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2010年5月11日 (火)

書評「がんの正体」

「いつもは読まない本」を大量に買ってきて読んでいます。
そんな中からメモ代わりに。

がんの正体」中川恵一著 PHP

そのタイトルに惹かれて購入。
読む前、自分なりに「がんの正体」について想像してみました。
どこからか沸いてきて増殖する「ショウジョウバエ」、
あるいは米びつにいて薬でも死なない「米虫」のようなものだろうか??

・・・・まったく想像とは違いました。がんの正体は。

がんの正体は外敵でも何でもなく、「細胞のコピーミス」だそうです。
体内の細胞が細胞分裂するときに起こるDNAのコピーミス。
文書のコピーを重ねるとだんだん汚くなってきますが、あのシミだったわけですな。

ふつう細胞は52回しか分裂できないのに、がん細胞は「無限に」分裂を繰り返し増殖するそうです。
大きくなって、転移して・・・。
本人が死ぬまで死なない無限の命、これが「がん」。まるでどこかの会社の労働組合みたいだ。

・・・そうだったのか。

私たちの体内、がん細胞は毎日5000個できているそうです。
でもそれは免疫細胞によって殺されるので、私たちは元気でいられる。
しかし年をとって免疫細胞が衰えると、がん細胞が殺されずに増えてしまうわけ。
だから長寿国の日本で「がん」の死亡理由が多いのか。

コピーにコピーを重ねるといえば、日本の企業にもよくある「前例」「対前年比」好き。
これも前のやり方を重ねて重ねてやっていくうちに妙なことが起こりはじめる。
嗚呼、恐ろしい。

そんな、私にとってなんともホラーな1冊でした。

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