「賛否両論」の覚悟
ホームページのリニューアル作業を行っている。
これは大変だが、自分を整理するうえで非常に有益な作業だ。
自分は何をやってきたのか、いま何をやっているのか、どこへ行きたいのか?
それをストレートに突きつけられる。
何もやっていなければ何もコンテンツがない。
「これだけ新しく面白いネタがあると楽しいですよ」
お世辞かそれとも慰めなのかもしれないが、担当スタッフにそう言われる。
大変な仕事をこなしながら笑顔でそう言ってくれるのはもしかしたら真実だからかもしれない。
お世辞を素直に受け取ることにした。
いろいろと新しいことをやりはじめてから大変なことが増えた。
もともと私の故郷である「会計の世界」は攻撃より守備を重視する。
やるべきことをやって当たり前。やるべきことをやらないと大変な騒動になったり問題が発生する。
やるべきことをやらないと、逮捕されたり訴えられたりすることもある。
だからみんな守りに入ってあまり表に出たがらない。奥ゆかしさを是とする。
暗い細かいと陰口をたたかれても伝統とルールと理論を重視し、革新と自由と直感を嫌う。
会計の世界に限らず、この国ではただでさえ新しいことをやると波風が立つ。
「賛否両論」。
・・・・・それでいいじゃないか。
むしろこれからの人生、この言葉を歓迎していこう、と思う。
「賛否両論」になるためには新しいことをやり続けなければならない。
このすこし閉塞感漂う時代、みんな新しいこと、革新を望んでいる。
しかし不思議に「新しいこと、革新を志す人」の悪口をいい、影で足を引っ張る。
ならば100%の人に「いい人」と言われるより、10%に悪口を言われ、3%に支持されるくらいがちょうどいいのではないかと思う。
(どうせ9割くらいは傍観者で何も言わないしね)。
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先週の公演で「2勝8敗くらいの覚悟がちょうどいい」と言ったが、
3%の支持率だとさらに勝率が下がるなあ。
まあ、それくらい厳しいほうがやりがいがあるってもんだ。
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コメント
「守備偏重」つくづくそう思います。
でも守備と攻撃ってバランスが必要だと思いませんか?
私が監査をやっている頃から、無意識にこの「守備偏重」に違和感を感じていたのかもしれません。
それは、「変わらないことを是とする」という考え方につながっていたからかもしれませんが。
より一層「守備偏重」になっていくこの最近の状況。
仕事の性格上やむをえないのかもしれませんが、どこにたどり着くんでしょうね。
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悪口たたかれようと、最初は3%の支持であろうと、続けていればその支持はどんどん広がるものだと思います。
ますます面白いことをやってください!
これからのチャレンジ期待してます。
投稿: かまた | 2007年5月 25日 10:33
そうですねー。もともと安定を志向するチマチマした作業が好きな人が志望する資格だって気がするので、保守的なのはこの業界の生来の素質かと。。。
最近読んだ本の中で、あーなるほどね、と思ったのが、生物の安定性(恒常性というべきか)の話なのですが、生物の体は体温とかペーハーとか安定した状態を保っているのですが、それはものすごいスピードで破壊と再生を繰り返しているからだと言う話です。つまり、生き物は物理や化学の原則から逃れることができず、どんどん物理的化学的損傷を受けるのだけど、それ以上のスピードで自ら壊れて自ら再生しているので、あたかも安定しているように見えると言うお話。
私は安定第一主義なのですが、なるほど、世間が騒がしいときにはそれ以上にすごい勢いで変わった方がきっと相対的に安定するんだろうなあと。
やっぱり、生物学っておもしろい、と勝手に分かった気になっておりますが、業界全体が破壊と再生の時期なんでしょうか。
投稿: しながわ | 2007年5月 27日 15:03
>かまたさん
監査を中心として、会計界の守備偏重の傾向は危険だと思っています。・・・・・・・。
と、部外者が何を言ってもしょうがないので、自分は自分のやるべき事をやるしかないですけど。
投稿: たなか | 2007年5月 28日 00:42
>しながわさん
ホメオスタシスを維持するために「逆向き」の力や、安定と不安的の葛藤が生じるというのはなんとなく納得できる話しです。
戦争が良いか悪いかはおいとして、生き物として戦争をやらかす可能性の高い男の方が多く生まれる。その男が死なない平和な時代に男の死亡確率が高い病気が流行る(ex.エイズ)。
「抗菌」みたいな行きすぎた清潔が流行ると意外な伝染病が復活する(ex.はしか)。
すべてある方向に対する逆の力なのかもしれません。
投稿: たなか | 2007年5月 28日 00:50