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2009年4月 8日 (水)

個性とは何かについて自問自答

書いたり話したりと表現する仕事が多くなる日々。
「個性」について考えることが多くなりました。
自分の個性ってなんだろう? 人とは違う自分。人とは違う表現の仕方。
個性がなければ、たくさんの仕事をお引き受けする意味がない。
さいきん志の吉さんともそんな話をすることが増えました。

自分のなかにひとつの答えを見つけつつあります。正しいかどうかは別にして。

個性とは嫌われるということ。全員に好かれない覚悟をもつこと。

たとえば人前で話すとして、話したいことを遠慮なくガンガン話すと、必ず一部に嫌われたり怒られたりします。
(その「一部」が主催者だったりすることが多いんだけどね)
大人しく遠慮して話すとそんなことはない。みんなからそこそこ好かれる。

やっぱり嫌われてナンボです。
問題はどれくらいの人に嫌われるか。経験的には全体の3%には嫌われないとダメ。
客の100人のうち3人を怒らせるくらいじゃないと、あとの人が喜んでくれない。
1人や2人だと足りない。
3%に嫌われたときって、それ以外の6%ぐらいがすごく支持してくれたりします。
3%に嫌われて、6%に思い切り好かれて、残りの9割にそこそこ支持される。
これくらいが個性ってもんじゃないでしょうか。

あとは嫌われる3%がどんな人かもすごく大事だね。
こちらからすると「嫌われたい」かんじの人っているんですよ。
(ビジネスセミナー大好きっぽい人とか)
嫌われたい人にちゃんと嫌われるってすごく大事なことです。

たとえば会計の場合には、根本において詳細性や正確性が要求されるため、
わかりやすい表現を突き詰めると「正確でない」と専門家からお叱りを受けることになる。
しかし専門家に嫌われたとしても、そうでない人のためには思い切りが必要なことがある。

おしなべて「嫌われる」ことを恐れる日本人。
減点主義に生きている大企業の人なんかは、アンケートの3%の意見に強調を付けて
暗に「次回はこの点を改善してください」とばかりに伝えてくる。

欠点をなくそうという趣旨はよく分かる。

・・・・・でも、聞きませんって、こっちは。嫌われるの覚悟の上なんですから。
その覚悟がないと、流されてブレる。
(ちなみに私は昔から「まくら(雑談)が長い」といつも怒られます。ぜったい直りません。)

結局、「全員に好かれる個性」なんてありえないと思うわけです。
これはどんな商売でも同じで、ブランドって「好きな人はめちゃくちゃ好き」なものであり、
ということは「すげー嫌い」って人がいないと成り立たないってことでしょう。

嫌われることに耐えられないと成立しないのがブランド・個性という世界。
みんなでハッピーに笑顔をつくれる個性なんてウソ。新興宗教だけ。私はそう思います。
誰にも嫌われない個性があるとしたら、トイレの洗剤みたいに取り替え可能な価値しかないってことです。
みんなに嫌われない商売するから、いい子になって、個性が無くなって、価格競争になって、マックやユニクロしか儲けが出ない社会になるんです。
利益率の高いブランドって、嫌われる覚悟の上にしか成り立ちません。
日本人よ、日本企業よ、その覚悟はあるかい?


個性はやっぱり悩みと孤独の裏返しです。

どうやって頑張っても理解されない悩みと孤独のある方、私はあなたの味方です。
それはもしかすると真の「個性」なのかもしれません。

(こんなことを書いていること自体、かなり戦って疲れているということでもありますが)

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