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2016年6月 2日 (木)

シカゴツアー終演

 アメリカ講演ツアーも無事終了。デトロイトで襲撃されることも、食い過ぎで倒れることもありませんでした。
 でもいくつかトラブルがありました。まず到着の夜、宿泊予定の某有名ホテルへ行くと「部屋が足りません」。呆然とする我々に向かって「システムが壊れてるんだね」と平然としているフロントの兄ちゃん。
 一瞬、これは夢かと思いましたが、夢じゃありません。
 結局、仲間の一人は別のホテルに回されました。短い滞在なのに、これ以外にも細かいトラブル多数。どうもアメリカという国はいまもなお「おもてなし」を理解していないようです。

 そんなふうな「オレのせいじゃないし」という自分勝手な接客の反面、彼らは「どの会社に勤めるか・どのボスの下で働くか」については日本人以上に敏感であるように思います。
 これは考えてみれば当然と言えば当然であり、「商売が好調な会社・的確に方向を示すボス」のもとで働くのであれば、少々手抜きで接客してもなんとかなりますからね。
 逆にいえば日本の場合、「儲からない商売&とんちんかんな上司」のフォローを現場がすることによって全体が回っている面があるように思います。
 
 だからこそアメリカは今、次の大統領が誰になるかについてホットに議論するのでしょう。「次のボスが誰か」は彼らにとって、重大な関心事。滞在中、伊勢志摩サミットについての報道はほとんど聞きませんでしたが、テレビも新聞も、飲み屋のオッサンたちも、みんなトランプとクリントンについて話しています。
 「良いボス」を選ぶことは、働く上でも、生活する上でも大切なことなのです、いや、ほんとに。

 さて、そんなことを考えるうち、だんだん不安になってきます。
 私自身は、仕事、家庭、その他諸々の集団において「良いボス」であるのかと。
 どうも周りに恵まれすぎて気がするなあ、とバーボンに語りかけるシカゴ最後の夜。
 日本に帰ったら、弟子や家族、みんなに「ありがとう」と伝えてみるか。

 しかし、それは、なかなかむずかしいなあ。

 ・・・・う~ん、やっぱりやめとこう。

 シカゴ帰りだけに、素直になれなくて。

<緞帳下げる、追出し太鼓鳴らす、芝浜改「シカゴ浜」終演>