長く長く続いたトンネルだったが、どうやら自分のなかに本当にひとつの区切りがついたらしい。今日は心もホッとして、頭の中にはビートルズの「In my life」が流れている。
自分でもハッキリと意識していなかったが、たぶん新しいことをやってみたかったのだろう。そう。誰かの力を借りずに、カネとか名誉でもなく。自分自身の力で「胸を張ってみたかった」のだ。
ここ数年、ずーっと悩んで過ごした。去年の11月にブログを作ってもらって書き始めた。すこし遅れてホームページも作った。メルマガも始めた。メルマガ創刊号は今年の1月1日。志の吉くんとの初共演も行った。それが今年の1月6日。その間に阪本啓一さんや松山真之助さんとの出会いがあった。
メルマガの創刊号、読者数は75人。
そして初共演、参加者は満員の観客とスタッフの人たち含めて90人くらい。
これまで本を何冊も出版してきた。全部合わせれば10万部を超えていると思う。
もちろん10万人を超える読者の皆さんにはとても感謝しているが、しかし今回の75人・90人は意味が全然ちがう。よく頑張ったよなあ、オレ。スタッフたち、そして75人と90人が笑顔で応援してくれたからなあ。
たとえ今後、この数が増えようと減っていこうと、自分の力でつくったこの数字を、感謝の気持ちとともに大切に覚えておきたいと思う。今後もそんな「小さくても誇れる」仕事をずっと続けていきたい。
世の中のすべてのことはたった一人からはじまる。そのことだけは絶対忘れないでおこう。
今日、パルコ劇場に志の輔師匠の落語を聴きに行った。
もう落語は腹一杯というところだが(?)、チケットをとったのが数ヶ月前だったので。
さすが志の吉くんが家の前を掃き掃除して、無視されても無視されても「弟子にしてください」と拝み続けた師匠、モノがちがうぜ。私が落語を好きになったのは、この「間」なんだよな。
落語には間(ま)がある。師匠は1ヶ月ぶっ通し、「間」だけでパルコ1万人の観客を圧倒する。われわれ日本人はこの「間」を理解できる力をもっている。おそらくこの「間」という概念は外人には理解できまい。
話し手と聞き手の「間」
夫婦間、親子間、上司・部下間の「間」
私たちの心とカネのあいだにある「間」
携帯やメールでは伝えきれない「間」
人々の心と心のつながりにある「間」
失われつつある「間」の文化だけは絶対に無くしてはいけない、と思う。
私の会計界では「国際化」というのがここ数年のテーマだった。
連結だのキャッシュフローだの、そして株主重視だの企業価値だの、いろんな国際化と称する情報が氾濫した。知らないことを誰かに教えてもらうことは恥じることではない。それは大事なことだと思う。
しかし頭を下げっぱなしはよくない。英語を勉強して、小難しい理屈を教えてもらうばかりが国際化じゃないはずだ。
おい外人ども、よく聞け。
おまえたちの国にも優れたものがいろいろあるらしいがな、こっちにはこっちのいいものがあるんだ。おまえたちにはわからないだろう。オレたちにはなあ、間があるんだ、間が。
ざまーみろ。知りたくても日本語が分からない? 当たり前じゃねーか、バーカ。ここは日本なんだ。知りたかったら日本語を勉強してからきやがれ! まあいいや。オレもがんばるからおまえたちもがんばれよ。じゃあな。」
・・・・・いま私はそんなふうに胸を張りたい気分です。
これが生まれて初めてたどりついた、胸を張って誇れる「国際化」ですぜ。
さあ、もうこれまではこれまで。
終わった終わった!
明日からは心機一転だあ。やることは山ほどあるぞー!
でも今晩だけは飲んどくぞー(?)