チェーンを好む日本人の根底にあるのは「せっかち」と「同質性」気質。
ここしばらく日本人はどんどん「せっかち」になってきています。
仕事でも食事でも電車に乗ることさえ、本当にせっかちな人が増えました。
思い立ったときに一方的に連絡をできるメールが、日本人受けするのはよくわかる。
それから「同質性」を好む気質。
学歴志向も大企業志向も何もかもが「人と同じ」であれば安心。そうでないと不安。
すると結局、満員電車に疲れても、それに乗れない人生は不安で仕方がない。
・・・・こうなると、いつでもどこでもマニュアルに沿って画一的(=個人的な触れあいのない)かつ効率的(=素早さ重視)な「チェーン店」が好かれることになる。
この前、某ラーメン「チェーン店」に入ったときのこと。
注文したラーメンを出してくれたおネエさんがひとこと。
「以上で注文はお揃いでしょうか?」
ひとりで入って、ひとつラーメン注文したのに、揃うも揃わんもあるかい!
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イタリアのBARにひとり行くと、店がヒマなら多くの場合話しかけられます。
「どこから来たの? 日本人? ローマは気に入ったかい?」
彼らはスタバの進出をまったく恐れていません。
だって、お客がスタバより、自分の店を選ぶと信じて疑っていないから。
お客もきっと、スタバには行かないと思います。
守るべきものは守るというプライド。
これがイタリア人のいいところだと私は思うのです。
「『いらっしゃいませ』と言わずに、お客さんには親しみを込めて『こんにちは』と言いましょう」
などというマニュアルでは太刀打ちの出来ない空気がBARにはあるから。
せっかちではない「ゆとり」、そして同質性ではない「個性」。
それをイタリアのBARに感じました。
かの地の男はモテるわけだ。
私たちもそろそろ「ゆとり」と「個性」を思い出して大事にした方がいいのではないでしょうか?
じゃないと、「せっかち」と「同質性」だけじゃあ、これから先、コンピューターと中国・インドにかなわないからね。