2016年9月24日 (土)

 現在、阪本さん、仲山がくちょと3人でビッグウェンズデー・ツアーを開催中、全国をまわっています。

 もともと「商売の波に乗れ!」とサブタイトルのついたこのツアーですが、本当に良い循環というか、波を感じています。

 がくちょの言葉を借りれば「浮く」こと、阪本さんの言葉を借りれば「因果を捨てる」こと、そして私が紹介したマズローによればDeficit(不足)を埋めるのではなくBeing=「あるがまま」であること。

 これらはすべて「力を抜く」ということではないかと思います。
 しかし、この「力を抜いて自然体」ほど、難しい作業はないのですよ。

 筋トレをやった人なら分かると思いますが、トレーナーから「肩の力を抜いてください」とアドバイスされても、戸惑うばかり。
 人間、「肩に力を入れろ」と言われれば、いくらでもできるのです。そうではなく「この部分の力を抜け」と言われるとできない。「目をしっかり開けて睡眠しなさい」と同じくらい難しい。

 商売で言えば、「意識してここを直す」のは簡単ですが、自らの「あるがまま」に商売を行い、かつ儲けるのは本当に難しいことなんですねえ。
 ただ明らかに、我々3人はその困難に向かい、それををやろうとしている。ほんと、毎回お互いの講演を聞きながら、無茶な3人だなと思います。でも良い友人です。
 そんなわけで、「こうすれば儲かる」という具体的アドバイスが皆無な会なのですが、そんな話をニコニコと聴いてくれる参加者がいて、そのあと彼らといろんな話をして「お互い頑張ろう」という気分になれる。ほんと、素晴らしいツアーです。

 今回の広島の翌日、いい気分で(2日酔いでしたが)阪本さんと打ち合わせして、そのあとのんびり、ぼんやりした頭で乗った新幹線で新しい企画が降ってきました。浮いてます、ビジネス瞑想状態です、絶好調です、私。

 波に乗るには、頭で考えすぎず、あるがままに浮くこと。
 そうすれば笑顔になって、良い仲間ができる。
 欠けているものを探してばかりでは、暗い顔になって運と縁と円が逃げる。
 
 さて、ビッグウェンズデー・ツアーは、あと大阪と福岡を残すのみ。名残惜しい。もっと続けたいです。
 来年もやりましょう、阪本さん、がくちょ!

2016年9月21日 (水)

田中靖浩×阪本啓一×仲山進也 ビッグウェンズデイツアー in 広島。
夜の懇親会特別編はビールマイスター重富による「瓶ビールによる3度注ぎ」。
本日の参加者が一番集中した瞬間。

0920

2016年9月17日 (土)

夏休み明け、最初の商売人育成CAT塾。2学期初日の先生気分を味わっています。
本日のお題は「努力とは何か?」から。みんな、早く来~い!

0917

2016年9月16日 (金)

 売上を増やすか、あるいはコストを減らせば儲けが増えます。このうち「コストを減らす」ことに各社必死になっているには理由があります。そちらのほうが「頑張って結果が出やすい」からです。
 「売上を増やす」のは難しいですが、コスト削減は自らの頑張りで可能、そして結果が明確に出ます。よって不況になるとコスト削減のほうが流行るわけですな。

 先日の経験から、プレゼンも同じことが言えるによう思います。自らの頑張りで結果が出やすいところに努力を集中させている。

 まず資料がキレイに作られている。あとプレゼンテーターの話し方、時間配分などはかなり努力のあとが見られる。それは認めます。
 しかし、生まれて初めて3社のプレゼンを聞いた私の感想として、彼らは「一番大切なこと」を見落としていました。売り込みに一生懸命になりすぎて、一番大切なことを忘れていたようです。

 彼らは、「客席の様子をよく観察すること」を怠っていました。

 似たようなプレゼンを聞かされる側は、1社目・2社目・3社目となると、かなり疲れてきます。ならば話す側は、自分がトップの1社目なのか、真ん中の2社目なのか、ラストの3社目なのかによって、話の内容・展開・重点を変えるべきだと思います。
 私ならぜったいに変えます。当日まで順番が分からないのなら、トップ・中間・ラスト、どこに当たっても大丈夫なよう、頭の中ですべての順番についてシミュレーションを済ませてから会場へ向かいます。
 どれだけシミュレーションしても、当日の天気、会場の人数、男女比年齢分布、音響などは、当日そこに行ってみないとわかりません。そこでまた「観察」を行って、話の内容や構成を調整します。
 どっかの誰かが書いていましたが、観察(Observe)からはじめて方向付け(Orient)を行い、決心(Decide)して実行(Act)するOODA、ウーダというやつです。

 「頑張って結果が出やすい」努力に集中しすぎる傾向、そこでの危険は「自己中心的に陥ってしまう」ことにあります。そんな自己中心的、悪いPDCA的なプレゼン・トレーニングでは「客席を観察する」ことが忘れられてしまいます。
 一番の主人公は客席です。芸人プレゼンではそこを忘れてはいけない。くれぐれも自己中心的にならぬこと、気をつけましょう(自戒を込めて)。

2016年9月15日 (木)

 生まれて初めて「プレゼン」を聞きました。マンション管理組合の理事をしている関係で、大規模修繕工事の業者を決めねばなりません。そこで候補3社の「プレゼン」を聞いた上で、我々が1社を選ぶということになった次第。

 「プレゼンを聞いて、その中から1社を選ぶ」
 私はこれまでそんなことをした経験がありません。すこしわくわく。

 定刻になりいよいよ開始。予想していたよりはるかに上手。資料も完ぺきだし、話もなめらか・・・・・と思ったのが1社目。
 そして2社目、3社目、資料もほぼ同じ、話し方もほとんど変わらない。なんでこんなに似ているのかと思うほど、何もかも同じ。
 プレゼンを聞いた結果、一番安いところに決めました。それしか選びようがなかったからです。

 おそらくこんなことがあらゆる業界、日本中で繰り返され、値下げ競争が止まらないのでしょうね。容易に想像ができます。

 それとともに、私が講演したあとに「先生、プレゼンうまいですね」と褒められる理由がよく分かりました。
 上手い下手じゃない、そもそも、プレゼンの「種類」がまったくちがうのです。

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 建設会社にとって、工事を取れるかどうかは死活問題です。それがプレゼンで決まるとなれば、話し方を徹底的に特訓して臨むのでしょう。

 ・余計なことは話さない
 ・時間通りに資料を説明する
 ・服装や髪型は清潔に保つ
 
 そのような「プレゼンのトレーニング」を重ねた結果、ロボットが話しているみたいなのです。おもしろいことなど一言も言わない。言えない。キレイな言葉ばかりで、ぜんぜん印象に残らない。話し手の人間性が見えない。
 そんなプレゼンを「売り込み系プレゼン」と呼びましょう。何かモノやサービスを売り込みたい、その崇高な目的のためにはプレゼンテーターの人間性など、かき消されてしまうのです。
 「売り込みプレゼン」しか知らない人から見たら、私は異常に映るにちがいありません。テーマと関係なく話をする、資料を無視する、持ち時間を守らない。言語道断タブーのオンパレード。

 ただ、私は、その場にいる人に「面白かった、楽しかった」と思ってもらえるよう、それについては自分なりに努力しているつもりです。
 たとえば会計の講座でも「よく分かりました」で終わらせたくない。終演後に「面白かったです」といってもらえるよう、その場、その時間を大切にしています。
 なぜなら「面白かった・楽しかった」と言われれば、こちらもまたやる気が出て、話す(あるいは書く)仕事が楽しくなるからです。
 お客さんを楽しませること・それによってこちらも楽しむこと。そんなプレゼンを「芸人系プレゼン」とでも名付けましょう。
 こっち側で仕事してこれてよかった・・・・しみじみそう思います。その生き方を見せてくれた芸人の友人知人に心から感謝してしまいました。

 これからおそらく大企業の売り込みプレゼンはますます激しさを増していくことでしょう。付き合ってられんわ。
 商売人諸君、話すにせよ、書くにせよ、「売り込みプレゼン」が上手になったらおしまいです。
 自分の言葉で話すこと、自らを表現すること、それを楽しむこと。そんな「芸人系プレゼン」に行かないと、まちがいなく値下げに巻き込まれるぞ、気を付けるんだ。