2016年5月24日 (火)

 本日の夕方からしばらく渡米します。出発前に連載やら企画書をすべて片付け、気分スッキリと旅立つはずでしたが、何も終わりませんでした。「帰ったらやります」とお詫びのメールを出しまくっています。関係者の皆さま、本当にすみません。

 今回、渡米の主目的はシカゴとデトロイトのプライシング講演です。昨年夏にプライシング本を出版以来、日本やアジアの各地にて関連の講演を行ってきましたが、今回のアメリカが最後です。

 「情報の豊かさは注意の貧困をつくる」とはバーナード・サイモンの言葉ですが、プライシングについては私自身、これを体験的に証明してしまいました。いろんなネタが増えるにつれ、むしろ混乱が生じています。
 商売人にとってプライシングの重要性はますます高まっているように思います。だからこそ今回の米国でいったん区切りを付け、また原点に戻って考え、整理するところからやり直そうと思います。

 ただ、プライシングに続く「新ネタ」の準備がすでに整いました。
 昨日、この手に見本が届いた新刊、今月末日5/31に発売です。
 20世紀をつくったPDCAよ、さらば。今年後半はOODAで攻めます。
 「無謀な計画と予算から現場を解き放て」どうぞご期待ください。
 それでは皆さん、しばらくさようなら。

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2016年5月20日 (金)

半地元ながら味わったことがない名古屋駅ホームのきしめん「住よし」、やっと来ることができました。

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 そのあとは名古屋の某社社長のお招きでプライシング講演。講演後、新入社員歓迎パーティーまでお邪魔させてもらいました。

 この会社は東証一部上場ながら社員が少なめ。初々しい新入社員を社員全員で歓迎している様子が、なぜか懐かしいです。

 きっと今日の緊張の時を共にした「同期」は、老人になっても今日のことを覚えていることでしょう。同期を持たない私にとって、今日の新人さんたちは本当にうらやましい。がんばれよ、君たち。

 かき揚げきしめんとパーティーでお腹も心も一杯、新幹線の帰り道。

2016年5月19日 (木)

 好況とは、たとえるなら「追い風が吹いている」環境です。そこでは、仕事も人生も、風に乗ってうまくいくことが多い。しかしその成功はあくまで「追い風参考記録」のようなもので、本人の実力に加えて「運」の要素が加わっていることが多いように思います。
 好況を生きてきた我々の世代は、自分の実力と運を見極めて「過信」しないように気をつけるべきであるし、また、若い世代には上手くいかないことを「自分のせいにしすぎない」よう、伝えてあげないといけません。

 批判を承知で書きますと、今の日本で最も「運が良い」生き方をしているのは、「大組織の正社員として働く男性」であろうと思います。
 とくに我々の50歳前後の世代は、てきとうに就職活動して会社に入ってしまえば、あとは自然に出世して給料が上がっていく「追い風」にありました。...
 それに引き替え、今の就活世代のかわいそうなことと言ったらありません。また、男性中心の職場において女性たちが不利な環境に置かれていることも事実だと思います。おそらく優秀な女性たちからすれば、「働かないのに給料の高いオッサン」はなんとも腹立たしい存在ではないかと。
 ・・・そんな仮説をもとに、昨日の女性孫子勉強会では、「逆風・不況時代のふるまい」についてお話ししました。

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 数年前、アジア進出する会社のお手伝いをしていた頃、現地の方と仕事する上で「相手の面子(メンツ)を潰さないこと」に留意するよう、アドバイスを受けました。
 これはかなり適確なアドバイスでした。某大陸系の皆さんを筆頭に、アジアの皆さんは「面子を潰される」ことについてかなり敏感であり、その面子のありかを常に観察しないとうまく仕事が進みません。

 しかしこれは別に相手がどこの国の人だろうが、男だろうが女だろうが、年寄りだろうが若かろうが変わらない話でありまして、「相手の面子をつぶさない」ことは人間関係においてとても重要なことです。

 さてここで、「働かないのに給料の高いオジさん」に不満を溜めている日本の優秀な女性たち。彼女たちに「あなたがたは、職場の男性(あるいは夫)の面子を潰すまでやりこめていませんか?」と訊いてみたのです。
 すると、出るわ、出るわ(笑)。やりすぎて会議を外されたり、グーパンチで殴られたり(なんと実話!)。

 孫子の兵法にいわく、「囲師(いし)には必ず闕(か)き、窮寇(きゅうこう)には迫ること勿(なか )れ」。敵を包囲したら必ず逃げ道を開け、窮地に追いこんだ敵に攻撃を仕掛けてはいけないという教えです。自らの理屈や正義感、あるいは自分の美意識を振りかざして、相手を追い詰めすぎてはいけません。
 私の経験上、日本女性は限界まで「おしとやかに我慢」する人が多いのですが、最後の最後、感情的に爆発したときの破壊力は世界でも随一です(?)。「もうちょっとうまくやりましょうよ」というわけで、非常に教訓にとんだ勉強会でした。
 私自身、かなり相手をやりこめてしまう性格なので、人生の後半戦、「窮寇には迫ることなかれ」は肝に銘じています。「相手の面子を潰すまで追い詰めないこと」、男も女も、老いも若きも、気をつけましょうね。

2016年5月17日 (火)

 何回か「不況の風景」について書いたところ、予想を上回る反応があり、「やっぱりな」という思いを強くしています。
 努力が報われにくい不況になると、自ら上に行く努力を放棄して、他人の成功をうらやむ人が増える。新しいことをやろうと一歩踏み出す人に対して冷水を浴びせる人が増える。
 また、自らの立場が強いと見るやいなや、傍若無人にふるまう「客」や、学校の先生に無理難題をふっかける「モンスター・ペアレント」はこれからも増え続けるでしょう。

 そうした「下に見る人」が多くなる世の中では、これまでの好況時とはちがった「資質」が求められるように思います。それはズバリ、「悪口や非難にめげない心」でありましょう。

 人は誰しも悪口を言われたくないし、言われれば傷つきます。ふだん偉そうに振る舞っている著者の多くも、アマゾンの書評で悪口を書かれれば腹が立つし、一生懸命に書いた内容にケチを付けられれば傷つきます。
 ただ、悪口を言われることは「動いた証拠」でもあるわけで、それにいちいち落ち込んでいては心がもたないし、悪口や非難をおそれるばかりでは、動けません。

 好況時には「動く=自らを高める努力」だけでよかったですが、これから不況が続くとすれば、それに加えて「叩かれることについてのタフさ」が必要になります。
 これからは「めげないつよさ」が必要です。それは固い枝のような「強さ」というより、しなやかで折れにくい柳のような「靱さ」。子どもたちにも「成功に向けた方法論」だけでなく、「失敗にめげない靱さ」を教えてあげるべきではないかと。失敗してもめげないこと、チャレンジそのものが貴重であることを教えること。それが人に対する優しさにつながるのではないかと思うのです。

 そのためにまずは自分が悪口に負けずに笑顔でいること。けっして客として偉そうにふるまわないこと。前向きにチャレンジしての失敗は歓迎すること。
 「手軽な成功」や「下に見る」ことを止めて、「靱い大人」を目指そうと思います。オレは動くぞ、という中年の誓いです(?)。

2016年5月16日 (月)

土曜日に行った久しぶりのBBQはいいとして、そのあと釣り堀でのボウズは親子ともども納得できません。

 「都会の魚は、性格が悪いんじゃないか?」
 「たぶん田舎の魚のほうが、性格が素直で良く釣れるぞ」

 というわけで、負けず嫌い親子は今日も片道4時間の田舎の高原まで出掛けて釣りしてきました。やっぱり田舎の魚のほうがサービス精神旺盛でよく釣れました。
 また最近のサービスエリアは、江戸時代みたいになっていることも知りました。
 暇人の生活には学びが多いです。

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