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2007年5月28日 (月)

「笑い」

「調子のいいとき」と「調子の悪いとき」はだいたい交互にやってくる。

その人の人柄が出るのは「調子のいいとき」。
大儲け、大成功のとき、「この人ってホントはこういう人だったんだ」と隠れた人柄(本性?)が現れることが多い。

それに対して「調子の悪いとき」の振る舞いは意外にもみんな似ている。
言葉数が少なくなる。ため息が増える。うなだれる。素直になれない。不機嫌。

しかし意外にも「調子の悪いとき」の対策はシンプルである。
頑張れば何とかなることは頑張って解決すればいいし、どうしようもないときは諦めてじっとしていればよい。

・・・・・と、これまでの人生、そう思って生きてきた。
が、しかし。どうやらそんなに簡単ではないらしい。

あらゆる問題や不幸や苦労に立ち向かって、頑張って解決する。
それだけではダメなのである。
それを解決し、克服し、決着をつけ、そのうえで「笑えるかどうか」が勝負。

たとえば仕事上の苦労が起こる。
問題解決したとする。
そのあとで仲間と笑えるかどうか。

人間関係のもつれがあったとする。
調整できたとする。
恨みつらみを抱え込んで笑えるかどうか。

たとえば金銭上の苦労があったとする。
決着したとする。
何ごともなかったかのように笑い飛ばせるかどうか。

解決できたとしてもできなかったとしても、その先。
「笑えるかどうか」がその人の価値を決める瞬間ではないだろうか。

金や仕事の苦労、人間関係の苦労、そんなものはネタに過ぎないのである。
自分の腹の中に消化できるかどうか。
未熟な私はまだまだひきつった不気味な笑いしかできない。

「笑い」ってもっと軽くて安易でいいかげんなものだと思っていたが違っていた。
あらゆる努力と苦労をしながら、それを自分のなかに飲み込んで、どんなふうに笑えるのか。
まわりの人を笑わせることができるかどうか。
それが「自分」。

やはり道は、はるかはるか遠いのである。

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