講演の舞台裏、反省モード
連休前の仕事を片付け、新幹線に飛び乗って名古屋に向かい楽天EXPOで講演。
その参加者が見ているかもしれないので「ご来場いただきありがとうございました」と書けばいいのでしょうが、B-sideにつき舞台裏っぽいネタを。
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今日の講演は大きい会場で、話の中身も会計ではない普通の話をしたので久しぶりに気分は「講演モード」。
・・・・それが、なぜか今日、上手に「形容詞」が出てこないんです。
聞いている人にはわからなかったと思うけど、自分の中ではかなりストレスが溜まっていました。
「もうちょっと、ましな形容詞を選べよ」と、もう一人の自分が講演中の自分を冷静に見ているような変な気分で。
講演のようにナマの話でも、文章でも、形容詞は重要なアクセントになります。
それが時として全体の雰囲気を決定してしまうほど。
私のなかで、形容詞の切れ味がピカイチだと思うのは柳家喬太郎さん。
「過去に・・・ということがありました」という事実を
「そのむかし・・・だったという、甘酸っぱい想い出です」。
と、ここで”甘酸っぱい”を選ぶのが彼の冴え。
そのさりげない形容詞のアクセントが喬太郎の雰囲気を作っている気がします。
だいぶ前、ご本人にそれを意識しているかどうか訊いたことがありますが、
「ぜんぜん意識してません」との回答。言語感覚ってやっぱり天然なんですね。
村上春樹氏の形容詞や例えも素晴らしいです。
「青豆は自分が神を信じていることに気づく。唐突にその事実を発見する。
まるで足の裏が柔らかな泥の底に固い地盤を見いだすように。」
「1Q84 BOOK3」村上春樹著 新潮社より
何気なく繰り出されるこうした表現には、喬太郎の形容詞に似たゾゾっとする切れ味を感じます。
自分がいま書いているビジネス書もどきでは、こうした切れ味鋭い形容詞や例えは必要でないので、どうしても日本語の感覚が鈍ってくるのでしょう。
形容詞も例え話も、表現の中の”余裕”のひとつ。
人生も言語も余裕のありかがその人そのもの。
そろそろ落語や講談で「いい日本語」を聴きに行かないと。ちょっと仕事しすぎた。
ビジネスで必要な「5W1H」ばかりでない、それを超えたところにある”余裕”を繰り出せる準備はしっかりしておかないと。
仕事やり過ぎの反省モード。
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ゲストの田中靖浩氏の講演は会計士とは思えない(失礼m(. .)m)さすがだなと聞き入ってしまいました。... 続きを読む
受信: 2010年7月 18日 14:53



コメント
名古屋でしたか・・・。
投稿: はま | 2010年7月 17日 01:49
楽天EXPO2010名古屋公演ご苦労様でした。
機会があり、拝聴することができました。
大変楽しくお話に聞き入りしかも本題にもきちんと触れられ、素晴らしい表現力かと思います。
その後の三木谷氏の講演が・・・
お父様もいかに喜んでおられるだろうと感じ入りました。
今後のご活躍に期待しております。
またお会いできるのを楽しみにしております。
投稿: 山本良枝 | 2010年7月 18日 14:42