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2010年11月10日 (水)

沈まぬ7番

週末の日本シリーズを見ながら「野球ってこんなに楽しかったっけ?」と思い、
天気がいい日には空を見上げて息を吸うだけでいい気分になり、
久しぶりに解放された毎日。

「今日は何をしようかな」と朝起きてから考えた週末、2週連続で東京競馬場に行きました。
先週は京都競馬場でボロ負けした愛馬に溜め息をつきつつ、かなりの勝ち。
なぜか今週の日曜も再び一人府中に行ってしまいました

競馬で「オッズの歪み」を発見することがあります。
先週日曜のアルゼンチン共和国杯の前売オッズ、明らかに妙だったのが7番コスモヘレノスの複勝。
ありえないくらいオッズが低い。
G2の複勝とはいえ、これだけオッズが動くからには、誰かが少なくとも数百万単位で突っ込んだに違いないと想像。
久しぶりに自由を満喫する暇人はここから妄想を繰り広げます。
「一体どんな奴なのだろうか?」

コスモの馬、ビッグレッドファームだから馬主関係ではなかろう。
カネを横領して、バレないよう一発狙ってきた銀行マンか会計士か?
---それならもっと人気薄の逃げ馬に突っ込むよな。

などと考えつつ、結局、ダメダメだった馬が前走で変わったのを見て、
「ハンデ戦なら3着はある」と大勝負を賭けたギャンブラーだと推測。
カツカレーを食いながら「オレも乗った!」と決意。

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ギャンブルに必勝法はありません。
あるとしたらそれは「やらない」ことだけです。

でもひとつだけ勝つ確率を高める方法は、「弱いヤツの裏を張る」こと。
ツイていない奴、弱いヤツの逆を張ること、そいつを狙うこと。
これでかなり勝利確率は高くなります。

しかし反対に「強い奴につく」作戦は私は好きではありません。
それで成功した記憶もありません。

でもなぜか今回は見えざる勝負男の作戦、7番コスモヘレノスの複勝に乗ることにしました。
財布に千円だけ残してすべて7番複勝に突っ込む。
こんなことは数年振りです

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空席の目立つゴール前スタンドにて観戦。
いよいよアルゼンチン共和国杯のスタート。力の入る周りのおやじたち。
向こう正面を回って、府中の長い直線。
7番の位置が見えないぞ。

猛然と坂を駆け上りにかかる馬の一団。
オーロラビジョンにアップとなったのは、突き抜けた2番三浦のトーセンジョーダン。
その勢いから頭は間違いない。
・・・・1着はいいんだ。2、3着はどうなんだ?
おおっと、真ん中の青い帽子は、もしかしてもしかして・・・。
やっぱり7番だ! まだまだ府中の直線は長いぞ、大丈夫なのか7番!いけるか7番!

面白いのはその画面を見ている周りのオヤジ達。

「うぎゃあ~、なんだよ7番ってよ~」
「7番、いいから沈め~」


など罵詈雑言の嵐。しかし馬の耳には届きません(これを馬耳東風といいます)。
結局、7番はオヤジ達の懇願むなしく3着。2着のジャミールを差そうかという勢いでした。

黙ってその場を去り払戻窓口に向かった私はそのあとビールを一杯。
金額はともかく勝利の味がする。うまい。
それにしてもやっぱりオッズ低い気がするなあ。勝負師さん、あんたどれだけ儲けたねん!?

今週も府中に向かってしまいそうな自分が怖いです。
この的中パワーだとしばらく仕事しなくても生けていけそうな自分がさらに怖い。

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