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2006年12月11日 (月)

続・非論理的、投資とリターン

 先月、日経ビジネススクールで財務の専門家、石野氏と「会計力×財務力」
という共同講演を行った。
 そのとき石野氏が講義で「正しいリターン計算」の考え方について話しをした。

 その内容から。
 たとえばある日に10万円の馬券を買い(=投資)、50万円の配当(=リターン)があったとする。
 この場合、儲けは「50万-10万=40万」。
 投資効率は「40万(儲け)÷10万(投資総額)=400%」となる。

 理論的にはそうだとしても、アツくなった私を含む競馬場のオヤジはそう考えない。
 朝から競馬場に行って、10レースまで5万円損したとする。
 オヤジはメインの11レース、一気に挽回を狙い、さらに5万円を突っ込む。

 メインレース出走時間までの短い時間、彼の頭の中では、

 ・負ければトータル10万円の損 → ガックリうなだれて家路につく自分
 ・買って50万円の配当をゲット → 勝ち誇って街へ豪遊しにいく自分
  (注:オッズ10倍の馬券を購入したものと仮定)

 という2つの空想が駆けめぐる。

 で、レースの結果、馬券が当たったとしよう。
 彼は「10万円の損」でなく「50万円の勝利金」を手にするわけだ。

 この事態を競馬場のオヤジは皆、2つの自分を比べて、
 「60万円、儲かった」
  と思ってしまうのである。
 なぜか「60万の儲け」を基準にして人に大盤振る舞いをしたりする。
  負けては1人うなだれて帰り、勝ってはこんなふうに人に奢っているのだからカネが貯まるワケがない。

 いくらゴーン氏の元で財務の腕を磨いた石野っちでも、これらの行動を理論的に説明するのは不可能ではないだろうか。

 ・・・・・ふと考える。

 では、石野っちを競馬場に連れて行き、アツくさせてみたら何が起こるのか?
 この実験は来年にも試してみたい。

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コメント

なんか,壷算みたいですね…。
最近,ブログへのコメントやメールが少なくてごめんなさい。
また近いうちにメールを差し上げます。

投稿: かがみ | 2006年12月 13日 09:13

>この実験は来年にも試してみたい。

よろしくお願いします!(笑)

投稿: いしの | 2006年12月 15日 12:13

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