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2007年1月 5日 (金)

年初に素晴らしい1冊

箱根駅伝に影響され、瀬古利彦著「マラソンの真髄」を読む。

「レースで勝つ人は、レース中に苦しまない。それが、私の信条だ」

そう言い切るためにどれだけの練習をしてきたか。何を思って走ってきたのか。
その克明な記録と物語。

宗兄弟と死闘を繰り広げていたころ、42.195キロを楽だと感じるために88キロの超長距離を走ったが、どうしても数秒の差しかつかない。
実は宗兄弟も100キロを超える超長距離を走っていた、というくだりには背筋がゾゾゾっとする。

ロス五輪の失敗は調整のミスだそうだ。
ピークは年に2回が限度で、夏のロス五輪にピークをもってこれなかったらしい。
ふむふむ。

もともと瀬古氏は練習ギライだったこと、しかしマラソンを始めて「素質2割、練習8割」だと思い、自ら進んで日々の練習に取り組み始めたこと。
練習は何をやるかそのものではなく、取り組む姿勢が大切なこと。
うんうんうん。

基本的には走る人のための本だが、この本の価値は決してそれに止まらない。
「オレも、やってやろうじゃないか!」と大いに意気込みをかき立ててくれる本です。

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陳腐ではあるが彼のような姿勢を「ストイック」と呼ぶのであろう。
チームプレーや作戦に頼らず、ただ「走る」という競技にストイックという言葉はよく似合う。
もともとストイックは男性の得意技だった。

しかし、口ばっかり達者になってふにゃけた男性が多くなるにつれ、女性の強さが目立ち始めている。
いまや勝利が似合うマラソンランナーは女性ばかりだ。
男性陣は瀬古、宗兄弟、中山以来誰もいない。

この本を読んでその理由が分かった気がする。
ニッポン男児の皆さん、これじゃいかん。この本を読んで今年1年がんばろうぜ。

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