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2006年12月30日 (土)

大晦日前日の東京駅は帰省の家族などで大混雑。
それを尻目に、人気の少ない日本橋の事務所で淡々と仕事。

郵便は来ないし、電話は来ないし、メールもほとんど来ない。
一人考え、自分のペースで時間が過ごせる幸せ。

整理が付かないまま積み上がっていった本と書類と資料を整理してみる。
いまさらながら執筆を中心に「こんなに仕事抱えていたのか」と気付く。
これはいくら頑張っても片付かないはずだ。なぜか安心する。

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思い起こせば去年の今頃は、いま自分のいるところよりかなり遠いところにいた。
よく「1年はあっという間」だと言うが、実感としても今年1年はやっぱり長かった。

しかし充実していた1年だった。
何もない年末年始、せめていい酒を買って帰ろう。

2006年12月29日 (金)

忙しい年末につまらない小ネタ。

デャ=DHA
ウェ=WE
ジィ=JYI

あたりまでは入力方法を知っていても、

ドゥ

までくるとどう打っていいのか分からず、カナ入力していた。

ゥ=XU

アイウエオの前にXをつけると小文字になる。
こんなことを今日初めて知った。

こんなことみんな知っているのだろうか?
知らないと恥ずかしいことなのだろうか?
それすらよく分からん。

2006年12月28日 (木)

あまりにも面白いので、ドリル読者からのメールをご紹介。
過去にMBOについての問題を出しました。

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■■問 題■■
MBO(Management by Objectives)って何?

1 マネジメントBYオレは聞いてない
2 マネジメントBYオマエのせいだ
3 マネジメントBYオブジェクティブズ
4 マネージャーはボケでオマヌケだ

■■解  答■■
正解:3(別解:4)
MBO(Management by Objectives;目標管理制度)とは、
目標を定めてその達成度を評価する評価制度のこと。
成果主義のもとで広がってきた。
多くの会社では4も正解。

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私の解答は3(または4)ですが、レックスホールディングの株主である読者から「1」も正解にしてください、というメール。

レックスは焼き肉チェーンの牛角やスーパーの成城石井などを傘下に持つ会社です。
突然、MBO(経営陣による自社株取得)による非公開化を発表しました。
TOB(株式公開買付け)の価格が低かったので株主さんは怒ってしまったんですね。
だから「マネジメントBYオレは聞いてない」も正解にして欲しいというお願い(?)。
・・・・・はい、もちろん1も正解です。

来年はいいことがありますように。牛角で焼き肉食べて元気出してください。

2006年12月27日 (水)

昨日は新宿紀伊國屋ホール、まりしろさんプロデュースの「笑いの交差点」。
今日も新宿明治安田生命ホール、落語家・講談師人気集団SWAの公演。
年末の忙しない日々や悪いニュースで忘れかけていた「間」の大切さを思いだす。

音のミュージシャンであれ、無音のパントマイムであれ、動きのない落語であれ、その人が「間」を作り出すことによって、観客はそれを受け止めることが出来る。
そのキャッチボールが何より快適。これ以上の心地よさはない。

私たちは「間」を失わせる凶器に囲まれて生きている。
・間をそぎ落とす「効率」重視のマネジメント
・間を無視して「言葉」だけをテロップにして押しつけるテレビ

人前で話すとき、一番注目を集めるのは大声より「沈黙」であることが多い。
本を書くとき、テンポを変えるのは内容より、たったひとつの接続詞であることが多い。

頭デッカチで余裕のないヤツのことを「間抜け」という。
彼女(彼氏)と沈黙を楽しめない状況を「間がもたない」という。

やっぱり「間」は大事である。忘れてないでおこう。
人生は金を稼ぐためにあるのではなく、仕事と遊びの、そして誰かと自分の「間」を楽しむためにある。
きっと、ほかの動物と違って「間」を楽しめる唯一の動物だから「人間」と呼ぶのです。
稼いでも偉くなっても、「間」を楽しめなくなったら動物と同じ。来年も気をつけたいです。

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来年、どんな講演・公演活動で行おうか、ワクワクと計画をしています。

自分で始める「田中塾」について、すでに企画中の「工場見学+会計講義」の他にも、何か新しいことをやろうといろんな人に意見を聞きました。
自分でやりたいことだけでなく、受講者のご希望も聞いてみようというわけで。

なんと一番リクエストが多かったのが「話し方の講義」でした。
「話し方教室?」オレが?? なんやねん、それ???
みんなに訊いてみると、それなりに事情はあるようです。

たしかに、なんで会社の会議が長いかって、その大きな理由が説明の下手さ。
30分以上の説明を聞いてみると、正味30秒で説明できる内容だったりします。
ニッポンのオヤジの話が長いのは絶対に「話し下手」のせいです。
上司部下の仕事に限らず、夫婦や親子の不和も「話し方」の問題かもしれません。

経営戦略、マーケティング、コーチング、どんな知識を学んでも、結局、それを伝えるのは言葉しかないのだから、話し方って大切です。
それにしては真面目に「間」を含むレベルで「話し方」を教えてくれるところって皆無ですね。
とても大事なことなのに。

・・・・・・・・・と、いうところまでは私にもわかりますが、だからって、じゃあ私が「話し方教室」の先生をやりましょう! というのは抵抗があるわけで。

実は私、大学時代まで人前で話すことができなかったんです。
最も苦手だった行為を教えるというシーンだけはどうしても想像できません。
自分で話すのはともかく、人に話し方を教えるというのは、ねえ。

だいたい話し方教室の先生って、アナウンサー辞めた年配のおじさんというイメージしかないし。
もちろん自分自身「話し方教室」に通ったことはなく、話し方の基本なんてひとつも知りません。
昨日立ち読みした「話し方入門」の「話し方原則」もまったく守っていなかったし(!)。

だからこのテーマだけは前向きに、というわけにはいきませんのでどうかお許しください。

2006年12月26日 (火)

人間ドックへ行ってきました。

今年は前半かなり心身を酷使したので年末に人間ドックを早めに予約していたのですが、もう全然元気なので意味がない(?)。
自分が場違いなところに居る気がしてしかたがない。

終わって「年末年始挟むので結果の送付が遅れるんですよ」と申し訳なさそうな受付の女性に、
「いつでもいいよ、どうせ悪いところないし」
と自信満々で答えてしまいました。

今回はすごく酷使した身体と心の「緩め方」がうまくいった。
自分の経験からも周りを見ても、激しく身体を壊すのって「ハードな仕事が終わった瞬間」なんですね。

ハードな仕事の最中に倒れたという例をほとんど見たことも聞いたこともありません。
終わった後のペースダウンこそが大切。
意外にも、急に緩めると身体に変調をきたすことが多いようです。

ダイエットも長い時間かけて太った身体は、長い時間かけて減らさないとダメらしいです。
(本にそう書いてあった)
同じく酷使した身体もゆっくりと時間かけて緩めたほうがいいんですね、きっと。

おそらくは人間の身体って自然治癒力が強いので、そのペースに任せておけばほっといても元気になるのしょう。
無理が一番ダメ。
最近、忙しいのは忙しいけど、幸いにもやりたい仕事をやりたいペースでできており、飲みたい時だけ無理せず飲んでいるのがいいみたい。
(意外にも酒の適量が少ないのに驚いた)

そんなわけで私はこの正月はあまり休まず、ちびちびやりながら新刊制作を継続することにしました。
自分の正月は2月くらい。寒い季節だから海外脱出も検討の余地あり。それを楽しみに。

2006年12月25日 (月)

今日のスポーツ新聞(いくつかの日刊紙も)はディープインパクト一色だった。
競馬マスコミはあまり過去を振り返らず、常に「次のレース」を報じる未来管理会計思考(?)が強いため、こうした取り扱いは本当に異例だ。

レースの結果は、赤と白と青の帽子の順。
フランス凱旋門賞で問題を起こしたディープの引退レースは、フランス国旗の色で決まった。
クリスマスなので赤と白までは読めたが、トリコロールの青までは読めずに撃沈。

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クリスマスの夜、ショーウインドにとても精巧に動くロボットを見つけた。
ここまで進歩したか・・・・と思ったらホンモノの人間だった。

クリスマス飾りは今日で終わり。明日からはお正月仕様へ。時の流れは早い。

2006年12月24日 (日)

クリスマスの週末を迎えたら、終業式を迎えたわが子が成績表を持ってきた。
「よくできた・できた・がんばろう」の3段階評価。
ある項目に「できた」に○を付けられたのが不満そう。

本人がそう思うならいいじゃないか、と「よくできた」に◎を書き加えてやった。
これに▲や△も加えれば多面的評価だ、と思っていたらわが子が怒り出した。

そんなくだらないことをしているうちに今年もあと数日。
クリスマスイブの日はディープインパクト引退レースの有馬記念。

2006年12月22日 (金)

打ち合わせに原稿に片付けに連絡に夜はクリスマスパーティー。
やってもやっても年末の仕事は片付かず、イライラは頂点へ。

そして、とうとう、その封印は解かれた。

いつか仕事が一段落付くまではと思って我慢していたwiiが開封される。

原稿が進まずヤケになった父親と、受験を控えても一向にやる気が起きない娘、2人揃って夜中にテレビの前でリモコンを振り回すの図。
テニスのダブルスでチームを組み苦労の勝利、久しぶりに親子の一体感(?)

そしてもうひとつ机の下に眠っているプレステ3の封印が解かれる日も近い。
嗚呼、原稿と受験の行方や如何に。

2006年12月21日 (木)

また今晩も忘年会・・・・というのはいいとして、そろそろ年末、頭が勝手に今年の総括モードに入り始めた。

今年学んだこと、その1「ルールよりマナーが大切」

そろそろ思考回路と生き方が固まり始める年齢、それに逆らって、あえてこれまでにない活動を、表立って派手にやろうと決めてから1年ちょっとが過ぎた。
これまで避けてきたブログやwebサイトを始めたり、敢えて派手な本を書いてみた。

なかでもこのブログやwebサイトを実名で始めることには、かなりの抵抗と恐怖があった。
先行組から、おかしな書き込みやトラックバックへの苦労をさんざん聞かされていたし、何より実名で自分の本心などをどこまで書いていいモノやら全然空気が読めなかったので。

この1年、かつての著書の中身を無断でwebサイトに盗用され、版元とともに「著作権違反」で警告を出したこと1回。
そして私のブログに掲載したオオタスセリさんの「ストーカーと呼ばないで」の歌詞についてJASRACから「著作権違反」で警告を受けたこと1回。

・・・・・時間が経てば何とも思っていない。

ルール上、著作権違反で警告を出したものの、いまにして思えばたぶん、その人は私の文章を気に入って盗んでくれたんだろう。
なんとなくそんな気がする。
もしその人がいつか目の前に現れて「すみませんでした」と言ってくれたとしたら、「こっちこそ大げさに警告なんて出してゴメンね~」と、すぐ友人になれると思う。
またJASRACに怒られたオオタさんの件も、私、全然反省してません。
だってオオタさん本人、きっと怒ってないし。

もちろんそれは社会の「ルール」として頭で理解はしています。
でも心ってルールだけで動いていないからね。

一方、少々腹立たしいのは引用のルールは守っていても「マナー」を守らない人たち。
残念ながらそういう人がいる。本当に少数だけど。
まさか本人が読むとは思っていないのでしょう。
安全な場所から勝手なことを書かれ、「この野郎~!」と思ったことがありました。
そういう輩に限って引用などのルールだけは守っているから始末に負えない。

すこしはデジタルの世界に慣れて、私なりにやっと空気が読めてきました。
デジタルもアナログも基本はまったく変わるところ無し。
「人の嫌がることをしてはいけない」
ということに尽きるのではないでしょうか?

デジタルでもアナログでも、人を不快にさせることはよくないです。
だから個人的な暴露ネタや勝手な誹謗中傷はやっぱり良くない。
デジタルで顔の見えない批判や反論であればなおのこと思いやりがないといけない。
誰かに決められたルールではなく、自分の心のなかのマナーとして、それをどこで判断するかがその人の「人間性」なのでしょう。

ルールが強調される世の中だからこそ、どんどん人としてのマナーが重要になってきた気がします。
来年はルールを守るより、マナーを守る生き方をしよう。

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この1年は自分が執筆で苦労したせいで、もう人の本の感想を簡単に言えなくなりました。
本を読んで、何よりそれを書いた人の苦労のプロセスを想像してしまうからです。

ブログもちがった意味で苦労がありました。
しかし不安とは裏腹に、このブログに書き込んでくれた多くの人、自分のブログに書いてくれた人、その人たちがみんな、マナーとシャレがわかる、気持ちのいい人たちだったことは本当にありがたかった。
この1年、感謝と共にすごく勉強になりました。なんでも勇気をもってやってみるものだ。
愛読者の皆さん、どうもありがとう!

2006年12月20日 (水)

もう12月も下旬。だんだん寒くなってきました。

銀座での食事は、人材採用・育成関係のお仕事をされているお二人と。
人材情報満載のブログ「Qたま!」はこちら → http://ameblo.jp/qtama/
来年は何か楽しい仕事を立ち上げましょうとご相談。

一晩一晩、街にクリスマスが近づいてくる。
こういう時期の食事って楽しいですね。
まだまだ連日、豪華な食事が続くこともあり、年末に人間ドックの予約を入れました(?)。

2006年12月19日 (火)

みんなの噂ではよく聞いていた青山のレストラン、カシータへ。
神田京子さん(講談師・岐阜県美濃市出身)、桑原滝弥さん(詩人・三重県四日市市出身)と一緒においしい会話と美味しい食事。
3人揃って、人生について深く討論しました(?)。

趣向をこらした演出や食事の締めくくり、自分の新刊と、出版のお祝いのプレートまで出てきたのには参りました。
なんで知ってんの!? ストーカー一歩手前の(?)おもてなしに感動。
で、私と本のモデル京子さんがサインしたこの本の行方はどうなるのでしょうか? すこし気になります。
12181

ちなみに今日の3人、来年2007年4月10日(火)新宿歌舞伎町ゴールデン街劇場にて、
「会計士×講談師×詩人 -ニノキン(二宮金次郎)祭り-」
で共演します。(士vs師vs詩というのがいいですね)

みんなが誤解している二宮金次郎をそれぞれの立場から表現しようという試み。
単なる「苦労の人」じゃない、「日本で最も数字に強い男」キンちゃんの実像に頭と心で迫る!
私にとってはアウェーの舞台ですが、彼らと対決してきます。

桑原さんと、夢は故郷の四日市講演!と、まとまった1日でした。

2006年12月18日 (月)

別にカゼを引いたわけでも、ノロウイルスにやられたわけでもなく、ここ数日グタッ~としていました。
のんびりするにはコンピューターの電源を入れず、携帯も触らないに限ります。

おかげで週末には話題のプリズン・ブレイクをすべて見ることができ(レンタル屋さんで借りるのが大変だった)、本もたくさん読め、仲間内で豪華な食事もできました。

さて、週明けの月曜日。
たくさんのメールに原稿の宿題に、たくさんの用事の山。
どこから手を付けていいのかサッパリ分からず、ボーッとしているだけ。
師走の空気に似合わない状況。

2006年12月14日 (木)

12月14日といえば忠臣蔵討ち入りの日。
天王洲アイルの銀河劇場まで、浪曲師国本武春さんの「忠臣蔵」を見に行く。
ほどよい大きさと快適な空間のホールで大爆笑。

でも真面目に、討ち入りして自害した47人のなかで、10代で亡くなった若人の心情や如何に、と考える。
今年の世相だからこそ、考えてみる。

もちろん大新聞やテレビが報じているように、自殺はよくない。そんなことは当たり前である。

しかし自害した10代の赤穂浪士は誇らしげな心持ちでこの世を去ったのではあるまいか。
命を絶つというその事実よりも、どんな気持ちで命を絶つのかという、その心情こそが幸・不幸を分けるのではあるまいか。
子どもたちを、敗北感と共に自殺させるような事態こそが一番の悲劇、だと思う。
その敗北感は生きている子どもたちにもつきまとっている。

勝ち負けをカタチにしたいから、いじめる側といじめられる側がハッキリと分かれる。
でも勝ち負けの基準に根拠がないから、いじめる側といじめられる側が常に入れ替わる。

そろそろ私たち大人が、彼らを救う「そうじゃない!」という価値観を示してあげねばと思う。
根拠のある「自信」の持ちかた。
もちろんそれは政治に頼るわけでもなく、学校や先生に頼るのでもなく、自分の力で。

2006年12月13日 (水)

目一杯の毎日が一息ついたので、来年の仕事を考えつつ「さあ行くぞ!」と気合いを入れる。

気合いを入れるや否や、いきなりブログにアクセス不能になる。

一体どうした? 気合いを入れすぎたのか??

私の知識では直しようもなく、スタッフにお願い。
数時間後に復旧。
お礼の連絡をしたところ「直していません」との回答。
どうして直ったのか、説明を聞いてもなんとなくよく分からない。

・・・・・きっとコンピューターの中の小人(こびと)が直してくれたのだろう。

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数日前、コンピューターの電源を入れたところ、モニターの色が青っぽい。
windowsの設定をいじったり、机の下にもぐって接続コードを確認すること1時間以上。

ぜんぜん直らない。

しまいにムカついて、拳を強く握り、コンピューターの上から思い切り一発食らわせた。

・・・・・直った。

きっとコンピューターの中の小人(こびと)が怯えて直してくれたのだろう。

2006年12月12日 (火)

昨日、あまりに疲れて、缶ビール1本しか飲まずに10時間も寝てしまった。

翌朝、起きてからず~~~~っと頭がボーッとして、気分が悪かった。

短時間の睡眠に慣れきったこの身体が10時間の睡眠を受けつけなかったようだ。
人間、慣れないことをするものではありませんね。

2006年12月11日 (月)

 先月、日経ビジネススクールで財務の専門家、石野氏と「会計力×財務力」
という共同講演を行った。
 そのとき石野氏が講義で「正しいリターン計算」の考え方について話しをした。

 その内容から。
 たとえばある日に10万円の馬券を買い(=投資)、50万円の配当(=リターン)があったとする。
 この場合、儲けは「50万-10万=40万」。
 投資効率は「40万(儲け)÷10万(投資総額)=400%」となる。

 理論的にはそうだとしても、アツくなった私を含む競馬場のオヤジはそう考えない。
 朝から競馬場に行って、10レースまで5万円損したとする。
 オヤジはメインの11レース、一気に挽回を狙い、さらに5万円を突っ込む。

 メインレース出走時間までの短い時間、彼の頭の中では、

 ・負ければトータル10万円の損 → ガックリうなだれて家路につく自分
 ・買って50万円の配当をゲット → 勝ち誇って街へ豪遊しにいく自分
  (注:オッズ10倍の馬券を購入したものと仮定)

 という2つの空想が駆けめぐる。

 で、レースの結果、馬券が当たったとしよう。
 彼は「10万円の損」でなく「50万円の勝利金」を手にするわけだ。

 この事態を競馬場のオヤジは皆、2つの自分を比べて、
 「60万円、儲かった」
  と思ってしまうのである。
 なぜか「60万の儲け」を基準にして人に大盤振る舞いをしたりする。
  負けては1人うなだれて帰り、勝ってはこんなふうに人に奢っているのだからカネが貯まるワケがない。

 いくらゴーン氏の元で財務の腕を磨いた石野っちでも、これらの行動を理論的に説明するのは不可能ではないだろうか。

 ・・・・・ふと考える。

 では、石野っちを競馬場に連れて行き、アツくさせてみたら何が起こるのか?
 この実験は来年にも試してみたい。

2006年12月10日 (日)

 一生懸命原稿に向かううち、気がついたら朝日杯の出走時間を過ぎていた。
 なんたること・・・・。

 で、買っていたはずの馬券は見事外れていた。
 この事態を「得した」と思えないのがギャンブラーの悲しい性(さが)。
 
 自分のなかに「投資とリターン」を会計的にとらえられないもう一人の自分がいる。

2006年12月 8日 (金)

これだけおかしな政治家と教師の話を聞かされると気分がメゲてくる。

きっといい政治家と立派な学校の先生もすこしは居るだろうに。
マスコミもそういう人を報道してくれないものか。

このままだと政治家と先生になりたい子どもがいなくなるぞ

2006年12月 6日 (水)

私は本の貸し借りをほとんどしない。会計書とビジネス書を除いて。
なぜかというと本に書き込みをしてしまうからだ。
自分の書き込みを人に見られるのは恥ずかしい。
だから会計書とビジネス書を除いて原則的に本は貸さない。よって借りない。

本棚でふと見つけた江崎玲於奈先生の「創造の風土」を読む。
大学時代に一生懸命読んだ単行本で、あちこちに若き自分が書き込んだ跡がある。
江崎先生の文章はインターネット登場以前、米ソの緊張時代といったところか。

当時、ニューヨークに住まわれていた江崎先生による日本と米国の比較。
「教育面を考えても、アメリカでは独立した個性、各自、判断力、創造力を備えることを強調されるが、わが国では小さいときから、他人への思いやり、素直な心、和、気くばりの大切さが教えられる。個性は抑えられ、グループ環境の中で役割を果たす人材が育てられるのである。」(「創造の風土」江崎玲於奈著、読売新聞社)

もし人間に英知や進歩というものがあるのなら、いま、すこしはマシになっていいはずだ。
しかし事態はどんどん悪くなっているとしか思えない。
個性を剥奪され、10代から優勝劣敗の競争に追いやられ、気配りを忘れつつある日本の子どもたち。
和と洋の悪いところのミックス。
しまいにはさりげなく「公」を強調する教育基本法の改正。嗚呼。

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なんとなく柔らかい本でも読みたくなった気分に、帰り道の本屋で目についたのが石原真理子の「ふぞろいな秘密たち」。
帰りの電車で読了。感想は・・・・。
とにかく読み終えました。

2006年12月 5日 (火)

12月の実質初日はトラブル続きで波乱の幕開け。
悶々とした気分を引きずりながら夜はアイルランド最大の輸出品U2のコンサート。
ライブを見て改めてU2のアルバム「The Joshua Tree」は最高だと思う。
とくに「I still haven't found what I'm looking for」は今でも酔っぱらって口ずさむメロディだし、歌詞もいい。

いいか悪いかは別にして、成功したかしていないかは別にして、U2はロックで社会を変えようとしている。

私は最近、できるだけビジネスから離れようとしている。
それはビジネスをもっともっと本質的に考えてみたいからだ。
そのなかに全身浸かってしまうと何も見えなくなってしまう。

福岡で工務店を経営する古澤秀和という社長がいる。
昨日夜の番組にも出ていたし、地元福岡でもいっちょまえに賞をもらったりテレビに取材されたりしているらしい。
ハウス119「ゆりかごの家」ホームページ → http://www.house119.co.jp/index.htm

彼は「ゆりかごの家」という長く住める木造住宅や、無公害住宅の研究、設計・施工などを手掛けている。
その「世のため人のため」という志はいいとして、お目付役の私からすると「ビジネス上の段取り」が悪くてたまらない。
表現不足と計算不足と交渉不足のオンパレード。
「この、ぶわっかも~ん!」と怒鳴ったこと数知れず。
これほど仕事上でストレスの溜まる人間もいない。

しかしふと考えてみる。

彼が段取りよく「社会貢献」をこなすようになったら?
経営計画の数値をテキパキとつくり、ビジネス界で如才なく振る舞うようになったら?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・ぜんぜん面白くない。

彼は銭勘定に疎いし、紙でも口でも表現が下手である。
でも彼の周りには不思議と仲間が多い。

「心は言葉になった瞬間、嘘になる」by 亀井勝一郎(かな?)
おそらく彼はハマちゃんのように「別のものをみている」のかもしれない。
いまの社会に何かを「心」で感じているのだろう。きっと。
口ベタな本人に代わって、テレビが報じてくれているなら嬉しいことだ。

古澤、きっと君の段取りの悪さからみて大儲けはできないであろう。
でも一人でも二人でも住宅で悩んでいる人を救い、喜ばせて欲しい。
君にこの言葉を贈ろう。「一隅を照らす、これ国の宝なり」(by 最澄)

方向オンチもビジネスオンチも別のものを見ている結果だとすればそれはよし。
オレも来年一年くらいはもうすこし調子に乗ってバカになってみようかな。

2006年12月 3日 (日)

読んで笑いを堪えきれなかった。この男はやっぱりただ者じゃない。
名古屋の不動産屋、ハマちゃんこと、濱ビル株式会社代表取締役、濱口茂樹である。

かなりの方向オンチな彼であるが、ここまでとは思わなかった
「右手にアパート見えて、2階で青年がタバコ吸ってるよ。そこ曲がるんだよ。」
って、あなた、そんなこと時間が経ってから相手に言っても。
ねえ、皆さん。
詳しくは本人のブログにて → http://viare.exblog.jp/4652843/
3歳までなら「ボクちゃん、よくわかったでちゅね」と褒められるが、30過ぎの大人が言うのはどうかと思うぞ。

私が名古屋に行った時も、彼がホテルまで迎えに行く、と言ってくれたところまではいいとして、・・・・・・・。
彼はやはりホテルにたどり着けない。結局、道に迷った本人から電話。

「先生、そのへんでタクシー拾って××方面に向かって。その途中、ボクが歩いているから、なんとか見つけて拾って。」
(全国の皆さん、これ、実話です)

その方向オンチがなぜ不動産屋なのか、これはかなりの謎である。

しかしふと、私の一番好きなギタリスト、ジェフベックも、
「オレ、楽譜ぜんぜん読めないし」と語っているのを思い出した。
読めないというのは、きっと五線譜の形態で普通の人と同じようには読めない、ということなんだろう、と思う。
そんなジェフだからローリング・ストーンズに誘われても簡単に断ってしまった。
「オレ、同じ曲やるの退屈だし」という理由で。

人と同じように思考し、分析するクセができると、その枠を超えられないというのも事実。
いまの日本のホワイトカラーの危うさはそこにある。
だから仕事はぜんぶコンピューターと中国とインドに持っていかれる。

もしかすると名古屋の方向オンチ野郎は、みんなと同じ街を歩きながら、異なる風景を見ているのかもしれない。
それが21世紀を生きる秘訣なのか。

・・・・・あれ? おかしい。変だ。笑いものにしてバカにするはずが褒める方向に行ってしまった。
なんだかすごく損した気分だ。

そういえば夜のテレビに、ハマちゃんと出会うキッカケになった福岡のお調子者が出ていた。
そいつをネタにするのはまた明日にしよう。

2006年12月 1日 (金)

かなり冷え込んできた12月初日。
夕刻、歩いて銀座のラジオNIKKEIさんのスタジオまで行き、マーケット・トレンドに生出演。
この仕事、何とも嬉しいことに、ビジネス方面でなく、落語系の知人からのご紹介。芸人気分(?)。
マーケット・トレンドの美人キャスター、小原さんのブログはこちら
→ http://blog.radionikkei.jp/trend/index.php?ID=648

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ここのところ最短でも1時間もらって話すことが多かったので、15分という時間が体内時計に合わず、生放送だとさらにつらい。
言いたいことが多くて時間が短いと、早口かつ力が強くなりすぎてしまいます。
かのJ.F.ケネディが「2時間話すのはとても楽だが2分話すのは本当につらい」と語った意味がよく分かる。

なんとか終わってスタジオを失礼し、田中塾「数字は見るな!特別セミナー」開催の渋谷へ。
週末で仕事が忙しく、また風邪で欠席の方も多いなか、大勢の方にご参加いただく。
(風邪の皆さま、どうぞお大事に)

12012

こちらは1時間少々の講義時間なので余裕あり。本を読んで参加してくれた方も多く、嬉しい限り。
初めて参加された方が、本を読んでから著者実物を目の前にして、どういう感想を持ったかは別にして(?)。

講演終了後は若者の街、渋谷の飲み屋さんで元・少年&少女が懇親会。
ネットやメールでは味わえない読者の皆さんとの交流、このアナログ感が私にはたまりません。
本の内容に共感していただいた方、同世代で苦労しつつも頑張っている方、その他、お話ししてみると、みんなみんな頑張っていて、そして何かを求めているんですね。

少しでもそんな皆さんと再び笑顔で会えるよう、私もやる気になりました。
かなり原稿のスピードが上がると思います。
皆さん、元気をありがとう!