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2008年5月12日 (月)

捨てる

資料を整理して出てきたのが、楽天さんの雑誌「Dream3月号」。
捨てる」というテーマで以前取材を受け、阪本啓一さんや福島正伸さんらに混じって私の「捨てる」も掲載していただいた。
それにしても「捨てる」を巻頭特集にもってくる編集者って、すごくセンスいいね。

「捨てる」勇気こそは、いまを生きるわれわれにとって最大の課題ではなかろうか?

つまるところ、モノも情報も人付き合いも捨てられないのは、「残す」が定義できていないからだ。
何を残せばいいのかわからないと、捨てるべきものが決まらない道理。

残すモノと捨てるモノ。
30%ずつくらいはハッキリ認識できる。これは残す30%。これは捨てる30%。
どうしても40%が決まらない。グレーゾーン。

 必要ではないが、「いつか使うかもしれない」モノ
 なくすと後悔しそうなので、「とりあえず残しておく」情報
 今すぐ会いたくはないが、「人脈として残しておきたい」人

多くの場合、多くの人は、こうしたグレーゾーンを捨てる勇気がない。
だからとりあえず残す。
捨てられないモノ・情報・人が蓄積されていく。「捨てられない」メタボリック。
本当に残すべきものと、とりあえず残してしまったものが混じり合い、収拾のつかない脂肪となる
このメタボリックの処理が、その人の時間の使い方と人付き合いのスタンス、つまり個性を決定する。

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適切に名簿を管理し、安くていいソフトを使えば、大量の人にきれいな年賀状を送ることができる。
でもそれだけで送る勇気はないから、肉筆でひと言だけ付け足す。
「今年もよろしく」「元気ですか」。
データと人間関係を効率よく管理しつつ、アナログな人間味も失っていないという貧困な自己イメージ。

これぞ私の思う「捨てられないメタボリック」の典型。
ひと言すら工夫できない人生。
だから私は写真の年賀状に「今年もよろしく」「元気ですか」と書き添えてくる人間とは仕事をしないと決めている。
そういうヤツは「忙しいので」とか「バタバタしていて」という言い訳が早い。

反対に年賀状に毎年「記憶に残るひとこと」を書いてくれる人がいる。
そういう人のことは絶対に忘れない。

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 そろそろ自分のなかの何かを捨てないと、「今年もよろしく」と書きかねない自分がいる。
 それだけは避けねば。
 
 何を捨てるか、どう捨てるか。そしてどう寒さに耐えるか。

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コメント

いつもながら、やはり田中先生のブログには、ガツンときます。

捨てるということ、ここ3日間、ちょうど考えていました。

まだまだ僕は全然だめですが。

24日、楽しみにしております!!
PS
できれば、その雑誌も24日に読ませていただけないでしょうか?

投稿: 中島 | 2008年5月 13日 01:21

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