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2014年6月 9日 (月)

広島・ビールスタンド重富ツアーを終えて

 土日が潰れるハードなスケジュールを終え、月曜の日常に戻りました。それなのに身体と気分が軽やかなのはどういうわけでしょう。おそらく参加者の多くもそうだと思います。

 現代社会において孤独死の問題が深刻になっています。
 とくに独り暮らしの男性老人が孤独死するケースが増えているのだとか。孤独で寂しい環境に置かれた老人は、脳の社会的柔軟性に係わる回路がさびつき、変化のない毎日を反復して生きるようになります。かくして電車の中や会社にお...いて「思い通りにならないとすぐ怒る」気難しい老人になっていきます。こうなると周りから人が離れ、ますます孤独になって気難しくなると魔のスパイラル。

 土日のビールツアー講師の私、阪本啓一さん、参加者の皆さん、そして重富寛さんにはこれとは全く逆の刺激が脳に与えられたように思います。
 うまいビールは心と脳に心地よい刺激を突き刺します。
 ちなみに私は、日本のビールは世界一だと思います。世界のどこで名産ビールを飲んでもうまいと感じたことがありません。生ぬるくて濃い味のベルギービールなど、どこがうまいのか、いまだにサッパリ分かりません。
 うまいビール、そして講演でお話ししたキーワード「共感」こそは、孤独死を防ぐ最大の妙薬なのであります。たった一杯のビールに愛情を注ぐ重富さん、それに共感した日本中から集まった参加者たち。
 こうしたおいしい刺激があると人間は疲れないんだね。勉強になりました。うまいビールは頭の固い大人たちの頭を柔らかくすることを通じて、子どもたちに優しい社会をつくっていくのです。これを孫子的には「迂直の計」といいます。重富さん、戦略的にうまくいっています。

 今回のツアーでひとつだけ心残り、反省があります。
 それは我々のツアーが広島のお祭りとぶつかってしまい、多くの一般のお客さんを「ごめんなさい」と帰らせてしまったことです。
 我々が貸し切りでビールを味わう間、店を訪れてきたのは若いカップルが多数。きっと彼女を連れてきた若い男たちは、お祭りの日、おいしいビールで彼女を酔わせた後、さまざまな展開を考えていたことでしょう。
 そんな彼らの健全にいかがわしい欲求、機会を奪ってしまったことを深く反省しています。もし次回、ツアーを企画する機会があれば、お祭りの日は避けたいと思います。

 ビールスタンド重富:http://sake.jp/beer_stand/menu/