電車内のホラー
電車に座ると、向かいの席にロマンスグレーの品のいいオジさん。
落ち着いて小説を読む姿は、大企業を退職した元役員といった風情。
・
・
ん?
・
・
・
でも、なぜ?
・
・
・
どうして?
このオジサンはどうしてずっと指をくわえているのだろう。
指を一本ずっと口にいれたままだ。おしゃぶりという歳でもあるまいし。
ロマンスグレーにおしゃぶりは似合わない。指をくわえているのはなぜか。
その謎が知りたくて私はずっとオジサンを観察し続けた。とても自分は本を読む気になれない。
あ、指が動いた!
その指はなめらかに本まで降り、ペ-ジをめくる動作に使われた。
ページをめくるやいなや、その後はまた素早く口のホームポジションまで戻った。
なるほど。だからこのオジさんは本を読んでいるあいだじゅう、ずっと指をくわえているわけだ。
いちいちツバ付けるのめんどくさいんだ。これは「作業の効率化」なのか、とへんなふうに感心した。
ところで、なぜこの話がタイトルに書いた「ホラー」なのか。
知らないでおいた方がいい人も多いと思うけど・・・・・。
電車を降りるとき、恐ろしい事実を見てしまいました。
その本が、図書館で借りた本だということを。
posted at 00:04 in 日記・コラム・つぶやき
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153995/46619298
この記事へのトラックバック一覧です: 電車内のホラー:



コメント