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2007年3月13日 (火)

千両ミカン

せっかく連載中なので、あわせて解説でもしましょうか。
本日の日経新聞夕刊、証券欄の「プロに聞く目からウロコの投資塾」
今日のネタは「千両ミカン」

すでに志の吉くんとのコラボでは、丸の内キャリア塾をはじめとして、何度もやった演目です。
しかしこのネタ、思いついたのは私でも落語家の志の吉くんでもなく、JOYWOW代表の阪本啓一さんなのです。
以前、阪本さんが私の事務所に遊びに来てくれたとき「あれ面白いんじゃない?」と教えてくれたのが千両ミカン。
これ、日本人にとって非常に深い深いネタだと思います。

難しい資格試験であれ、昨今のお受験ブームであれ、古くはたまごっちであれ、その価値は
「みんなが殺到する」
という、その事実だけで上がってしまう面があります。

資格も受験も「ものすごく合格が難しい」というその事実が価値を高めてしまう。
たまごっちに行列が出来て、徹夜しないと買えなくなるから価値が上がる。

しかしそうした幻は「みんなが殺到しなくなった」瞬間に意味がなくなってしまうんですね。
みんなが殺到するから本当に素晴らしいかといえば、意外にそうでもなかったりする。
資格も受験も合格時に燃え尽きてしまい、その後に「こんなハズじゃなかった」という5月病みたいな人が多いというのはすごくよく分かる。
そして、最近子どもたちの間で不登校が「第一志望に合格した子ども」に増えているというのもすごくよく分かる。

「千両ミカン」は笑いの中にそんな根本テーマを含む、とても考えさせられる噺なのです。
そうだ!
そんないい噺を教えてくれた阪本さんには、こんどミカンを贈ろう。

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