街を見上げればきれいな桜。今週はもう桜花賞。
でも競馬の番組がメチャクチャのせいでまったく落ち着きません。
なぜか阪神・最終レースで行われたダービー卿CT。
「こういうヘンなレースは善臣が強い」と人気薄逃げ馬を的中させるも喜べず。
競馬の面白さは「展開を読む」ことに尽きます。
競馬でも人生でも展開を先読みするのが大好きな私は最近大いに困惑気味。
なぜなら「悠長に展開を読んでいて、いいのだろうか」と自問自答してしまうニュースが毎日耳に入るからです。
いまは何はともあれ原発です。
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頭の中が原発で一杯になっており、連載原稿でもそのことに触れたところ、編集者氏からストップが掛かりました。
ぜんぜん大それたことを書いたワケではありませんが、軽々しく東電に触れるのは一種のタブーなのでしょうか。
自分でも信じられないのは、自分自身がそれに納得してしまったこと。
こういうときに昔の自分なら腹が立ったり書き直しに抵抗していたものですが、今回は不思議に腹が立たず、原稿を素直に書き直し。
・・・・そんな自分に結構ガッカリしてしまいました。
しかし、やや時間があって原発とか放射能について知らないから抵抗できないんだよな、と気が付きました。会計なら書き直さないし。
それなら勉強あるのみ。
いま東電がどうだとか、原子力政策がどうだったとか、後ろ向きな責任論にはまったく興味がありません。
過去はともかく、これから原発そして電力の問題をどうすべきなのか。
とうとうこれが我々ひとりひとりの問題になりました。
政治家もお役人も電力会社の人も、そして我々も、みんなが前向きかつ協力して「これから先」を考えねばならない事態です。
それを考えることができるだけの知識は持っておきたいと思った次第。
原子力の本を読むうち、どんどん生物・遺伝子・進化の世界に突入して、さいごは生命とはなにか? という問題に突き当たります。
放射線が遺伝子に傷を付けミスコピーを引き起こすこと。それがガンにつながること。
よって細胞分裂の頻度・回数の多い子ども、乳幼児、そして胎児にもっとも危険があること。
そして遺伝子の傷が卵や精子を通してずっと子孫に残されること。
なるほどそういうものなのか、という思考の手がかりを得た矢先に「放射線汚染水、放出」のニュース。
まだまだ読みたい本、勉強したいことは山積みなのに、刻々と現実に追いまくれるかんじ。
勉強が大好きな私ですが、これだけ追いまくられる感覚は生まれて初めてです。
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本を熱心に読みすぎて、帰りの電車を乗り過ごしそうになりました。
「うわっ」と駆け下りようとしたところ、無情に閉まる扉。
扉に挟まれそうになったその瞬間、横に立っていったヤンキー風の2人が扉をつかんで止めてくれました。
扉がバタッと閉まったあと、お礼を焦って
「ありがとう!」
と走り出す電車に向かって大声で叫んだ自分。
自分でその様が誰かに似ているな、と思ったら志の輔師匠の「みどりの窓口」に出てきた飲み屋のオヤジでした。
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電車の中、街角。
これまで照れくさくて席を譲れなかった人たちまで、他人に優しくなっている気がします。