快適です。
 自分は根っからぐうたらなんだと悟りました。
 そんな持って生まれた本性は変えようがありません。できればそんなぐうたらを人生ずっとつづけていたいものです。
 ぐうたらやってると仕事が増えるし、真面目に頑張ると仕事が減るのだから不思議です。
 (きっと真面目にやると、妙なオーラで仕事が下手な人たちを呼び寄せてしまうんでしょうね)
 「ぐうたらをずっと続けるために」、そして麻雀・競馬にうつつを抜かす「不良老人を目指して」トレーニングするというのも妙な話ですが、トータルワークアウトにはかれこれ2年以上通っています。

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 今回の「大人の4教科」ではそのトータルワークアウトの池澤智さんが健康・ダイエット理論を披露してくれました。
 開口一番いきなり「私、○○歳です」と会場の爆笑を誘った池澤さん。

 「身体に関して真実は分かりません。これはあくまでトータルワークアウトが正しいと考える理論です」とお話しされました。
 ・・・・この姿勢って気持ちいいですね。
 身体の真実は分からない。ただ一生懸命考え、苦労した上で「これが正しいと思う」と語る真摯な姿勢。
 おそらく私がトータルワークアウトに通って感じる気持ちよさはこれかもしれないな、と思いました。
 前向きに、真摯に考える姿勢。
 きっとそんな池澤さんの姿勢がスタッフに伝わってジムの雰囲気をつくっているのでしょう。
 反対に生半可な知識を正当性もって振りかざす会計人・コンサルタントほど辟易する存在はありません
 それはともかく私はこれからも「ぐうたらな不良老人」目指して真摯にトレーニングを続けようと思います。
 ※女性受講者の一人が「たしかに池澤さんは年齢不詳な感じです。すてきな女性ですね」と言っていました。やっぱりそうでしょう(笑)。

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 さいきん「若年性アルツハイマー」に関する本を読んで非常に興味深かったので池澤さんに進呈し、昨日呼ばれた楽天EXPOの講演でも本の内容を話しました。
 アメリカでは最近若年性アルツハイマー病が急増しており、「弁護士・医者・警察官」の患者が増えているそうです。
 「なんで頭のいい人たちがアルツハイマー?」と思ったのですが、この本を読んで納得しました。だからレーガンとサッチャーもなったのか、と。
 この本を読んでますます
 「飲み会には付き合わず早く帰ろう」
 という決意を新たにしました。
 本のタイトルと内容はまたいずれ機会があれば。

2011年6月30日 (木)

 数ヶ月前にやったトルコイベントにRAKI(トルコ酒)を差し入れてくれた社長が表参道にレストランを出したと聞いて行ってみた。
 トルコの友人たちと飲むうちRAKIを飲み過ぎて悪酔い。自宅まで吐かずに帰ってくるのがやっと。「RAKIは酔わないから大丈夫ですよ」というトルコ人はみんなウソつきだ。

 ※トルコ料理レストランはリーズナブルで家庭的、とてもうまい。
 表参道駅から徒歩7分「エフェス」http://efes-turkishrestaurant.com/
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 トルコ人の友人G、震災の日にトルコ国営放送(日本でいうNHK)から電話が掛かってきて、日本の状況を説明したらしい。
 これがトルコに生中継された。Gの語ったコメントでトルコ人は日本の震災当日の状況を知ったわけだ。

 Gは職場から長距離を歩いて帰ったらしいが、彼がもしシャレで
「歩道ではチョンマゲのサムライが腹切りして死んでいます!」
 と言えばトルコ人はみなそれを信じたことだろう。

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 「大人の4教科」社会の先生、徳川19代目徳川家広さんは、
 「大河ドラマは見ないでください」と宣言して大ウケしていた。

 大河ドラマが大嫌いな私も大いに受ける。あれはイメージが固定化されるので大嫌い。
 いまでも織田信長といえば役所広司だし、徳川家康は津川雅彦。
 これから先、坂本龍馬といえば福山さんかと思うとうんざりだ。

  私たちが信じている歴史なども、アテにならないものです。Gの生中継並です。
 だれかがねつ造した歴史を教科書のせいで信じているだけかも。
 ここには書けませんが、徳川の末裔の語る「数々の爆弾発言」を聞いてそう思いました。
 でもそう思って学ぶ、「仮説でしか真実に迫れない歴史」は意外に楽しいです。

 今年に入って感動した本のベストスリーに入るのが
 「銃・病原菌・鉄」-1万3000年にわたる人類史の謎-(上・下)ジャレド・ダイヤモンド著、倉骨彰訳、草思社

 実はこの本、守屋さんと徳川さんが「ふつうの会話の中」で話題にしていた本。
 私は本屋に置かれているのは目にしていたが、気にしていなかった。
 ただお二人の話を聞いていると面白そうだったので読んでみました。

 ヨーロッパはどうして歴史の中で栄えてこれたのか。
 ヨーロッパとアフリカの格差が生じたのはなぜなのか。

 こうした疑問を歴史・地理・人類学など引っくるめて仮説を立てつつ分析していく本。
 その仮説の豪快さ、切れ味の鋭さ。
 ・・・・久しぶりにアタマがぶっ飛んで、読書のみで徹夜しました。 
 この著者のおじさん、メチャクチャかっこええなあ~と思いながら。

 「オレはどうしてこの本を知らないで生きてこれたのだろうか」
 と素朴に疑問を感じました。
  もしオレが10年前にこの本読んでいれば、自分の書く本の内容も変わったのに。
 できれば30代の半ばまでに読んでおきたかった本です。正直「しまった!」と思いました。

 ただ私がいまのビジネス・会計士業界にいる限り、この本を読んでいなくてもまったく問題はありません。
  守屋さん、徳川さんと知り合いになったことで「こんな本くらい読んでおけよ」という無言のプレッシャーを感じることができました。
 いい本に関して「お前、こんな本も読んでないのか」と感じさせてくれる過酷な環境は大好きです。(反対に食事の写真だけで共感する・される友愛的環境は苦手であります)
 読解力に続けて必要なものは「甘くない」友人と環境であります。

 ちなみに「銃・病原菌・鉄」=GUNS, GERMS, AND STEELは一緒に飲んだトルコ人も読んでいました。
 偉そうに解説できたのも守屋さんと徳川さんのおかげ。

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 ところでトルコにはトルコ麻雀もどきがあることを昨日知りました。
 「今度一緒にやりましょう」と気軽に誘ってきたトルコ人たち。
 ・・・あいつら、日本人だとおもってナメやがって。

 異国の麻雀、よく分からない妙なルール、相手は手慣れたトルコ人。
 ・・・完全アウェーな状況、たいへん望ましい。
 日本雀師の実力を見せてやろうと虎視眈々です。
 「モウ、ユルシテクダサ~イ」とトルコ語で言わせてやろうと思います。
 私は(仕事はともかく)勝負ごとについては「甘くない」姿勢で臨みます。押忍。

2011年6月29日 (水)

 暑い。だったら汗をかくかとジムに行ったところ知人パイロットに遭遇。
 このパイロットは腰痛で苦しんでいる。狭いコクピットでストレッチもままならないそうだ。かわいそうに。
 そして近年の飛行機は狭いだけではなくヒマらしい。なぜなら自動操縦が相当進んでいるからだ。
 それは技術進歩の成果であり、安全のためにも望ましいことなのだが、当のパイロットにとって「自分の技量向上」の機会が奪われるという重大な問題を含んでいる。

 カーナビが道を教えてくれ、高速道路も電車も勝手に精算してくれ、美味しい店はネットが教えてくれ、ボタンを押せば手軽に友人と繋がれる世の中。
 便利で快適かつ平和な、「われわれがずっと望んだ世の中」。
 しかしその幸せの代償として、われわれの本能に近い「生命力」が日々失われている恐怖を感じる。

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 「大人の4教科」で守屋先生が「すぐれた経営者は皆、読解力が優れている」とおっしゃっていた。私もそう思う。
 しかし世の中的には、そんな「読解力」がどんどん落ちてきている気がする。
 実際には守屋さんの言う読解力より遙か以前レベルで失われている。

 さいきん「本を読む」ことができない人間が増えている。
 たとえば「この5冊を明日までに読んできてくれ」という指示は出せなくなった。
 なんでもこれはパワハラの領域に属するらしい(知人の弁護士が教えてくれた)。

 どうしてこうなったのか?
 やっぱり最大の理由は「安易で検索が可能、友情を確認できるネット環境」ではないかと思う。
 これはもはや「習慣」を超えて、「脳の働き」レベルに影響を及ぼしている。
  以下、ニコラス・G・カーの新作からの引用。

 「オンラインで毎回われわれが受け取る大量の競合し合うメッセージは、作動記憶に負担をかけるだけではない。前頭葉がひとつのことに集中することを、きわめて困難にするのだ。(中略)またしても神経回路の可塑性のおかげで、ウェブを使えば使うほど、われわれの脳を注意散漫にしていくのだ」
 
 「ネットが助長する、絶え間ない注意散漫状態--エリオットの『四つの四重奏曲」から再びフレーズを借りれば,『注意散漫によって注意散漫から気が散った』状態--というのは、どういう決定を下すか熟慮している際、考えをリフレッシュしようと、意図的に精神活動の集中を散漫にするのとはまるで違う。ネットの有する感覚刺激の不協和音は、意識的思考と無意識的思考の両方を短絡させ、深い思考、あるいは創造的思考を行うのをさまたげる」

 上記文章を書いたニコラス・G・カーは、ハーバード・ビジネス・レビューに「ITにお金を使うな<IT Doesn't Matter>」という名論文を書いて騒ぎを起こした好人物。
 今回の新刊は原題「The Shallows」。(浅瀬の意味。浅はかな思考を意味する。日本語版タイトルは「ネット・バカ」、副題:インターネットが私たちの脳にしていること)

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 ここ数年、インターネットエクスプローラーに数文字入れただけで候補が出てくるようになりました。
 この候補が当たっているから妙にむかつくわけです。
 またgoogleで検索するとかなり高い精度でヒットすることにも薄ら寒さを感じていました。
 それは彼らの予測範疇で思考し生きているという証拠であり、他の人間と同じような目線でしかモノをみていないということです。
 ----こんなレベルでは仕事で稼げるわけはないし、楽しく仕事が出来るわけがない。
 googleもtwitterもfacebookも、自らのステイタスと収入向上を狙って我々のクリック数を上げようと血眼です。
 私はこうしたものに漠然と「バカになる恐怖」を感じていましたが、「The Shallows」を読んで、そして守屋先生の講義を聞いたおかげで、やっと落ち着きました。

 世の中の「Shallows」脳がますます増えるのであれば、自分はそれと距離を置くだけで仕事を作れそうな気がします。
 日本がどれだけ不況でも、財政破綻してもオレはあと50年は大丈夫だな。
 この本と守屋先生のおかげだ。守屋先生には酒でも贈っておこう。

 ただ長生きしたいわけではなし、、大金が欲しいわけでもないから、若い衆や子どもたちために「読解力」をどう定義して、その重要性をどう伝えればいいのか、それだけは考えていくことにしようっと。

 ・・・・・今回分をここまで読んでくれたあなたへ。
 こんな気まぐれな悪文を最後まで読んでくれたあなたの脳は大丈夫。
 その読解力は私が保証します。

<守屋先生に対する感想文終わり。次回は徳川先生分>

2011年6月28日 (火)

 「新聞読むにも老眼鏡?」

 家族にそう訊かれて無言で肯定するのも慣れてきました。
 おまけに今日は歯を1本抜かねばならぬことが確定。
 だんだん身体機能を失うというのは悲しいことであります。

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 「大人の4教科」国語の守屋淳先生、まず私が一番印象に残ったのは

 「勉強の抽象度を上げる必要性がある」というくだり。

 (守屋さんは抽象度という言葉は使われていないかもしれません)

 営業の人間が経理の話を聞いて「自分には関係ない」と思うのは学びの抽象度が低い。
 学べる人間は一見関係ないと思われるネタからも学べるものです、というお話。

 守屋さんは何気なく話されていましたが、実はこれ、私が人生ずっとプライドと生活を賭けて戦ってきたテーマであります。

 いま世間では書籍でもセミナーでも職場でも「簡単にわかる」「2時間でわかる」「すぐ使える」という直線的・具体的・安易なメッセージのオン・パレード。
 これは私のような者には完全に逆風です。

 ちなみにいまでも私の講演のアンケートには
 「言っている意味は分かるが、具体的な方法を教えて欲しい」
 という感想が必ず出てきます。

 私はきわめて具体的に「自分で考えろ、犬か、てめえは」と心の中で怒っています。
 実際、アホにレベルを合わせるくらいなら死んだ方がいいと思っているので無視します。

 しかし真面目に考えるわけです。
 いつから世の中はこんなふうに「具体的に答を求め」かつ「相手に答を求めることに恥を感じない」ようになったのかと。

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 今回の「大人の4教科」では私がトップバッター、守屋先生は2番手でした。
 私を過剰にヨイショすることなく、私の話しを引き取ってつないでいく展開。
 ・・・・あれは完全に「できる落語家級」です。驚きました。
 落語家さんと一緒にやっている私が言うんだからまちがいありません。
 あの場にいた人だけが分かると思いますが、守屋さんの話を聞いて
 「田中さんと守屋さんって、仲がいいんだな」と思った人が多いと思います。
 そう思わせたのが守屋先生の実力です(守屋さんは落語を聞いたことないはずですが)

 守屋さんのアドリブ力の源泉は、落語家的な「瞬間対応力」ではなく、そこまでの「蓄積の深さ」ではないかと想像しました。
 いろんなことをいろんな角度から見て、考えてきた蓄積。
 できごとを色々な歴史軸でとらえられる視野の広さ。
 おそらくは楽をせず、苦しんできたご自身の人生。
 ・・・そういう国語の先生の語る「読解力」だったから荒削りでも説得力がありました。

 きっとアドリブがきかない人(=話がつまらない人)が増えてきたのは逆の理由だと思います。
 直線的・具体的・平面的な「効率的な環境」に慣れすぎてしまったため。
 その最も大きな理由が私のにらむところネットの影響です。

 競馬好きとしては、この国の5年後を次のように予想しておきましょう。

 「いまより話下手で草食系な男が増える」
 「会議の多い日本企業の業績は悪化の一途を辿る」
 「facebookで『いいね!』と言ってもらえる人気者ほど結婚したくてもできない」

 この予想には自信があります。すくなくともブエナビスタの単勝よりは。

<眠いので理由は明日につづく>

2011年6月26日 (日)

 先週の土曜日(6/18)「大人の4教科」イベントを終えました。
 そのあと妙な開放感と充実感、読書ばかりの日々を過ごしておりました。
 私は人生が充実してくるとネットから離れたくなる気性のようです。

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左より、徳川家広さん(社会)、守屋淳さん(国語)、私(算数)、池澤智さん(理科)

 「大人の4教科」、あくまで私個人的には非常にいい会でした。
 この企画は間違いなく継続できると確信しています。
 ・・・だってオレが「これは続けたい」と思っているんだからさ。

 ただイベントとしては「お客さんを選ぶ」内容だったかもしれず、すこし心配です。
 考えている人・考えたい人には「よかった」と言ってもらえるけど、直ちに答を求めるタイプの人にはつまらない内容だったかもしれません。
 ・・・ただ、私はあくまで受講者として3人の先生の話はやっぱりおもしろかった。
 ぼんやりと「ずっとオレは、こういうことがやりたかったんだよな」と思いました。

 参加者からいろんな感想をブログやメールなどでもらっていますが、私も明日から各先生の講義について「感想文」を書いていきたいと思います。
(おひとりこのブログを見ている先生がいるのが確定的なため、緊張が走ります)

  併せて今後に向けて「大人の4教科:facebookページ」を作ろうと思いますが、こちらは人材不足・能力不足・開き直り気味のため完成日時など未定。

2011年5月 6日 (金)

 連休合間の平日。東京の街に人が少ないのが心地いい。
 リクエストにおこたえして、4/28私の公演「サンデーサイレンス物語」の内容を。

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 「2、4、6、8、10、12」
 
 
次は数字は?・・・・・・答は27。

 「2、4、6、8、10、12、27、2、4、6、8、10、12、27、2、4、6、8、10、12、27」
 
 この次は?・・・・これだと多くの人が「2」を想像する。

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 私たちは学校、ビジネスで「過去の規則性に則り、次を推測する」教育を受けている。
 しかし現実はそれほど簡単ではない。

 「不幸にも(幸運にも、と言うべきか)、次にくる事実を前もって入手できるなどということは決してありえない。われわれに持つことができるのは、単純であってくれという願望だけなのだ。そして次に来る事実は、いつもわれわれを一段と複雑なレベルへ押し上げる可能性を孕んでいるのである。」
 「精神と自然-生きた世界の認識論-」グレゴリー・ベイトソン、新思索社刊

 「芸術も、宗教も、商業も、戦争も、そして睡眠までもそうなのだが、科学もまた前提presupposition<思考以前の思い込み>の上に成立している。ただ科学の場合は、単に思考の道筋が前提によってきまるというだけではない。現在の前提の非を問い、非ならば破棄して新しい前提を造るところに科学的思考の目標があるのである。この点において科学の営みはそれ以外の人間活動と大いに異なる。」(同書)

 震災後、不安定で定まらなかった私の思考はこの本に強烈な刺激を受けました。

 今回の被害や原発事故を予見できた・できないという議論の「前提」に気が付いたからです。
 それどころか、自分が専門としている「会計」の本質と弱点を見事に言い当てられた気さえしました。
 会計・経営ツールの多くは「対前年比」をもとに組み立てられています。
 そこにはベイトソンの言う「単純であってくれ」という願望、「単純であるはずだ」という思い込みがあります。

 ただここから先、われわれの「これまで通りであってくれ」という思い込みは怪しくなりました。

 -----と、まあ、こんな話をしまして、御立さんの「未知の領域のリーダーシップ」、そして志の吉さんの「千両みかん」に繋ぎました。
 ※注:「千両みかん」は番頭がみかんに価値があると「思い込んで」逃げる滑稽話。

 ではこれから先、「2、4、6、8、10、12」の次に14が来ない日本になるとして、必要なものは、いざというときの「底力」ではないかと。
 「底力」といえばサンデーサイレンス。
 それで底力溢れるレースVTRを会場でお見せしつつ「底力」について話しました。

 ふざけたふりをして、大切な内容を真面目に話したつもりですが、お客さんに届いたかどうかは?
 ---心配ですが、もう終わったので考えないことにしましょう。

 「知覚による方法にほかならぬ科学には、真実かもしれないことの外在的で可視的なしるしを集め回る以上のことはできないのだ。科学はprove<証明>せず。probe<探索>するのみ。」(同書)

 さて、GW最後の週末は競馬で「probe」して過ごしましょうか。

2011年5月 2日 (月)

 4/28(木)「まぜるな危険 チャリティーイベント」無事終了。
 急な企画にも係わらず多くの方にご来場いただき、成功裏に終わることができました。
  本当にありがとうございました。チャリティーの内容についてはまた改めてご報告します。

 震災に負けずがんばろう!という今回、3人の話の内容は・・・

  一.田中講演:サンデーサイレンス物語
  二.御立講演:「未知の領域」とリーダーシップ
  三.志の吉落語:千両みかん

 ↓今回はカジュアルな御立さん、キリッとした着物の志の吉さん。

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 私の講演について、「あのサンデーサーレンスのレースビデオを教えてください」
という問い合わせを何件かいただいております。
 直線、壮絶な叩き合いのレースは「プリークネス・ステークス」です。
 レースはこちら↓
 http://www.youtube.com/watch?v=g9pc1i7nRT0&feature=related
  このビデオがあれほどウケるとは思いませんでした。

 
 それから2,4,6,8,10、12の次は何ですか?
 についての質問も多くいただいておりますが、答は27です。
 (ネタ本は「精神と自然」グレゴリー・ベイトソン(新思索社))
 
 サンデーサイレンスのレースに近代合理主義批判。
 これだけでは何が何やら分からないと思いますが、講演内容についてはこのブログで改めて。
 (気が抜けて昨日より発熱中です) 

2010年11月12日 (金)

11月11日、産業技術大学院の講座でアサヒビール茨城工場の見学+講義。
日本最大級の工場は想像以上にデカかったです。
高校の同級生T氏のおかげで充実した講義になりました。
できたてのスーパードライの味は格別。

関係者の皆さま、どうもありがとうございました。
1111

2010年9月24日 (金)

祝日の9月23日、「もっと知りたいトルコと日本」イベント開催しました。
大雨のなか、日本人のみならずトルコ人にも多数お越しいただき、関係者一同感謝です。

いまから120年前の9月、台風の和歌山沖にてエルトゥールル号が沈没したことから始まる両国友情の歴史ですが、われわれのイベントも雨。
日本とトルコには雨が似合います。

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↑オスマン帝国の説明をするひょうきんなトルコ人mete

私も自分勝手な解釈入りの、かなり怪しい歴史講義をしました。
しかしトルコ人からも「なかなか鋭い」とお墨付きをもらい一安心。
「あなたは日本人なのに話がうまい」と褒められました。「なのに」ですか(笑)。

夜はトルコ料理で懇親会でしたが、飲んでばかりで写真を撮り忘れました。

今回の開催に当たってはトルコ大使館、トルコ中央銀行、産業技術大学院大学、和歌山県東京事務所ほか多数の皆さまの協力をいただきました。
心から感謝する次第です。

参加の皆さま、どうもありがとうございました!
なにかすこしでも学びになることがあれば幸いです。

個人的にあらゆる「アメリカ的なもの」に対して嫌気がさしてきたこともあり、今回は新鮮でした。
トルコもいいですが、いちどキューバなんかに行ってみようかな。

2010年1月20日 (水)

昨晩ジェイカレッジを終え、打ち上げで飲み、そして志の吉さんと飲んで帰宅。
自分で話しながら、志の吉さんの落語を聴きながら、頭にぷかぷか浮かんできた疑問について1人飲んで考える。
疲れているのかいないのか、自分でもわからない。

今日は遅めに起きてジュースを1杯。ジムに行ってハードに追い込みヘトヘトになってからまた考える。

長い時の流れのなかで、われわれが得たものと失ったものはなんだろう?

戦後の1947年。日本人の平均寿命は50歳程度だった。
それが80歳まで長生きできるようになった。平和で豊かな世の中。
しかし「成長期」が延びたわけではない。私たちが手にしたのは30年も増えた「老後」である。

成長期を生きるのは難しくない。しかし老後の衰退期を生きるのは難しい。
私たちの人生と同じように、会社にも勢いのある成長期と下がっていく衰退期がある。

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志の吉さんと相談して、昨日は文七元結の長兵衛にメッセージを託しました。

私の講演「青天の霹靂 -時代を駆け抜けた三遊亭円朝-」
志の吉さん落語「文七元結」

うまくカネを稼ぐのも人生なら、衰退期を粋に生きるのもまた人生。
うまくいかないときこそ試され、それで生まれるものがある。

すべての参加者、スタッフの皆さんたちに届けばいのですが。

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・・・・・と、ここまで書いたところでメールを見たところ皆さんからメール多数。
嬉しいですねえ。元気が出てきました。
さあ、そろそろ体調も戻ったし、がんばろっと。(でも今日は休んで明日から)

2009年10月29日 (木)

八重洲ブックセンターにて新刊記念講演会が終了。

八重洲ブックセンターにての講演会はもう4回目か、5回目か。
私にとって必ず何か余韻が残る不思議な場所。

実は今回、版元の編集・営業の方、書店の方、ゲストの池澤さん、各方面に無理をお願いしての会でした。
自分が「こういう会をやりたい」という思いを無理に聞いてもらっての開催。

お客さんの反応を顧みて、告知タイトルは「ダイエット」じゃなかったな、とか本の内容はこうすればよかったなとか。
伝えたいものが、ちゃんと伝えきれたのだろうかという不安感あふれる帰り道。
無理して開催したくせによ~と、首謀者はうつむき気味でござんす。

「あーあ」という思いははどこか別のところで返さねばなりません。
打ち上げにて生まれた新企画にこの怒りをぶつけるしかないな。

・・・・って、仕事を減らすんじゃなかったっけ、オレ?

・・・・って書きながら、ホントに気配が消えてないな、オレ。

しかたない。シュークリームでも食べて寝よっと。

何はともあれご来場の皆さま、どうもありがとうございました。
心と身体を引き締めて不況を乗り切りましょう。

P.S. 八重洲の講演会ではいつも「数年振り」の出会いがあり嬉しいです。
ロッカーT君、Iさん、ほか久しぶりの皆さん、ぜひメール下さい。

2009年9月 8日 (火)

秋晴れの昨日9月7日、日経ホールにて「まぜるな危険2」。

・・・・・終わりました。疲れました。飲み過ぎました。
詳細を書く元気はまだありません。

演目は
・開口一番:小笹俊一「7時のニュース」
・田中靖浩:「特命会計士」
・御立尚資:「駅伝とボカッチォ」
・柳家喬太郎:「竹の水仙」

緞帳が降りた直後の記念写真↓
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多くの方からお花や差し入れをいただきました。事務所は花とお菓子とお酒で溢れております。
励まし、感想なども多数いただきました。
本当にありがとうございます・・・・でもあまり甘やかさないでやってください(笑)。

2009年5月16日 (土)

「話し方教室 の、ようなもの」が終わり、ゴールデン街で飲み、路上で騒いで怒られ帰路につく。

・・・・・眠れず。

今日は自分の立場を離れ、かなりの勉強になりました。
勝手な感想です。

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やはり「話すこと」というのは「伝えること」に他ならない。
結局、どれだけ「人が好きかどうか」ということ。

「人が好き」か「カネが好き」か。
どちらか一方しか取れないとしたら、自分はどちらを選ぶか?

「どちらも大事」と誤魔化しているうちはスキル本で十分。
しかし二者択一に立ち向かうと、自分で答を見つけるしかない孤独な世界に入っていく。
こちらが好きでも、向こうに好かれるとは限らない。

話すことは喜びであるとともに悩み続けること。
そういうことなんだな、と学びました。

それならそれで悩みつつ、一期一会を大切に過ごしていきたいものだと思います。
今日ご来場の皆さま、本当にありがとうございました。
同じ時間、同じ空間、同じ関心。それを共有できた皆さんに感謝です。

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生・7時のニュース+キャスターの苦労話↓
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「話べたな少年が、人前で話せるようになるまで」↓
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チャレンジ精神旺盛、いまどき珍しい「男らしい」女性↓
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参加者の悩みに答えているような、いないような↓
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2009年3月10日 (火)

天気がいいのは嬉しいですが、花粉症がつらくて死にそうです。

昨日は新宿ゴールデン街劇場がパンクしそうな多数のご来場をいただき、
「阪本啓一×田中靖浩 オレの話を聞け!」開催。

私の話は「肉食系男子を目指す健康法」
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阪本さんお話は「商いは頭でなく腹で稼ぐもの」
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2人で某雑誌の悪口をはじめ、大放談+質疑応答
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打ち上げはこの会にふさわしく「アントニオ猪木酒場」にて。
ダァーーーーッ!
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打ち上げや今日のメールでもらった来場者の感想をみると、2人の話の内容もさることながら、
「どうしてこの2人は、こんな無茶ができるんだろう?」
という興味や関心をもたれているようです。

まあ、マーケティングと会計の専門家が、ゴールデン街劇場で「俺の話を聞け!」という会をやるのは、ふつうに考えるとありえないようで。

でも、阪本さんも私も「ふつうじゃない」ことだけはたしか。
頼れるアニキ、阪本さんとは今後も無茶な企画を続けたいと思います。

来場の皆さんにも「ふつうじゃなくていいんだ」という、元気と気合いのお裾分けができていればいいのですが。

2009年2月 1日 (日)

吉岡英幸さんと「ファシリテーション×会計」のコラボセミナーを開催。
「まぜるな危険」ではなく、「危険じゃないけどまぜてみた」というかんじです。
「新規事業の立ち上げ」というテーマについて講義とディスカッションで構成しました。

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会計に限らず、およそすべてのビジネス・スキル全般に言えることですが、
そのネタ自体を「学ぶ」ことと、その学んだ内容をどう「表現するか」は
まったく異なる次元の問題です。

たとえばMBAをとって陰口を叩かれるタイプの人(かなり多いです)と
いうのは、その知識自体ではなくその人の「自慢っぽさ」がまわりに悪印象
を与えているという例が多い気がするわけです。

たとえばエルメスの高~いバッグを持っている女性がいるとして、
それが本人に似合っていればいいんですが、似合っていない人というのもいるわけで。
悪いけど、ハタ目にはかなり滑稽に格好悪くうつる。
まあ、ビジネススキルもMBAもそんなもんだということです。

「数字に強い」というのも同じで、実際に知識があることと、それをまわりに
どう表現するかでまったくちがう結果が出てしまう。
まして数字というのはインパクトが強烈なので、みんなの意識がそこに引きずられて
しまう可能性=危険があるわけです。

さらにこの国には「宵越しのカネはもたねえ」とか「銭勘定ばかりしやがって」という
金を嫌う文化があるので難しい。

・・・そんなことをここ数年つらつらと考えていましたが、今回吉岡さんとの
セミナーで「知識を学ぶ」という頭でっかち状態を超えた「知識の使い方」と
いうテーマについて刺激を受けました。
今後ゆっくりじっくり取り組んでいこうと思います。

ところで吉岡さんは「頭のキレる人になる大喜利式発想脳トレーニング」という
シャレた本も出されている。
吉岡さん、こんどビジネス・大喜利会も一緒にやりましょう!
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2008年12月 3日 (水)

まぜるな危険!立川志の吉・御立尚資・田中靖浩・柳家喬太郎4人会
終了しました。

4kg痩せました。ここ数日だけで。
痩せるにはこういう無茶なイベントをやるに限ります。
志の吉さんと御立さんの話を聞きながら自分の内容を必死に考えた間だけで、
1kgは痩せたのではないでしょうか。

バクチをやらない志の吉さん「看板のピン」ではじまり、
次は和服の似合う現代の若旦那、御立尚資さん。
はじめて見た方が「いますぐ落語家さんになれそうですね!」
と驚くさわやかな弁舌で展開されるリーダーシップ論。
変化の時代のリーダーシップ論は落語ファンにも届いたようです。

続いては私、「戦略『腹』を鍛える」。
頭から腹への展開上、コンサルティングへの悪口が多くなりましたが、
御立さん、どうもすみません(笑)。
でも「不幸な時代を生きるのは腹の力」は今の私のポリシーです。

そしてトリをつとめてくれた喬太郎。
私と御立さんも大ファンの落語家さんです。舞台袖から腹で大笑いさせてもらいました。
会の趣旨やそれまでの出演者をさりげなく織り込んで展開される爆笑。
不思議な「狂気」全開。
演目の新作「夜の慣用句」はCDにもなっていますが、ぜひ聞きくらべてください。
今回のライブがいかに凄かったかがわかると思います。
「場の空気をつくる」とはこういう人のことです。

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舞台裏では熱心に働くスタッフたち。
映写係から緞帳スクリーンの上げ下げまで素人仕事。
その他、ボランティアの人たちも含め受付や楽屋準備などよくやってくれました。
今回の働きは文句なし。私が表で暴れられるのは君たちのおかげです。

また出演者の舞台裏も、表とまた違って興味深かったです。
気遣いの志の吉に、懐の広い親分御立さん、集中力の喬太郎に、気の小さい私(笑)。

まあ、とにかく終わりました。
満員でご来場のお客さま、出演者各位、お手伝いスタッフ、
チケット関係など助けていただいたサンライズ・プロモーションに
来場者全員にソイジョイを差し入れてくれた大塚製薬さま、
それから多くのお花や差し入れをいただいた友人・知人の皆さま、
すべての皆さまに対して心から感謝です。

どうもありがとう!

P.S.いちおう喬太郎さんも御立さんも「またやりましょう」と言ってくれましたが、社交辞令かもしれません。
私も疲れ果てて、やりたいようなやりたくないような複雑な気持ちです。

2008年3月 7日 (金)

田中です。

3月12日(水)志の吉独演会、その後の懇親会共に締め切り間近のようです。
お申込のかたはお早めにどうぞ。

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昨日、東京ミッドタウンホールに講演で行ってきました。いちおうちゃんと仕事はしています。
新しくて立派なホールです。設備もバッチリ。
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この講演会、第1部が塩川元財務大臣の講演、第2部がS日本監査法人の会計士先生による「内部統制」講演。
続いて第3部が私。

すいません、思いきりS日本監査法人のインサイダーをネタにしてしまいました(わざとです)。
関係者の皆さま、どうかお許しを。だっておもしろいし(笑)。

2008年2月18日 (月)

・・・・・・・。
読者のために講演の内容とか、すこしは気の利いたことを書けないものですかね、ウチの弟子は。
ちりとてちんを見た読書感想文でも義務付けないとダメみたいですね。

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週末の16日(土)六本木ヒルズの楽天大学にて、「楽の経営・2人会」を阪本啓一さんと開催しました。

「何が始まるんだろう?」となんとなく不安と期待のお客さん。
もっと不安な出演の2人。打ち合わせも事前準備も一切なし。資料も禁止。

講演はジャンケンで私から。
考えながら話し続ける過酷なアドリブ45分。
言葉を選びながら、お客さんの反応を見、脳みそで次の内容を考る、という五感フル回転。
私に続き、上手に流れを引き継いで笑いを取る阪本さん。
その後、わがままオヤジ2人のトークショー。
懇親会では意外にも「元気が出ました!」とのお褒めの言葉多数。
今日も「帰りに2人の著書を買いました」とのメールが届く。嬉しいことで。

講演者にとって「勉強になりました」という感想がステージ1。
「面白かったです」と言ってもらうのがステージ2。
その先にあるのが「元気が出ました」というステージ3だと実感。

この会をやり遂げたことで、なにか大きなことがひとつ終わり、また新たに大きなことが始まった予感。

「楽」な人生なんていらない。「楽しく」生きるために
 ・不安の首輪をはずす
 ・イメージする
 ・欲深く生きる
 ・とにかく実行する
会が終わって私自身凄く元気が出てきました。さあ、明日からまたガンガンいくぜ!



<阪本さんへ>

スリリングな会、お疲れさまでした!
非常にキツかったですが、いつにないチャレンジで楽しませてもらいました。
でも、こんなに自分たちばかりキツいのも考えものなので、別の新企画を考えてみました。

こんどは客を甘やかさないで、「客にとってキツい会」をやりませんか?

2人の講演をどこかで開催する。日時は決定しておいて場所だけ不明にしておく。
「新宿のどこか」くらいのかんじで。
開演のジャスト1時間前にヒント(=謎解き)だけを参加者に携帯メールで送る。
そのヒント(=謎解き)を見事解いて、講演場所を探し当てた参加者だけが少人数講演会に参加できるというのはどうでしょう?
参加者に明智小五郎の気分を味わってもらいましょう。
これぞ本当の地頭。21世紀をサバイバルに生き抜くための生命力。
でも、誰も辿り着かなかったら仕方ないので2人でお茶飲んで帰りましょう。

スポンサーつけて金品もらって、1番の到達者には懸賞出すという手もありますね。
いかがでしょうか? お返事をお待ちしています。

2007年12月19日 (水)

ウィーン日本大使館・領事館に併設された日本情報文化センターにて著書寄贈の図。

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ザッハ・トルテとか呼ぶらしいチョコレートケーキ。味は?? 日本人には濃すぎ。
お約束の品らしいのでおみやげに持ち帰ったら、娘から「トップスの方がおいしい」と言われた。
むかつくけど納得。

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結局、この甘ったるいケーキとコーヒーで3時間も小説を読んでしまいました。

地下鉄の扉は自分で開けなさい!の図。

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2007年12月18日 (火)

街にジングルベルが流れる時期ですが、11月末のウィーンもすでにクリスマスでした。
ウィーンの広場に季節限定で登場していたクリスマス屋台をご紹介。

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↑屋台とはいえ色がクリスマス


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↑日本では見かけない「お酒+リキュール」屋台

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↑クリスマスっぽいキャンドル屋台

2007年12月12日 (水)

<速 報!>

来年1月15日(火)、志の吉さんと2人でジェイ・カレッジへの再登場が決まりました。
一昨年の初公演からはや二年。
ビジネス界の観客を怖がらなくなった志の吉さんと、話がうまくなったと評判の(?)田中靖浩の成長を見にぜひお越しください。
詳しくはこちら → ジェイカレッジのHP

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最近会う人会う人に「ウィーン王国はいかがでしたか?」といじめられています。
「ウィーン旅行記といいながら到着だけで終わっているじゃないか!」という声も多数。
リクエストにお応えしてせめて写真でも。

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↑今回の目玉「国境なき合唱団」の演奏が行われた楽友協会大ホール。
「楽友協会ホール」という名前から「・・・区民会館」のような、こじんまりしたホールを想像していましたが大きな誤解でした。
豪華絢爛、目が回るようなすげえホール!
今回のツアー本隊、数百人規模の日本人大合唱団+ウィーン・フィルの演奏も圧巻でした。
(昼間歩きすぎで疲れ、ときどき寝てしまいましたが)

W03
↑ Running Sushi = やっぱり回転寿司でしょうね。世界的に人気。

2007年12月 7日 (金)

さてJALの女性と話していると、ほどなく「あ~、田中さーん、いらっしゃ~い」
と、信じられない緊張感のなさでツアー企画者M氏がロビーに登場。
さあ、役者が揃ってきた。
真実が明かされるときが刻々と近づいている。
いったい何がどうなっているというのか?
私の酔いもいっぺんに醒め、体中に緊張感が走る。
ここで、すべてが明かされる衝撃の一言。

「田中さんを除く全員、フランクフルトで乗継便に乗り遅れたらしいです」

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なんとフランクフルト空港ではぐれた私を除く「講師+参加者」の全員が一丸となって、乗り遅れていたというのだ。

しかも乗り遅れたうえ、そのあとの便にも乗れないかもしれないという事態に陥り、フランクフルト空港で立ち往生。
私が飲んでいるあいだじゅう、本人たちとJALの現地関係者の皆さんは大騒ぎ、対応に大わらわという状況になっていた。

そんな大騒動の中、一人「正しく乗り継いだ」私のことはすっかり忘れ去られてしまったらしい。

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利口というのはバカの反対概念である。
利口が利口として成立するのは、バカあってのことなのである。
バカが一人もいないで利口だけになってしまうと、利口なはずの集団は壮大なバカになってしまうことがある。(社会保険庁を見よ)

おそらくフランクフルトで一団となって行動した一行は、その全員が講師を含む利口な集団だっただけに油断が生じてしまったのか。
あのJALがうしろに付いているという安心感も手伝って
「誰かがなんとかしてくれる」
「おかしなことが起こるはずはない」
という思いで一杯だったのだろう。
まるで日本大企業の縮図をそこに見る思いだった。

一方、はぐれてしまった野良犬な私は、ひとりだからこそ身を守るために正しい道を選ぶことができた。
なんという皮肉。

しかも乗り遅れた彼らには感動のストーリーとウィーン空港への迎えが付き、私には自腹のタクシー代とビール代の負担が残った。
日本で少数を生きるものは、こうした孤独に耐えていかねばならない運命にある。
タクシー代40ユーロ、ビール代30ユーロ、ウィーンでの孤独、プライスレス。

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さて、ホテルのロビー。
深夜になって一行が到着。手ぶらで本人たちのみ。荷物無し。
予定便に乗り遅れたため、フランクフルト空港で荷物が取り上げられたらしい。
(近年テロ対策のためチェックが厳しい)。

ここに到着するのにそれはそれは大変な思いをしたとのこと。
ギリギリでJALの関係者Oさんに助けられるという感動のストーリーだったらしい。
ロビーで感動を分かち合う仲間たちを、その輪からすこし離れて私は見ていた。

※参考までに、乗り遅れた人々の状況についてはこちらをご覧ください
 参加者「多夢郎」さんのブログ → こちら

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騒動の翌日、ヒルトン・ドナウ・ホテル最上階。
ドナウ川そしてウィーン市街が見渡せるという、これ以上ない会議室。
昨日の興奮醒めやらないメンバーたち。感動と一体感に包まれた素晴らしい講演会がはじまった。

私の出番。講演開始。冒頭に一言。

「みんな、いいかげんにしてくださいよ。
 飛行機ぐらい、ちゃんと乗りましょうよ。大人なんだから!」

<完>

2007年12月 6日 (木)

ヒルトン・ドナウのフロントで、フランス人形に似た女性に状況を訊ねるも、彼女も困惑気味。

「とにかくオレの部屋のキーをくれ!」と話したつもりだが、混乱し興奮した私の英語は彼女の耳に
「はよう部屋のキーをくれって言うとるまんねんでござるよ!」
というかんじに聞こえていたと思う。
部屋にチェックインもできない。一向に事態は改善されない。

このへんで私もいよいよ開き直ってきた。
ここが世界のどこであろうと、自分がどういう状況であろうと構わない。
もう知らん。私は決めた。
「飲もう。」

フロントの奥にバーが見えたのでそこに行って飲もうと決めた。
でもせっかくドナウ川のほとりのホテルらしいので、バーに行く前に夜のドナウ川を見に行った。
夜だからなのか、青くて美しいはずのドナウ川はお世辞にもきれいとはいえず、江戸川と似たようなものだった。

さてバーに戻り、ソファーに腰掛け、ひとりビールを飲み始めた私。
いったいどれだけ飲んでいたのか、時間の感覚はない。
大きな生ビールを5杯くらいは飲んだと思う。
だんだん酔いが回ってどうでもよくなってきた深夜、フロント付近に一人の日本人らしき女性が登場。

事態の打開策を失いつつある状態、仕方がないので手がかりを見つけるべくその日本人女性に話しかけてみることにした。

・・・・と、その人はJALの関係者だった。私だとわかるとその女性が一言。

「なんで田中さん、ここにいるんですかあ??」

<まだつづく>

2007年12月 5日 (水)

会う人会う人、そしてメールでも「早く続きを書いてください」「もったいぶるな」という催促多数。アクセス数も急増。
書きたいのは山々ですが、仕事の疲れと睡眠不足と宴会の酔いで限界です。
続きはどうか明日までお待ちを。

それにしても、なんで自分のブログでこんなに催促に怯え、謝らないといけないのか、よくわからない。
原稿の催促とプレッシャーににおびえ暮らすわが人生。

2007年12月 4日 (火)

とりあえずタクシーに乗り込む。片言の英語を話す運転手との会話

必要以上に陽気な若い運ちゃん:「どこ行く?」

黒ずくめの服装で怪しそうな私:「質問があるんだけど。ここってウィーンだよね?」

運:「(ジョークだと思って明るく)もちろんここはウィーンさ!、それでどこに行くんだい?」

私:「もう一つ質問があるんだけど、いいかな?」

運:「OK、何でも聞いてくれよ!」

私:「(大真面目に)ウィーンってオーストリアの都市だよな? な、そうだよな?」
※この段階で運転手は「なんかヘンなヤツ乗せちまったな」という空気を感じ始めた模様。

運:「(若干引きつって)そ、そうだよ」

私:「じゃあいいや、OK、OK。ちょっと市内観光してからヒルトン・ドナウまで行ってよ」

運:「(警戒気味)もう夜遅いから、早くホテルに行った方がいいと思うよ」
※こんなやつと市内観光したくないという空気がありあり。

・・・・・というわけで、軽く市内を回りながらヒルトン・ドナウに到着
もちろんそこにも日本人は誰もいない。しかたないので私はフロントに向かった。

<つづく>

2007年12月 3日 (月)

私たちが朝起きてから夜寝るまでに起こる97%は「想像可能」な出来事である。

たとえば地下鉄の車中、不機嫌に黙りこくっているカップルを見れば、すこし前のケンカを想像することができる。
たとえば大騒ぎの街中、消防車が集まってごった返す火事現場に出くわせば、出火原因のいくつかについて想像を巡らせることができる。

しかし、人生にはまれに、「想像不能」なことが起こる。

かつて私との待ち合わせに遅れてきた友人Tは、これ以上ない晴天のもと、黒い折りたたみ傘を差してやってきた。
なぜこんな快晴に折りたたみ傘なのか。ぜんぜん分からない。日傘でもあるまいし。
「なんで傘差してんだ、おまえ?」
そう訊ねた私に、彼の答えはふるっていた。

「乾かしてんだよ」

・・・・これぞ想像不能な回答というものであろう。
絶句し感動した私は、20年以上経ってもあの回答を忘れられない。
おおっと、話がいきなり脇道にそれてしまった。

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たったひとり、その孤独の理由も知らずに空港に立ちつくす私。
これぞ「想像不能」な状況の典型である。

言われたとおりに乗り換え、目的空港に着き、荷物を手にして外に出たはずである。
なぜ同行者(講師+参加者一同)が誰もいないんだ。
いちおう講師で来たはずなのに、なぜ迎えがいないんだ。どう考えてもヘンだ。
おかしい。絶対におかしい。

それに加え、私の頭を混乱させる重大な要因があった。
それをここに書くのはあまりに恥ずかしい。
しかしこの事実を書かないとドキュメントたり得ないので書くことにしよう。

到着のときまで、私はウィーンを国だと思っていたのである。

それなのに空港に着くやいなや飛び込んできたのは
「Welcome to Austria!」の看板。
それを見た私は、思わず心の中でこう叫んでしまったのである。
「やべ! ウィーンじゃなくてオーストリアに来ちまった!」

呆然、困惑、混乱、焦り。
あらゆる感情が全身を包みつつ、時間だけは刻々と経過する。
もうこうしていても事態は一向に改善されないことだけはたしかだ。

よくよく行程表をみると、たしかに指示された飛行機でここまできている。
もしかしてやっぱりここはウィーンではないのか?
どう考えてもウィーンだ。
一見オーストリアに見えるここはきっとウィーンなんだ。

しかたがない。こういうときは一歩踏み出すしかない。
私は意を決し、難しい顔つきで(たぶん)、戦場に舞い降りた兵士の気持ちでタクシー乗り場に向かった。

<つづく>

2007年12月 2日 (日)

昨年の12月1日は、「数字は見るな!」新刊記念で、渋谷で講演を行った。
今年の12月1日も偶然に同じ渋谷にて、学生さん中心の参加者に講演。
mac氏に前座をお願いし、マクラが長すぎて制限時間を大幅に超過、オチを話さず終わるという不良落語家級の講演でした。
参加者の皆さん、どうか時差ボケということで許して。
講演の中身は上手にまとめてくれた淺田くんのブログで → こちら

それにしてもこの1年は本当に長かった。
自分は変わっていないつもりでも、仕事を中心にこれだけ環境が変わると対応するだけで精一杯。
せめて今月から来月は執筆中心に送ろうと思います。

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「ひとりぼっち」ウィーン旅行記は明日より再開します。

2007年11月30日 (金)

先週末、成田空港にて関係者に見送られ、ウィーン・ツアーの講師+参加者一行が出発。
JAL便でフランクフルトに到着。
そしてフランクフルトで乗り換え、ウィーン空港に到着。

・・・・のはずが、空港に到着してまわりを見渡してみると誰もいない。
一緒に来たはずのご一行が、だーれもいない。
のみならず、出迎えてくれるはずの関係者の影も形もない。

異国の空港にたった一人。理由はまったく不明。

一体ここはどこなんだ? 本当にここはウィーンなのか?
ウィーンにしては空港がショボすぎるぞ。
自分だけ乗る飛行機を間違ってしまったのか?
そのとも、みんなが神隠しにでもあったのか?

この状況をどう解釈していいのかわからず、長い時間、ひとり空港に立ちつくす私でした。

<つづく>

2007年11月16日 (金)

鶴岡市にて、管理会計=management accoutingのオープンセミナー。
地方で管理会計の講義を一日行うというのは初めてのことでした。

もともと管理会計は「経営に役立てる会計」。
ひとつでもふたつでも受講者にとって経営にとってヒントになる内容が話せれば、と思いつつ、そのエッセンスを一日で、しかも面白く話すというのはかなり難しい。
なんとか反応のいいお客さんに助けられ無事終了。

昨晩鶴岡入りして、今日も終演後すぐ飛行機に飛び乗って帰還。
日が暮れるのが早いため、昼間の街を見ることなく終了。
私にとって鶴岡市の記憶は真っ暗。残念。

2007年10月21日 (日)

石川県能美市へ行ってまいりました。昨年に続き松井秀喜の故郷へ再び。

中小企業経営の指導で定評ある坂本篤彦氏と一緒に「経営革新塾」講師。
2日間に渡る長時間の講演でしたが、2人が交代して講演しテンポ良く進みました。

「中小企業」という日本語には、どこか「大企業」に比べて劣っている、発展途上であると、いう響きが感じられます。

でも全国各地方、中小企業経営者にお会いしてみると決してそんな感じはしません。
(皆さん、口では「うちなんか小さいから~」とおっしゃいますけどね)
講師から見ても、当事者としての目の力強さがあります。
東京の大企業対象の講義では感じられない強さ。

「給料をもらっている人間」にはない、「給料を払っている人間」の喜怒哀楽、とでも表現すればいいのでしょうか。
私が資金繰りの話をすると、へんなとこでウケたりします。

今回もそんな参加者の強さ、熱のようなものに当てられたせいか、
「経営革新なんかしなくてもいい」とか
「会社が潰れるならそれもまた人生」とか
会計とはまったく関係のない暴言の数々でした。参加者の皆さまどうぞお許し下さい。

でもホント、こういう机上の空論を離れる機会はありがたいです。新鮮な気持ちになれます。
時間が許す限り、狂い始めた東京を離れて、「中小企業のオヤジ」を応援する機会をつくっていきたいと思います。
自分自身も中小企業のオヤジだし。

おみやげはもちろんこれ↓ (メジャー松井秀喜サブレ)
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2007年7月14日 (土)

名古屋巡業から無事帰還。
帰還後のアルコール度数高し。睡眠時間低し。

11日(水)午後「会計力トレーニング」を用いた会計の講義。4h。
12日(木)志の吉さん、英一郎さんと「絆」3人会で講演。0.5h。
13日(金)日経ビジネススクールで経営指標についてカタ目の講義。6h。

と連続したお話しの日々。
語り手としては固めの6時間が一番楽。
やはり柔らかい0.5hが一番むずかしい。修行は続く。

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「絆」名古屋公演3人会でご協力いただいたハマちゃん、Sさん、F社長、そのほか受付をお手伝いいただいた女性陣の皆さまなどなど。
本当にお世話になりました。どうもありがとう。
悪天候のなかご来場いただいたお客さんの皆さまも、どうもありがとう!
私たちと皆さんの出逢い、これぞ「絆」。心より感謝する次第です。
喜怒哀楽、落ち込み、反省、奢り、虚勢、すべてを含んで強く生きていきましょう。
またお会いできることを楽しみにしています。

開演前、意外にもホテルで真剣に打ち合わせの3人↓
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これは終盤、3人登場時↓
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終演後、せっかくなので3人で記念写真↓
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2007年5月 1日 (火)

4月22日田中靖浩講演会at紀伊國屋ホール
「おカネの知恵を楽しく学ぶ日曜日」
プロの素晴らしい写真が上がってきたのでご披露します!

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イベント当日、新宿紀伊國屋1階を通りかかると「会計力トレーニング」がノン・フィクション部門1位。
調子に乗って、気を大きくして会場入り。

開演前のリハーサル風景↓

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いよいよ開演。講談師、神田京子さんの講談からスタート。
私の人生をプロフィール講談にしてくれました。
普段はとても明るい京子さんですが、この日は少々ピリッっとした空気。
この凛々しさ、そして持ち前のテンポ良さが心地よく場内を包みます。
京子ちゃん、まじカッコイイ!

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さて私に交代。せっかくなので着物かつ高座をお借りして講演。
寺子屋のお師匠という風情(?)。
日本最古にして最強のコンサルタント、二宮金次郎。
会社、経済、という日本語を作り、簿記を輸入した福沢諭吉。
そして、20世紀初めに資本主義の本質を見抜いていたサモア人、ツイアビ。
数字に強い3人を取り上げて、儲けること、そして「粋」であることの意味
について思うところをお話ししました。↓

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さいごに登場は志の吉さん。
私が日経夕刊の連載でも取り上げた、金に囚われた男の噺「水屋の富」。
宝くじに当たったのに、盗まれる心配をする男の滑稽な物語。
私には現代のデイトレーダーと重なります。↓

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最後に3人揃って軽くトーク。
私から「弟子入りのいきさつ」「修行のつらさ」についてお聞きしました。
ビジネス界のみんなは興味津々。「土下座入門願い」には感心の溜め息が。
そしてめでたくエンディング。↓

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終演後はロビーで皆さんと記念撮影などが続きました。

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公演後、すでにいろいろな感想をいただきました。
「講演でなく公演でなくライブという感じでよかった」などなど
すでにいろいろな感想をいただきました。いやうれしいです、本当。

またそれぞれの会、一緒の会、いろいろな機会にお越しいただければ幸いです。
どこかでお会いしましょう! ありがとうございました!!

↓おまけ : 3人で記念撮影
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2007年4月22日 (日)

「お金の知恵を楽しく学ぶ日曜日」紀伊國屋ホールイベントが終わりました。

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私は終演後、飛行機に飛び乗り明日の仕事のため北海道へ来ました。

明日の公演準備で忙しいなかゲストで来てくれた京子さんと志の吉さん、ありがとう。
お二人の成功を北の空に祈ります。

何よりご来場のお客様、どうもありがとうございました!

※今後は志の吉落語のネタにされないよう、正座の練習に重点を置いて望みます。

2007年4月16日 (月)

よかったこと:
ニノキン祭りでは、かねてから私の好きだった「キンちゃん」について勉強していた内容をみんなに伝えることができ、しかも「面白かった」という反応をもらえて幸せです。
好きでやっている勉強がカネを稼ぐ仕事になるというのは、なんだかトクした気分です。
こんなふうな「オモシロ役立ちネタ提供業」を死ぬまで続けていきたいものです。
なんて幸せな人生だろうと思うのです。
だからこそ私はキンちゃんが大好きです。彼もきっとそんな人生を送ったと思うから。
大いに学び、大いに仕事し、大いに悩み苦しんだキンちゃん。
彼がもし今生きていたら、もしどこかで出会う機会があったなら、私は大親友になれたのではないかと勝手に思っているのです(笑)。

今後に向けての反省:
ニノキン祭りに参加したお客さんのおふたりから
「田中先生が登場するとき、舞台袖の影がチラチラして、先生の緊張が伝わってきました」
という内容のメールを貰いました。
・・・緊張は本当のことなのですが、正直なところ、このメールにはかなりメゲました。
自分でもメゲる理由すら不明でしたが、時が経つにつれ、だんだん分かってきました。

これまで、この種のイベントではすべて「1番手」で登場でしたが、今回は初めて「トリ」で登場でした。
トリはそこまでの空気を読む必要があるため、すごくきつかったです。
しかも今回、私は会場とチケット代を決めた主催者でもあったし。
楽屋で時間が経過、自分の出番が迫ってくるにつれだんだん胃が痛くなってきます。

しかしだからといって、登場時にその緊張を二人とはいえお客さんに伝えてしまった事実に対しては「いかんなあ・・・」という心境です。

私もよくわかりませんが、芸人であるか否かとは関係なく、本の著者であれ、劇場の演者であれ、表に出る人間には「出してはいけない裏側」があると思うのです。
ここ最近、少々調子に乗っていた自分に気づき、しかも、その頭をブン殴られた気分です。

その昔、オープニングアクトを内輪揉めですっ飛ばしたガンズンローゼスに対して、ストーンズのミックジャガーが
「見せてはいけない裏側があるもんだぜ」
とコメントしたのを覚えています。ストーンズが言うからまた説得力十分。

弱みを見せるという先に何があるかというと、間違いなく「同情」があります。
表に立つ表現者が、いささかでもお客さんからの同情を肯定してしまうと、その先には「田中さんがやるんだから行かないとな」とか「田中さんに頼まれたから仕方ないよな」といった「政治家のパーティー的空気」が流れはじめるに決まっています。

するとやってくるのは内輪受けの、義務としての、そして金儲けチックなイベントの空気。
楽しさ、分かち合い、創造、プライドの対極。責任のなすり付けあいと義務の押しつけ。
・・・・・そんなことは、御免蒙りたい。
しかしそれを招くのは共演者でもなくスタッフでもなく、私自身の責任だということがわかりました。
いまいちど初心に返って、気を引き締めます。
実は、こんな内容をブログに書くことすら、本当に恥ずかしい限りです。
以後、二度とないようにしたいと思う次第。押忍。

(注)だからといって、それはメールをくれた二人の責任ではありません。
それどころか二人には気づきの機会を与えてもらい心より感謝しています。本当にありがとう。あなたがたのような方がいてくれるから長い目でうまくいくわけです(?)。私はそんなに簡単につぶれはしませんのでどうかご心配なく。
できればお二人には4月22日の紀伊國屋ホールに来ていただきたく。この場を借りてどうぞよろしく。

2007年4月11日 (水)

★やっと本日アマゾンで「会計力トレーニング」購入可能になりました!

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昨日は新宿ゴールデン街のゴールデン街劇場にて「ニノキン祭り:二宮金次郎伝」開催。
あの不思議な劇場に超満員のお客様。
「ブログ道」「メール道」著者の久米信行さんや、まりしろさんにも来ていただきました。
お客さんにも印税エクレアが振る舞われ開演。そして無事終了。
すでに多くの方から感想のメールなどいただきました。ありがとうございます!

ただでさえ酸欠気味で息苦しいところ、走り回る詩人やら、制限時間を守らない出演者ばかりで本当に失礼をいたしました。
観客の皆さま、さぞや終演後の外の空気が美味しかったことでしょう(?)。

また魅力タップリなキンちゃんの人生についてはどこかで書くことにします。
とりあえず写真で雰囲気だけ↓。

Takiya1 走り回る過激な詩人(四日市出身)

Kyoko1 声も表情もくるくる変わる☆講談師(美濃市出身)

Yasuhiro1 せっかくなので高座で講義の文化人(四日市出身)

Ending1 終演ごあいさつ。なぜ私が座ったままかといえば、足がしびれて立てないから。

2005年12月12日 (月)

今日は小樽。

某地域振興団体の講演にお呼びいただく。気軽に行ってみれば、長期日程の初日キックオフの日、新聞社の取材まで来ている。急遽演目を変更し、会計というより大げさな「時代」の話に変更して対応。

夜はこだわりのお寿司屋さんで御馳走になる。本気でうまい。その後ホテルに戻るも、今日1日を「さます」場を求めて再びフラフラと-5度の小樽の街へ。粉雪降る街で小さな飲み屋に入り、オヤジとの話を肴に一杯。やっと落ち着いてホテルに戻る。

道は真っ白、街の空気は冷たく、厳しい。もう小樽は冬です。

2005年11月27日 (日)

この忙しい日々の合間を縫って、しかも土日参加という、長い長い速読セミナーが終わった。

・・・・私はもちろん知っている。
ここ数日に速読セミナー参加を話した弟子、友人、先輩たちが、いま私に熱い視線を注いでいるという事実を。
「師匠はホントに朝早起きして参加しているんだろうか?実は競馬場に・・・?」(by 弟子たち)
「あの口の悪い田中がどんな悪態をつくのか楽しみだ」(by 友人・先輩たち)

ぜーったい、みんなそう思っているにちがいないのだ。
速読というものが2日間でマスター可能であるかどうかという、未知なるものへの好奇心と相俟って、皆、今晩から明日にかけて、興味津々とこのブログを訪れることだろう。

結果から言おう。 2日間で速読の技術がマスターできたかどうかであるが、

そんな美味しい情報を簡単に教えると思ったか! 甘いねえ、みんな。

インターネット、ブログといった情報収集ツールを駆使して、有効かつ有益な情報を入手しようなどという了見がもはや「下流社会」的なのだ。

本当に「価値ある」情報というのは苦労して手に入れるものなのです。

というわけでいつかはブログに書くかもしれませんが、結論を早く知りたい方は個別に夕食にでもお誘いいただければコッソリお伝えします。
お誘いに際しては、下記の本にある料理を速読して選んだのち、ご連絡ください。相談に応じます(?)。

 東京最高のレストラン〈2005〉  ぴあ刊

2005年11月21日 (月)

今日は午前中、休日明けでエンジンがかからないまま、半蔵門にて「経営計画」策定支援についての講演。某政府系団体の主催。昨年、経産省主催のあるプロジェクトの委員を引き受けた流れで講師になってしまう(似合わない)。で、全3回引き受けたうちの今回が最終回。参加された方には申し訳ないが、税理士、会計士、中小企業診断士といった「プロ」相手の講演はやりにくいことこの上ない。自分の親父に説教するようなものだ。

それにしても私が講師をした東京だけで400人。3回の講演は全部ソールドアウト。大阪はじめ、各地区の講演も全部満員だったそうだ。「経営計画」の策定支援というのはそれほどのテーマなのか、と少々驚く。

未来より過去にこだわりすぎるのは会計の悪い癖である。どんな恋愛だって過去のことばかり気にしていては相手に嫌われる。過去に夢はないが、未来には夢と希望がある。会計への関心が過去(決算書・申告書)から未来(経営計画)へと移ってきた、というのはきわめて健全な変化である。うん。