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2016年5月26日 (木)

アメリカ・プライシングツアー日記:その2

戦後の転機となった1964年の東京オリンピック。あのとき東京と開催を決選投票で争って敗れた都市、ほとんど知られていませんが、なんとデトロイトなのです。
「俺たちはアメリカの誇り、デトロイトだぜ、ベイビー!」という驕りが裏目に出たか、デトロイトは日本に負けるだけでなく、夏季オリンピックに7回立候補してすべて落選という豪快な記録を持っています。

その後、この輝ける都市はアメ車の転落とともに没落し、とうとう財政破綻しました。いまや全米で最も治安の悪い都市がデトロイトです。
「歩くだけで襲われる」だけではなく「自動車で赤信号で止まったときに襲われる」事件が発生するスリリングさ
そのデトロイトで講演を、というオファーが来て私は思わず興奮。「これは面白いことになった」と2つ返事でOKしました。こんなおいしいネタを見過ごすわけにはいきません。

ストリート・ファイティング・マンの会場乱入に備えて、腕っぷしの強い弟子を帯同し、準備万端で乗り込みました。いざというときは、こいつを置いて逃げれば完璧です。

しかし訪れた場所はあまりに平和でのんびりしています。「どこかにギャングが隠れているにちがいない」と警戒しますが、そんなものはいません。結局、我々の訪れたLivoniaは一般には「デトロイト」と括られているものの、あくまでデトロイト「近郊」ということでした。例えるなら歌舞伎町も東京なら、東村山も東京と呼ぶようなものです。全くの拍子抜け。

肝心のプライシングセミナーには反応の良い皆さんのおかげで無事終了。新刊の米軍ネタへの反応も上々で嬉しい限り。懇親会会場のルビー・チューズデーではミシガンビールを堪能しつつ、現地で活躍する皆さんから沢山のネタを頂戴しました。
グッバイ、ルビーチューズデー、ここを去るのがつらい。

このあとはシカゴに移動し講演だが、移動日が1日ある。さて、せっかくだからデトロイト市街に突っ込むべきか否か!? 一晩寝て考えよう。

(つづく)

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