オスの運命と責任
夏にカブトムシを捕まえるのが恒例となって数年、水やりしている最中に卵を発見。初めてのことです。それ以来、毎日卵を見つけるたびに狂喜乱舞する息子。
しかしオスのカブトが死んでしまいました。本人は図鑑で調べ「交尾をしたオスは間もなく死ぬ」ことを学んだようです。
「せっかく卵ができたのに、どうして死んじゃうんだろう」とかわいそうがる息子。
残念だけど、卵や子どもができるとすぐ死ぬのが父親の定めなのだ。なぜなら子どもが育つのを邪魔するし、場合によっては卵を食ってしまうことすらある。父親などいないほうが、子どもは健全に育つ。
生殖機能を失ってもまだオスが生きる人間は、生物の中にあって例外中の例外。だからこそ意識して子どもから離れないといけないのだよ。
説明するのはまだ難しいが、この道だけは通らねばならぬ道。
posted at 22:59 in 日記・コラム・つぶやき